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【キーンランドC】鍵は施行条件の変化?新興勢力多き一戦!
2025/8/17(日)
提供:重賞トレンドジャッジ

ポイント①以前と異なるコース替わりの回数

先日のCBC賞では、金脈ココにアリ!でオレが本命に挙げたインビンシブルパパが見事に勝利!
読者の皆さんにも喜んで頂けたようで何よりだ。

ブライアンの言う通り、この馬は芝馬だったね。世間にその印象が浸透していなかった分、妙味も十分だったよね。
この調子で、次なるスプリント重賞・キーンランドCでも吉報を届けたいところだね!

ああ。今年のキーンランドCについては、既に決定的なポイントを掴んでいるから、そのハナシを今から皆さんに紹介するぞ。
まず、重要なのが昨年までとコース替わりの回数が異なるということだ。昨年までは、A、Cの2コースのみの使用だった札幌開催。その中で、キーンランドCはCコース2週目に行われていたんだよな。
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1週:A
2週:A(クイーンS)
3週:A
4週:A
5週:C(札幌記念)
6週:C(キーンランドC)
7週:C(札幌2歳S)

昨年以前は、開催後半でコース替わり2週目ということもあって、外差しがよく決まっていた印象が強いね。

そうだな。ただ、今年はBコースを挟んでの開催となり、その初週での施行になるんだ。
つぶやきのコーナーでも話したが、札幌記念も影響を受けたレースの1つだぞ。
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1週:A
2週:A(クイーンS)
3週:A
4週:A(札幌記念)
5週:B(キーンランドC)
6週:B
7週:C(札幌2歳S)

この変更は、少なからず影響を及ぼしそうだよね。例年とは違う傾向になるかもしれないね。

ただ、ここで一つ補足が必要なのが、Bコースに替わる際の柵の移動距離が、札幌は他場と比べて短いということだ。
以下に示したように、柵の移動距離は各場で異なるから、要注意だぞ。
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札幌:1.5m
函館:4m
福島:2m(3~4角は2.5m)
新潟:4m
東京:3m
中山:3m
中京:3m
阪神:直線部3m、曲線部4m
京都:直線部4m、曲線部3m
小倉:3m

全場違いはあれど、札幌の短さが特に際立っているね。

ああ。たった1.5mの柵移動で、傷んだ馬場をカバーし切れるとは正直思えないんだよな。
Bコースに替わっても内の傷みが残ったままってことも十分あり得そうだ。

当週の馬場状態は要チェックだね!
それでは私からも、このレースのポイントを。
ポイント②3歳世代の真価が問われる一戦

まず、今年のキーンランドCは、スプリント重賞常連組が少なくて、 新興勢力が多い のが特徴。

確かに、ダート路線を歩んでいた馬や、前走条件戦組の馬が多い印象はあるな。

特に今年は、3歳馬が近年最多の4頭と多く出走する予定で、この世代の真価が問われる一戦になりそうだよ。

編集長は今年の3歳世代については、どう見ているんだ?

正直なところ、現段階ではあまり高い評価は出来ないかな。
以下が、今年の3歳馬の古馬混合重賞での成績だけど、かなり苦戦しているみたいでね。
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中京記念:シンフォーエバー 2着
中京記念:マピュース 1着
クイーンS:レーゼドラマ 10着
関屋記念:シンフォーエバー 10着
関屋記念:イミグラントソング 11着
北九州記念:アブキールベイ 3着
北九州記念:エイシンワンド 12着
北九州記念:クラスペディア 17着
しらさぎS:ダンツエラン 8着
函館スプリント:ミリアッドラヴ 中止

昨年の世代は、ピューロマジックが北九州記念、コガネノソラがクイーンSを勝って、この時期には既に頭角を現していたよな。そう考えると、この成績は確かに少し寂しいな。

しかも、8頭中6頭が世代重賞を勝っている馬で、あと2頭も連対がある馬なんだよね。
それなりの実績を持った馬が出ている中で、この成績はちょっとなあ......。

例年だと、スプリント路線で結果を出す3歳馬が、もう少しいた印象だが。

距離に目を瞑ってクラシックやマイル路線を歩んだ3歳馬が、適性距離になって開花するケースはよくあるからね。
ただ、未だそういう馬も現れていないんだよね。

そのパターンで言うと、今回はNHKマイルを勝ったパンジャタワーや、桜花賞に出走したナムラクララが出走予定だな。

特にパンジャタワーはGⅠ馬として、ここは恰好を付けて欲しい所だね。
このクラスの馬が古馬混合重賞に出走してどうなるか。今度こそ3歳世代の真価が試される一戦になると思うよ。

今回は、例年と異なるコース替わりの回数についてと、この一戦が3歳世代の試金石になるという事について解説したぞ!
この二点をしっかり押さえて、キーンランドCもシッカリ的中させような!それではまた来週!

【キーンランドC】今夏の札幌開催も絶好調の競馬JAPANが贈る金脈馬!
プロフィール
ブライアン梶田
業界関係者と幅広い交友を持ち、陣営の“思惑”を予想に落とし込む一方、枠や脚質から展開を読むことにも長けている。勝った夜に呑む酒こそ、この世の至高らしい。長年培った勝負勘から厳選指名するターゲットは必見。
プロフィール
境和樹
立教大学部法学部卒。『東京スポーツ』や『競馬の天才!』などで人気コラムを執筆し、『ラジオ日本』ではメイン解説を務めるなど各メディアから注目されている実力派血統予想家。血統理論により導き出された必然の穴馬から驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。