- 5月4日 京都11R 京都新聞杯(G2)
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お宝馬$ジューンテイク(8人気) 1着
これぞ血統ハンティング!
- 4月27日 東京11R 青葉賞(G2)
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本命馬◎ショウナンラプンタ(7人気) 2着
人気薄を自信の本命推奨!
落胆から希望へ
2010/11/14(日)
落胆から希望へ
2010/11/14
【京都11R エリザベス女王杯(GⅠ) 芝2200m】
注目馬 ⑫アニメイトバイオ(牝3、美浦・牧厩舎、後藤浩騎手)
本当はプロヴィナージュで鉄板だと信じていたのだ。しかしまさかの出走取り消し。取らぬ狸の何とやらではないが、的中を確信していただけに茫然自失。
しかし下を向いている暇はない。現実を見据えて戦うしかないのだ。対抗予定だったメイショウベルーガを引き上げることも考えたが、それでは芸がない。ひとひねりして⑫アニメイトバイオから行く。
とにかく今年の有力馬には、プロヴィナージュ含めてデピュティミニスターの血を父か母父に持つ馬が多い(他にメイショウベルーガ、アパパネ、アニメイトバイオ、レジネッタ)。おそらくこの中のどれかが馬券になることは確実。主力にこれだけ1つの血が偏ると、その系統に向いたレースになるものなのだ。
ただ、プロヴィナージュが早めに動いて最後が力勝負になると踏んだので、フレンチデピュティ直仔向きになると思っていたのだが、プロヴィナージュ不在では少し瞬発力寄りになるとみて、サンデーの血が強調されるシーンを想定する。ならばゼンノロブロイ産駒で母父フレンチデピュティのアニメイトバイオ浮上と見たわけだ。
しかも女王杯は、秋華賞負け組がリベンジするケースの多い舞台でもある。この傾向も心強い。後藤騎手よ、土曜のロードバリオスでの失望を歓喜でお返ししてくれ。
相手には当然⑨メイショウベルーガ。そして⑤アパパネは頭無しの馬券を買う。大穴は京都記念が見逃せない②セラフィックロンプ。前走はゲート内でケガをしてレースを投げてしまった⑦サンテミリオンの大復活。そしてハマれば怖い⑭アースシンボルと、押さえで海外馬2頭、⑥スノーフェアリーに⑯アーヴェイ、さらに①コロンバスサークル。おお、プロヴィナージュがいなくてもなんだかワクワクしてくるではないか!?
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。