騎手時代に約20万人が来場した90年ダービーをアイネスフウジンで逃げ切った中野栄治元調教師が、
独自の視点で重賞の好調教馬を導き出します!
【札幌記念】迷わずに駆け抜けろ!夏の大一番でレジェンドが気持ちを込めた本命
2026/8/15(土)
| 1週前 栗東CW(良) | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 94.0 | 78.2 | 64.2 | 51.0 | 37.0 | 11.4 | 強め |
今週は夏競馬で唯一のG2、札幌記念だね。巷ではスーパーG2なんて呼ばれてもいるけれど、秋のG1を目指す馬にとっては重要なステップレースという位置づけ。
ここに出走予定のアドマイヤテラは、札幌記念をステップに凱旋門賞を予定しているようだね。今後を占う意味でも注目のレースになりそうだ。
過去にもここをステップに凱旋門賞に向かった馬がいた。その時僕が思っていたのは、札幌をもっと広いコースにして、深い洋芝にできないものかということ。
凱旋門賞を狙うんならそういった経験は必要になってくる。夢物語に聞こえるかもしれないけれど、実際札幌競馬場を改修してそんなコースにする計画もあったらしいね。
札幌の中心部から少し南に行ったところに札幌ドームがあるのは分かるかな。その近くに農林水産省管轄の広い敷地があって、昔はそこを競馬場にする話もあったんだ。
結局叶わなかったけれど、もしそこに競馬場ができていたら事情は色々と変わったかもしれないなあ。
今週の札幌記念。ナンバーワンはショウヘイだ。川田騎手が跨った1週前の栗東CWコースでは伸びやかなフットワークで状態の良さが伝わってきたし、函館入りしてからも順調な様子。
今週は函館の芝コースで若干ノメッていたところはあったが、低い重心で力強い動きだったね。前走は1コーナーで狭くなって前半に噛んでしまったのが敗因。それだけに折り合い次第ではあるけれど、中間の雰囲気からその心配も少ないだろう。
シェイクユアハートは先週、今週ともにダイナミックな動き。今週は外を回っていた単走馬を目標にする形で内から軽く抜いてきたし、先週以上に反応も良かったね。
ホウオウビスケッツは早めに札幌入りしてから入念な乗り込み量。函館に移ってからも順調そのもの。以前ほどの迫力はないけれど、岩田康誠騎手が跨ったここ2週は集中力を維持している印象。最近の成績度外視で見直す手はある。
最後にアドマイヤテラ。前記した通りここはステップレースとはいえ、格好はつけなければいけないレース。それに応える動きだったし、重苦しさもなかった。あとは2000mへの対応がカギになるだろうね。
ラショナルポイント
日曜の狙いは新潟10Rのラショナルポイント。前走の敗因は展開と輸送だろう。使い込んではいないからまだ消耗は少ないはず。もう未勝利の期間もそこまでないからね、ここで決めたいんじゃないかな。
プロフィール

【中野 栄治】Eiji Nakano
1953年大分県生まれ、東京都出身。父は大井の元調教師という家庭で育ち、1971年に騎手デビュー。数多くの活躍馬に騎乗し、約20万人が詰めかけた1990年日本ダービーをアイネスフウジンで逃げ切り伝説を作る。1995年には調教師に転身。短距離G1を2勝したトロットスターなどを育て、日本競馬にその名を残した名ホースマン。




