【エリザベス女王杯】女王の座をかけた秋の熱戦、注目は〇〇血統?

提供:重賞トレンドジャッジ

エリザベス女王杯

ポイント①鞍上決定までの背景

ブライアン

牝馬中距離路線の頂点を争う一戦、エリザベス女王杯。

今年も京都競馬場に、各世代の実力馬が集結するな。

境和樹

今回は、実績馬に加えて伏兵勢の層が厚く、展開次第では波乱の可能性も十分。

馬券的にも非常に面白い一戦になりそうだよね。

ブライアン

まずは、おそらく1番人気に支持されるであろうレガレイラ

鞍上は、昨年の有馬記念で初コンビながら結果を残して以降、継続して手綱を託されている戸崎

着実にノーザンファーム天栄からの信頼を積み重ねており、今回もその期待に応える騎乗をしたいところだろうな。

境和樹

ルメール騎手が乗ろうと思えば乗れそうなところ、継続して任されているのは、この馬に関しては戸崎騎手の方が合っているという天栄側の判断だろうね。

2~3歳春は牡馬相手に戦ってきた馬が、牝馬路線に切り替えて来る以上、名より実を獲りに来た一戦だろう。

去年もスムーズさを欠いて悔いが残るレースだったし、今年こその思いは強いだろうね。

ブライアン

ああ。続いては、秋華賞で3着に好走したパラディレーヌ

この馬は前走後、お休みに入るって聞いてたんだよな~。急遽使ってきた感じで関係者もビックリしている感じ。

丹内にとっちゃ、使わないって聞いてて別馬受けてただけに困っちゃうよな~。降ろされたわけじゃないのに、何となくそう見えちゃう。

境和樹

それはちょっと可哀想だね。条件的には合ってそうだから、ココで結果を出されると具合悪いね。

ブライアン

それと、一部の関係者から非常に高い評価を受けているボンドガールにも注目だな。

境和樹

今回は津村騎手と初コンビになるけど、彼の当たりの柔らかい騎乗は、この馬には合いそうだよね。

それでは、私からは血統傾向の話を。

ポイント②スタミナ血統に注目!

境和樹

まず、このレースでは スタミナ血統馬 が台頭する傾向があってね。

阪神開催だった20~22年はちょっと置いておいて、京都で行われた年を振り返ると、以下の馬たちが該当していたんだ。

【エリザベス女王杯・スタミナ血統好走馬】(抜粋)
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ホールネス:24年3着
(父LopedeVega)

ルージュエヴァイユ:23年2着
(母父Frankel)

ラッキーライラック:19年1着
(父オルフェーヴル)

クロコスミア:17年2着、18年2着、19年2着
(父ステイゴールド)

モズカッチャン:17年1着、18年3着
(父ハービンジャー)

クイーンズリング:16年1着
(父マンハッタンカフェ)

シングウィズジョイ:16年2着
(父マンハッタンカフェ)

ミッキークイーン:16年3着、17年3着
(母父GoldAway)
ブライアン

毎回最低でも1頭。16年、17年に至っては3頭すべてが該当していたんだな。

それにしてもクロコスミアが3年連続で2着だったりと、リピーターの好走も目立っているな。

境和樹

京都芝2200mは、やや特殊なコース形態ではあるからね。

京都の3~4コーナーにかけての下り坂でスパートを開始する構造が、持続力型の馬に向いているんだよね。

一瞬の切れよりも、長く脚を使えるタイプが浮上しやすい。だからこそ、欧州血統や長距離型サンデーなんかのスタミナや底力が生きるんだ。

ブライアン

なるほど、京都の形態が血統傾向にも影響してるわけか。

今年も該当馬が結構いそうだから、血統背景には注目しておいた方が良さそうだな。

境和樹

加えて、京都は開催後半に入って、内の馬場が徐々に荒れてきてるからね。

当週の馬場状態や枠順も、かなり重要なファクターになってくると思うよ。

ブライアン

その辺はギリギリまで、しっかり吟味する必要がありそうだな。

今回は、鞍上決定に至るまでの背景と、京都開催のエリザベス女王杯で活躍する血統について解説したぞ。

ここからは、年末まで7週連続でGⅠが続く、まさにお祭り期間。思う存分楽しんでいこうぜ!

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プロフィール

ブライアン梶田

ブライアン梶田

業界関係者と幅広い交友を持ち、陣営の“思惑”を予想に落とし込む一方、枠や脚質から展開を読むことにも長けている。勝った夜に呑む酒こそ、この世の至高らしい。長年培った勝負勘から厳選指名するターゲットは必見。

プロフィール

境和樹

境和樹

立教大学部法学部卒。『東京スポーツ』や『競馬の天才!』などで人気コラムを執筆し、『ラジオ日本』ではメイン解説を務めるなど各メディアから注目されている実力派血統予想家。血統理論により導き出された必然の穴馬から驚愕の大幅黒字収支を叩き出す。