水上学の血統トレジャーハンティング


【今週のポイント】
夏競馬唯一のG2札幌記念だが、今年はちょっと顔ぶれが薄め。こうなると、1年以内にG1を2つ(通算では3つ)制しているラッキーライラックの存在が際立ってくる。宝塚記念で中距離路線女王の座をクロノジェネシスに明け渡した格好となったが、道中は外傷も負っていて割り引く必要はない。秋の復権に向けて、ここは負けられない一戦だ。1番人気8連敗中といっても、さすがに……という気はする。

むしろ、相手探しを捻りたいところだ。もちろんダービー馬マカヒキ、マイルCS馬ペルシアンナイトはいるのだが、色あせた感は正直否めない。去年のヴィクトリアマイル馬ノームコアにしても、この距離には不安が残る。復活の狼煙を揚げたアドマイヤジャスタか、あるいはその下の格の馬の浮上はあるのか、このあたりが焦点となりそうだ、いずれにせよ、絞って取るべきレースである。

★土曜新潟11R 上越ステークス ◎本命馬 シスル 4番人気13着 スタートしてから強い追い風を背に受けて先行。直線では後続の脚を止めてくれるために前にいた方が有利となる強い向かい風となり、本来は粘れたはずなのに、この馬だけは3角過ぎから苦しくなり直線ずるずる下がってしまった。周りにいた馬がみな残って上位に入っており、ちょっと分からない。夏場は過去1走しかしておらず、そこでやはり凡走に終わっており、もしかしたらこの季節がダメなのかもしれない。

$お宝馬 アルーアキャロル 10番人気12着 終始後方から全く見せ場なし。この日のダートは、気象条件と馬場的に追い込むのは至難の業で、位置取りも合わなかった。

★日曜新潟11R 小倉記念(G3) ◎本命馬 ランブリングアレー 1番人気6着 これは勝負の綾になってしまうが、3角で先頭に並びかけようかというところで外からロードクエストの早仕掛けに絡まれ、引けない展開になってしまった。直線競り潰されながらもよく粘ってはいたが、さすがに展開が厳しすぎた。普通の展開ならどうなっていたか……。

$お宝馬 アールスター 10番人気1着 こちらは終始先行馬群の後ろのインをキープ、ロードクエストが動いた時も我関せずでインが空くのを待った。前が空いたところで一気の切れ。平坦馬場も高速馬場もドンピシャでハマった感じ。長岡騎手の手綱も冴え、格上挑戦ながら快勝だった。

【次回の狙い馬】
日曜 小倉9R 3着 デビュー戦快勝後、今回は休みを挟んでの2戦目昇級戦。しかも逃げ切りのデビュー戦と異なり、内の中団で揉まれ続ける苦しい展開を、直線苦しみながらも捌いて3着まで押し上げてきた。スムーズなら2着はあった。このキャリアでこの競馬、かなり強い。続戦なら次はあっさりも。

土曜 新潟6R 4着 新馬戦。スタートは出負けし、流れも速かったので手応え十分のまま待機策。しかし直線は再三前が詰まり、空いてから猛然と伸びてきての4着。まともなら勝ち負けの勢いだった。次走、同距離でも、あるいは折り合うタイプのようなのでマイルでもやれるはず。

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