「血統分析」に心血を注ぐこと数十年。東大卒の頭脳と豊富な経験によって完成した独自の理論から導いた自信の『本命馬』と、一発逆転の可能性を秘めた『お宝馬』を披露する。
直近の血統激走馬
- 4月21日 東京11R フローラS(G2)
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本命馬◎アドマイヤベル(2人気) 1着
土曜も日曜もヒット連発!
- 4月20日 福島11R 福島牝馬S(G3)
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本命馬◎コスタボニータ(1人気) 1着
勝ち切る1頭をガッチリ評価!
【関屋記念】夏を切り裂く末脚一閃
2019/8/6(火)
★土曜新潟11R 越後S ◎本命馬 アスタースウィング 2番人気7着 ゲートで暴れ、潜り込んだところがスタートというアクシデントが全て。力を出せずに終わってしまった。残念。
$お宝馬 ワンダーアマービレ 4番人気5着 大外からよく脚を使っている。ただ人気になってしまったのが誤算。人気を読めない時点で当方の失敗。
★日曜小倉11R 小倉記念(G3) ◎本命馬&お宝馬 レトロロック 7番人気8着 スタートは良かったのだが、距離を心配したのか、位置取りを下げてしまった。さらにインの狭いところに入ってしまい、自在に動けるようになったのはゴール直前。確かに勝ち馬は別格の強さであり、まともでも勝てなかったとは思うが、馬券圏という意味では残念な結果に終わった。
【今週のポイント】
猛暑は続く。暑さのイメージが年間で最も強い重賞、関屋記念が今週日曜、新潟のメインだ。
日本一長い新潟外回りの直線を使っての切れ味・・・がイメージながら、過去は騎手が直線を意識しすぎるのか、前残りが意外なほど多い。ただ今年は、例年以上に外回りの差し込みが決まっている印象。今年は去年のように、末脚自慢の馬が連対を占める予感がするのだが・・・。
ポイントは近5年連続して連対馬を出している中京記念からの臨戦。そこでの着順は問われないのが悩ましいが、選ぶポイントは血統からは明確。いずれにせよ混戦、馬券的にはとても面白そうな一戦だ。
【次回の狙い馬】
日曜 小倉8R 8着 スタートで躓き、やや強引に前へ。好位を追走していたが、3角で勝ち馬タガノエルフにマクられると、前半の無理が祟ってか苦しくなった。勝ち馬が強すぎたが、3着馬とは0秒7差。初ダートを踏まえればまずまずだろう。まともにスタートが出来て、脚をタメながらの先行なら掲示板はあったと思う。ダートへの慣れも見込める次走は、スタートがまともなら面白いところ。
日曜 小倉12R 5着 今回初のダート1000m戦。少しずつ位置を上げて流れには乗っていたが、直線は内で伸びあぐねてしまった。体重こそマイナス4キロだったが、反応が鈍く、やはり休み明けが響いたのかもしれない。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。