プロ野球のキャンプイン・2月1日まで、あと10日ほどに迫っている。つい最近ペナントレースが終わったばかりという気がしているが、キャンプに入ってしまえばあっという間にペナントレース開幕である。

昨年最下位だった阪神タイガースは巻き返しに燃えるが、楽しみなルーキーがいる。ドラフト4位で指名された斎藤友貴哉投手だ。150キロを超えるストレートと強気なピッチングが魅力な彼は山形県東根市出身。筆者はその隣の隣、山形市出身で、隣の隣町出身。彼は山形中央高校出身だが、筆者にとっては叔母の母校である。何とも縁を感じ、自然と応援したくなる存在だ。

阪神には同じく山形中央高校出身の横山雄哉投手も在籍している。隣町出身の彼は昨シーズンをケガで棒に振ってしまっているだけに、斎藤投手共々、今年の活躍を期待している。


日曜は中山でアメリカジョッキークラブC(G2)が行われる。予想動画「うま馬データMOVIE」で攻略ポイントと注目馬を紹介しているので、ぜひこちらもチェックしてほしい。

◆AJCCの予想動画は⇒


動画の中でアメリカジョッキークラブCは持続力が必要と述べているように、中山2200mは次々とコーナーが来ることで流れが緩みにくく、長く脚を使う能力が求められる。今年は前走の菊花賞でスローペースに落としたことで失敗した感のあるジェネラーレウーノ、スローペースを嫌うミライヘノツバサ、ある程度行きたいステイインシアトルがいるだけに、極端なスローペースになることはないだろう。例年通り持続力が求められる想定で良さそうだ。

2014年の馬場改修後、AJCCは4度全てロベルトの血を持つ馬が3着以内に食い込んでいる。同じく成績を向上させたのがステイゴールドの血だ。16年3着ショウナンバッハ、17年3着ミライヘノツバサ、18年3着マイネルミラノと毎年好走馬を送り出している。10年前のこのレースでドリームジャーニーが1番人気で8着に大敗したのだが、12月から数えて中山開催7、8週目にあたるアメリカJCCは馬場が荒れやすく、小柄なステイゴールド産駒とは相性が良くなかったことを考えれば、馬場改修の影響がプラスに出ていると判断できる。

今年ステイゴールドの血を持っている馬は4頭。その中から◎ショウナンバッハをチョイス。今年で4年連続の参戦となるが、最初に挑戦した16年3着以来、8着、6着と結果が出ていない。ただし8着の際はスランプ時で、6着時はペースが緩かった。調教パターンを変えて以降完全に復活し、昨年秋以降は京都内回りのアンドロメダS以外大崩れしていない。

動画で紹介したようにこのレースへの適性はありそうなメートルダールも重視。フィエールマンは例年のアメリカJCCよりは馬場が合いそうなものの、開催後半の持続力勝負への適性に疑問があり、加えて中間熱発していることを考えると、少々評価を下げざるを得ない。

AJCCの予想印はコチラ⇒


中京11R・東海Sは、中京に再移設されて今年で7年目を迎える。過去6回中、5回で3着以内に食い込んでいる血統がある。キングマンボの血統だ。冬場のダートは時計が掛かり、パワーも必要となることから、キングマンボのパワーが活きる場合が多い。

今年キングマンボの血を持つ馬は2頭。チュウワウィザードと◎グレンツェントだ。ここ最近は好成績を挙げていないが、2、3、4走前はG1。前走の武蔵野Sは故障明けで9ヶ月半の休み明け、加えて1分34秒台の決着。東京ダートマイルの持ち時計が1分36秒台のこの馬にはさすがに条件が厳しかった。2年前に勝利した条件に距離延長は大歓迎と言えるだろう。追わせるジョッキーと手が合う馬のため、テン乗りとなるF.ミナリク騎手も悪くなさそうだ。

同じくキングマンボ持ちのチュウワウィザードの他では、このレースと相性のいいアグネスデジタル産駒のアスカノロマン、外枠得意のコスモカナディアンあたりに要警戒。5連勝で注目を集めるインティは力上位も、体型、そして手前の問題から左回り替わりが不安。確かに3走前に中京で楽勝しているが、相手関係に恵まれた部分もある。中間も万全ではなく、今回は評価を下げて考えたい。

東海Sの予想印はコチラ⇒



京都11R・石清水Sが行われる京都芝は月曜ほど時計が掛からず、上がり3F33、34秒台の速い上がりが出る馬場に変貌した。中間雨も降っていないにも関わらず、中4日でどうすればこうも馬場が変わるのかは謎だが、決め手のある馬が再度有利になりつつある。但し、3着以内馬の血統を見ると、父ハービンジャーや父マンハッタンカフェ、母父ダンスインザダーク、母父モンズンなど、相変わらず重めの血統がよく来ている。

レインボーフラッグは父がダービー馬ジャングルポケット、母父が菊花賞馬ダンスインザダーク、母母父が凱旋門賞馬レインボウクエストと非常に重い配合ながら、これまでのキャリア25戦中19戦で、上がり3Fメンバー中3位以内の鋭い末脚を駆使している。重い血統を持ちながら決め手のある馬という馬場テーマに合っている存在だろう。

ネックとしては、脚の使いどころが非常に難しいという点。トップスピードを持続させられない馬で、鋭い決め手を持つ割に直線の長い東京芝がそう得意ではない。今回は京都外回りも、出走メンバーに先行馬が手薄。一番速いボンセルヴィーソは大外で、2番手以降はそこまで速いペースとならないだろう。馬群が固まり、直線でヨーイドンの末脚比べになるのではないか。明日日曜の京都芝は先週の傾向通りなら土曜より差しが決まるはず。一塊の馬群から一瞬の脚を比べる展開になれば、この馬にもチャンスはあるのではないか。


平場からは他に2R挙げたい。

京都10R・舞鶴Sは◎エジステンツァ。昨年夏の休養で馬が変わり、以前と違って集中力が最後まで持続するようになった。元々素材は良く気持ち次第の馬だっただけに昇級は何ら問題ないタイプなのだが、前走はスタートしてから鞍上のマーフィー騎手が積極的に仕掛け、ポジションを取りに行く競馬。以前から急かさない競馬を続けていただけに、まるで違う形の競馬になってしまった。9着も仕方ないところだろう。

再度内枠を引いた今回はさすがに脚を溜める競馬を試してくるであろうし、何より隣に1番人気濃厚のタイキフェルヴールがいる点がプラス。タイキを見る形でじっくり運べば、巻き返しの可能性は十分ある。


京都4R・3歳500万の予想は
競馬ラボメルマガ限定で公開!
レース当日朝の配信をお見逃しなく!

登録メールアドレスやメルマガ受信設定の確認はコチラから