「血統分析」に心血を注ぐこと数十年。東大卒の頭脳と豊富な経験によって完成した独自の理論から導いた自信の『本命馬』と、一発逆転の可能性を秘めた『お宝馬』を披露する。
直近の血統激走馬
- 4月27日 東京11R 青葉賞(G2)
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本命馬◎ショウナンラプンタ(7人気) 2着
人気薄を自信の本命推奨!
- 4月21日 東京11R フローラS(G2)
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本命馬◎アドマイヤベル(2人気) 1着
土日の重賞ダブルで制覇!
1年前の忘れもの
2015/4/4(土)
日曜中山11R ダービー卿CT(G3)(芝1800m)
◎$本命馬&お宝馬 |
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④インパルスヒーロー (牡5、美浦・国枝厩舎、田中勝騎手) |
先週から中山の芝の時計の出方が速くなった。今日土曜もBコース替わりで一層速い。雨の予報は出ているが、それほどの雨量ではないようだ。もちろん土曜ほどの時計は出ないだろうが、軽い芝には間違いない。
そういう芝では、距離適性がやや短い方へ振れることがよくある。つまりマイルなら、1400m以下でも対応できる血統組成ということだ。ズバリ、面白いのは④インパルスヒーローだ。
クロフネ産駒の芝の活躍馬には、カレンチャンやスリープレスナイト、フサイチリシャールなど、短距離馬が多く、高速決着にも強い傾向がある。かつ器用で、直線に坂のある中山、阪神に強い。
近親にアンバーシャダイ、サクラバクシンオーという名門牝系で、パワーの裏打ちもある。父からスピード、母方からパワーで、これが速い時計に強い所以だろう。
去年のこのレースでは、肝心の所で詰まってしまったが上がり最速、小差の6着。まともならあるいは…といった内容だった。今年こそ雪辱を期待したい。
連対候補は、⑬ブレイズアトレイル、⑥コスモソーンパーク、③シャイニープリンス、②マイネルメリエンダ。あとはヒモで⑨クラリティシチー、⑩モーリス、⑪ウインマーレライ。
プロフィール
水上 学 - Manabu Mizukami
1963年生まれ、東京大学卒業。 初めてレースを目にすることになった1971年の日本ダービーをキッカケに、競馬にノメリ込む。70年代後半から血統に興味を持ち、手製の血統表を作成。以後、試行錯誤を重ねつつ現在に至る。必然と偶然が折り重なる「血統」に魅了され、膨大なサンプルを解析。血統傾向を絶対評価と相対評価に体系化することで、より実践的な予想理論に昇華させている。多角的な観点から競馬を検証する鋭い分析力は、ファンのみならず関係者からも支持を受けており、現代競馬を語る上で欠くことのできない最重要人物である。ラジオ日本「競馬実況中継」メイン解説、雑誌「競馬の天才」など多媒体で活躍中。