香港チャンピオンズデー

  • クイーンエリザベス2世カップ(芝2000m、4月30日 日本時間17時40分発走)

    シャティン競馬場
    クイーンエリザベス2世カップ出走馬
    (左から馬番、ゲート番、馬名、騎手)
    ①4 ロマンチックウォリアー J.マクドナルド
    ②1 ドバイオナー T.マーカンド
    ③7 ダノンザキッド C.ホー
    ④6 トゥールビヨンダイヤモンド A.バデル
    ⑤5 マネーキャッチャー S.デソウサ
    ⑥3 プログノーシス Z.パートン
    ⑦2 ジェラルディーナ C.デムーロ
    ※勝馬投票券は馬番で発売

    JAPAN日本馬の評価

    ジェラルディーナ
    大阪杯は6着だったものの、最内枠スタートから他馬に前に入られる苦しい展開で、後ろからの競馬となって最後は間に合わず、という内容。7頭立てでスムーズな競馬ができる可能性が高い今回は前進可能と見ており、叩き2走目の今回は反応面も良化してきそうだ。

    ダノンザキッド
    昨年の香港カップでロマンチックウォリアーの2着に入ったように、シャティン適性が高い1頭。スタートを失敗しながら差しており、ゲートを互角に切れていたらロマンチックウォリアーとの着差はもう少し詰まっていたはず。ゲート難を克服できれば上位進出も可能だろう。

    プログノーシス
    能力面はG1級とも思える馬で、初G1参戦ながら決して見劣らない1頭。じっくり間隔を取りながら使っていた馬だけに、金鯱賞からそこまで間隔がない中で海外への輸送が入る今回は、調整面の難しさが出てくるのではないか。素質は評価しても△評価としたい。

    JAPAN外国馬の評価

    ドバイオナー
    英チャンピオンS2着などの実績がある馬で、ここ2戦はオーストラリアで走っている。前走クイーンエリザベスSは直線豪快に伸びて圧勝したように、近走の充実ぶりが著しい。

    香港は21年香港カップでラヴズオンリーユーの4着となって以来の参戦となるが、当時は馬群の狭い所に入って、窮屈になるシーンがあった。強引に捌いて4着まで差してきた内容から、スムーズな競馬ができればここでも最上位の存在と言えそうだ。

    ロマンチックウォリアー
    昨年の香港カップでダノンザキッド相手に4馬身半差をつける圧勝劇を見せた香港のエース。ここ2走2着とはいえ、相手は現在の香港で最強格のゴールデンシックスティだけに決して評価は下がらない。安定感ある脚質だけに大崩れは考えにくい。

  • チェアマンズスプリントプライズ(芝1200m、4月30日 日本時間15時50分発走)

    シャティン競馬場
    チェアマンズスプリントプライズ出走馬
    (左から馬番、ゲート番、馬名、騎手)
    ①6 ラッキースワイネス Z.パートン
    ②2 ウェリントン A.バデル
    ③1 サイトサクセス J.マクドナルド
    ④4 クーリエワンダー H.ボウマン
    ⑤5 デュークワイ C.チャウ
    ⑥3 フレーミングリブ T.マーカンド
    ⑦8 アグリ C.デムーロ
    ⑧7 マスターエイト J.モレイラ
    ※勝馬投票券は馬番で発売

    JAPAN日本馬の評価

    アグリ
    2走前の阪急杯を勝って重賞初制覇を果たした、伸び盛りの4歳馬。前走高松宮記念は道悪競馬に対応できず7着だった。1200mでも乾いた良馬場なら前進はありそう。若干1400mのほうが良さそうな部分も感じるだけに、1200mで相手が揃う今回は力関係が鍵になりそうだ。

    JAPAN外国馬の評価

    サイトサクセス
    前走はドバイ・アルクオツスプリントで2番手から4着だった。昨年の香港スプリントで3コーナーから先頭に立つと、外からメイケイエールに絡まれながらもしぶとく粘り、残り100m手前まで先頭に立っていた。

    ウェリントンには差し切られてしまったものの、当時より展開面で楽な状況となりそうなだけに今回狙ってみたい。

    ラッキースワイネス
    安定した先行力を武器に現在4連勝中の成長株。序盤の行き脚がつくため自然にいいポジションが取れる点は魅力的だ。今回もサイトサクセスが単騎逃げとなりそうなメンバーだけに、好位を取り切れる点は強み。1月にCCチャレンジカップを使ったことで使い詰めとなっている点が唯一の不安点。

    ウェリントン
    昨年の香港スプリント以来勝ち星に恵まれていないものの、2走前のクイーンズシルバージュビリーカップは5頭立ての前残り競馬だったりと、若干展開に恵まれないところもある。香港スプリントのような差し届く展開なら突き抜ける可能性はある。

    クーリエワンダー
    決め手のある差し馬。2走前は5頭立てのスローペースを最後方から運んだ分届かず、前走では掛かる素振りを見せていた。ペースが流れれば流れるほどいいタイプだろう。サイトサクセスが単騎逃げするような展開だと差し届かない可能性のほうが高そうだ。