水上学の血統トレジャーハンティング


★土曜中山11R フェアリーS(G3) ◎本命馬 ホウオウカトリーヌ 4番人気 2着 レース10分前くらいから急激にオッズが下がってしまい、妙味がかなり薄れたのは残念だが、レース内容は完璧だった。最後も狭いところをよく割ってきた。ただ、コースは選ぶタイプであり、中山や福島以外ではかなり難しいのでは。

$お宝馬 サンタンデール 15番人気 6着 本命馬が2着に届いたのも嬉しかったが、この馬の好走にも熱くなった。期待通り逃げまくって、3着と0秒1差。単勝210倍だから大健闘だ。あと少しだった。

★日曜京都11R 日経新春杯(G2) ◎本命馬 ルックトゥワイス 5番人気 2着 前半のアイトーンの逃げは平均やや速めも、中盤過ぎて緩みかけたところでメイショウテッコンが外からマクリ一発、落ち着くところがなくなって、前が壊滅した。この流れを読んだのかたまたまだったのかは分からないが、前半いつになく後ろに位置したことがここで効いて、直線は上がり最速で伸びてくる。
惜しくも届かなかったが、ようやく完全本格化と見ていい。

$お宝馬 ケントオー 15番人気 7着 掲示板を外したのだから予想者としては喜んでいてはいけないのだが、最低人気同然の馬が、直線だけでジワジワ伸びてきた。3着馬とは0秒2差。あと少しで人気のムイトオブリガードを交わせる脚色だった。ただ最高に向いた舞台でも重賞ではもう厳しいのだろう。京都外回りのオープン特別なら、馬券になる可能性はまだある。

★月曜中山11R 京成杯(G3) ◎本命馬 ランフォザローゼス 2番人気 2着 2番手追走、道中勝ち馬と終始並走も、ずっと外を回らされた分、最後伸び切れなかった。ただ直線は一旦は並びかけようとしたし、馬がまだ幼いのか反応も鈍い。鞍上はもっと距離が欲しいと語ったそうだが、現状の感じだとまさにそんな感じ。
皐月賞でもいい競馬はするだろうが、ダービーが楽しみだ。

$お宝馬 ナイママ 8番人気 6着 今回はタメる感じで乗られ、直線の伸びに賭けたがダラッと回っただけになってしまった。前にいた馬がもっと速い脚を使えているあたりを見ると、どうやら成長力で早くもキツくなってきたのかもしれない。早熟の能力を、今後どう維持していくかが課題だろう。


【今週のポイント】
アメリカJCCに、珍しく前年のクラシックホースが駒を進めてきた。これは1999年のスペシャルウィーク以来20年ぶりのこととなる。ただ筆者が競馬に触れ始めた頃は、今回のフィエールマンのように菊花賞馬が古馬初戦にここを選ぶことは、むしろ定番のローテだった(タケホープ、グリーングラスetc)。

ただ、この厳寒期に20年ぶりに、それも無理な使い方を避けるのが身上のノーザンFが統括する馬が出てくるというのは、やはり気にはなる。報道では春の目標をドバイに置いているという話も出ており、それなら逆算してこの時期に一度叩いておくのは納得できる。フィエールマンがどの程度の仕上げで出てくるかは、1つの大きなポイントだ。いずれにせよここは、能力を適性が逆転する可能性は決して低くないだろう。

フィエールマンを倒す可能性のある馬が本命、そして断然のコース適性を誇る血統の馬をお宝馬として推挙したいと考えている。先週は2着続きだった本命馬だが、なんとか今回はアタマを取る馬を選びたいものだ。


【次回の狙い馬】

月曜・京都3R 10着 出遅れて、砂を被りまくって終わる。ただ、それよりもこの血統の馬にとって、1800mへの延長は完全に無理筋だった。ベストは1400m、あるいは1200mでも。また厩舎からも短距離でこそだろう。
次走外目の枠でダート短距離に戻せば、いきなり勝ち負けしていい。

日曜・京都6R 5着 新馬戦。スッとハナ、控えて下げての折り合いもピッタリついて2番手追走。直線はいったん先頭に立つかというシーンもあったが、そこから切れ負け&息切れしてしまう。
ただレースセンスがいい。大きく出世する感じはしないが、2つ3つ勝てる力はありそうな馬。京都コースの内に、芝での同距離前後なら上積みは大きそうだ。

※次回出走時については、レース当日の朝に配信されるメルマガにてお伝えしています。
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