- 4月21日 東京11R フローラS(G2)
-
本命馬◎アドマイヤベル(2人気) 1着
土曜も日曜もヒット連発!
- 4月20日 福島11R 福島牝馬S(G3)
-
本命馬◎コスタボニータ(1人気) 1着
勝ち切る1頭をガッチリ評価!
ここが試金石
2011/2/12(土)
ここが試金石
2011/2/12
【東京11R クイーンC(GⅢ) 芝1600m】
注目馬 ④マイネイサベル(牝3、美浦・水野厩舎、松岡騎手)
土曜の東京は、どうやら雪が早めに上がりそうで、何とか開催できそうだ。ただ差し有利かどうか、あるいは馬場のどこが伸びるかは、当日にならないと分からない。ここでは、馬場の伸びどころは外目も伸びつつあった先週までの状況に準拠する。また馬場状態は、稍重程度を見込む。
基本的に重賞のある場合は、重賞を取り上げるのがこのコーナーの方針ということなので、ここではクイーンCを取り上げる。
馬場云々抜きにして、東京でやるならダンスファンタジアは優位だろう。道悪も血統的には不安なし。だが2番人気濃厚のホエールキャプチャは、東京の長い直線が向いているとは思えない。崩すなら、右回りの2走の着外がブラインドになりそうな④マイネイサベルをキモの馬として指名する。
父テレグノシスはトニービン産駒で、自身も東京を得意とした馬。なにせ当該コースのGⅠ、NHKマイルCの覇者である。そして叔父はメガスターダムで、ニホンピロウイナー産駒で菊花賞では人気を下げていたが、在来牝系に加えチャイナロックの強いクロスを持つので長距離望むところ・・・と個人的に穴指名し、3着に激走、溜飲を下げてくれた思い出の馬だ。
父がマイラーで、母方にこうしたスタミナの血が入ると、東京のマイルでは安定して走れる。右回りの2走ではもたついて不利を受けており、サウスポーと決めつけていい。あとは単純に能力。試金石の今回が狙い時だ。
①ダンスとの馬連、オッズ次第でワイドや複勝が勝負馬券だが、あとは⑪フレンチカクタス、⑩デルマドゥルガー、穴で⑧ニシノステディーと⑤カトルズリップス、③ラテアート。
3連単の3着穴で、高配当を狙いたいレースとみた。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。