水上学の血統トレジャーハンティング


【今週のポイント】
百花繚乱。今年の桜花賞は近年にない目移りするメンバー、それもハイレベルでの混戦だ。個人的には、古い話で恐縮だがイソノルーブル、シスタートウショウ、ノーザンドライバー、ミルフォードスルーと役者が揃った1991年を思い出す(分かる方だけ頷いて頂ければ)。いやそれ以上か。

前走でミソを付けてしまったものの、能力の絶対値は証明済みのレシステンシア、リアアメリア。堅実無比のマルターズディオサ、クラヴァシュドール。地味ながらスピードの持続力が高次元のミヤマザクラ、牡馬を重賞で軽くあしらってきたサンクテュエール、そして2戦とはいえ無敗の大器デアリングタクト。どれが勝っても不思議ない。それだけに、緊急事態宣言下であっても、何とか開催だけは死守してほしいのだが…(4月7日朝現在)。

2011年からはディープ産駒が4連勝したものの、15年以降は、去年のグランアレグリアだけが勝ち切っており、意外とディープ産駒は勝てていない。またチューリップ賞勝ち馬が連勝できない傾向が強い(近10年の例外はハープスターのみ)。意外とジンクスめいた要素も多く、とても難解だ。思い切って有力馬を連対候補から2,3頭切り捨てないといけないかもしれない。

血統トレジャーハンティングをぜひともご覧頂きたいが、その前に、開催が無事行われることを祈るしかない。予想に集中しきれない現況がなんとも恨めしい……。

★土曜中山11R ダービー卿チャレンジT(G3) ◎本命馬 ストーミーシー 3番人気7着 前走同様積極的に先行。ただし今回はハイペースで飛ばすナインテイルズを追いかけてしまった。早々にナインがバテたことで、4角手前で押し出されるようにハナへ。そこから直線で突き放しかけたところまでは強かったが、さすがに坂で止まってしまった。若い鞍上がやや焦ったようにも見えたが、2着馬と0秒2差なら馬は負けてなお強しの内容。これは仕方ない。

$お宝馬 ボンセルヴィーソ 13番人気2着 久々にお宝馬らしい人気薄の激走。流れに乗った右回りマイルでのこの馬のしぶとさは侮れない。今後も忘れられた頃に一発あるタイプ。

★日曜阪神11R 大阪杯(G1) ◎本命馬 ラッキーライラック 2番人気1着 インのポケットに入り、脚をタメ、直線は内で塞がりかけたところを割って伸びた。牡馬をねじ伏せる実に強い競馬。同い年の女王アーモンドアイとの再戦が見たいと思ったのは、私だけではないだろう。

$お宝馬 レッドジェニアル 12番人気8着 スタートはなんとか出た。先行しかけたがそのあとは下げてタメる競馬。しかし直線は流れ込んだだけに終わってしまった。能力の足らなさをカバーする適性はなかった。

【次回の狙い馬】
日曜 阪神3R 3着 今回はソエ明け。2,3番手追走から、早めに手が動いたものの、最後まで何とか踏ん張って3着確保。ただ、走りっぷりは迫力に欠け、おそらく芝の方が持ち味が活きそう。血統からもそう考える。ソエが完全に固まったら芝に使ってほしい。そうなれば初戦から。もしダート継続でも、能力でこなせるので上位候補。

日曜 中山6R 4着 勝ったダンシングプリンスが強すぎたが、ちぎられた後続にも覚えておきたい馬がチラホラ。その中でもこの馬。テンが速くなったことで位置取りが後ろになったが、直線はよく伸びていた。中山ダート1200mはやや忙しい印象で、次走東京のダート1300,1400mなら持ち味が出そう。

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