【GⅠ特別企画】2歳女王スターアニスの1週前評価は?逆襲のカギは上昇度!【桜花賞】

提供:調教番付-TRAINING RANKING!-

大阪杯

日夜トレセンにて何千、何万の馬たちを観察する調教評価のプロ、トラックマン。そんな男たちがこの春、順調さの象徴とも形容すべき「1週前追い」を徹底ジャッジする。

西・須藤大和、東・前田智基。

彼らによる珠玉の【調教番付】を、是非とも予想にお役立ていただきたい!

(※あくまで1週前段階における調教のみの評価です。実際の本命馬や最終評価とは異なりますことをご了承ください)

さて、本題に移る前に……

大阪杯ではお二人が上位に評価したメイショウタバルダノンデサイルが見事🥈🥉

そして須藤さんは当週の追い切りまでキッチリ分析した結果、週末のコラム「スーパーSH◎OT」で🥇クロワデュノールに◎を打っていましたね!


須藤大和

当週は本来の動きに戻っていましたからね。これくらいなら十分にヤレるだろうと踏みました。

須藤大和

ただ師がレース後インタビューでも語っていた通り、やはりほんの僅かに重めが残っていたのは確かなようですよ。 異例とも言える、レース当日朝の坂路調整を行っていたのも頷けます。

ただそれで勝ってしまうんだから、やはり能力が違いましたね。次回以降に出走するときも、状態面には注意を払っておきたいですね……!

それでは今週も「調教番付」よろしくお願いします!

桜花賞(GⅠ)

出馬表リンク


~調教番付・須藤編~

🥇ギャラボーグ
僚馬2頭を先行させてこれを見る形。この厩舎としては珍しく追走して外に行ったのは、脚力があまりにも違うから。一杯に追っている相手を尻目に馬なりのまま並ぶ間もなく交わした。

伸びやかで綺麗なフォーム、切れ味も抜群。手綱を取った西村淳騎手にとっても満足のいく動きだったのか、ゴールを過ぎてから首筋や頭をなでていたのも印象的だ。

🥈スターアニス
火曜日の雨の影響で坂路はいつもより時計のかかるコンディション。開場から30分ほど経過し、既に200頭以上が追い切って馬場が荒れ始めている時間帯に真っ直ぐ駆け上がってきた。

1F12秒前半でまとめられただけでも優秀なのに、終始手応えは楽。さすがGⅠ馬と言うしかない。角馬場で歩く姿を観察することができ、現時点で馬体も仕上がっている。

🥉ナムラコスモス
比較的調教駆けするダート短距離馬との併せ。追いかけて並んで、手応え一息の相手を待つ余裕を見せている。この中間は速い時計を出していないがハツラツとした動きで、一連の好状態をキープしているのは伝わってくる。


~調教番付・前田編~

🥇 スウィートハピネス
1週前は坂路でソロっとした内容に留めてきた同馬だが、今回はCWコースに入れて強度の高い併せ馬のメニューを消化。それだけ心身がシッカリしてきているということでは。

渋太く喰らいつけていたように持ち味も存分にアピール。上昇度なら、これが1番。

🥈 ギャラボーグ
抜け出す時に遊んだりモタモタしたりと一族特有と言うべきか、気の悪さを感じてさせてきた同馬だが、今回の1週前は驚くほどスムーズ。いざ促されるとズドンと突き抜けてアッサリと先着してみせた。

頭の高い面も気にならずデキ上向き。

🥉 リリージョワ
前向きは前向きではあるものの、単走ということもあってか、シッカリと抑えの利いていた印象。

さすがのスピード感だし、動きも豪快そのもの。それでいてラストで手前が替わるとグンと更に加速できるのだから3連勝中なのも納得。さすがの高性能。


お二人の上位3頭が一致した大阪杯とは打って変わり、今回はギャラボーグのみが一致する形となりましたね。

前走は案外な結果に終わった印象ですが、原因は何だったんでしょうか。
須藤大和

負けてびっくりしましたね。オークスを目指す上で輸送や左回りを課題にしているのは分かっていたのですが、ここまで極端な結果になるとは。

前田は現地(東京)で見ていてどう感じた?


前田智基

特にパドックでのイレ込みなんかもなかったのですが。ただ流れに乗り損ねたところもあったので、そこで気性面が悪さをしたのかもしれません。

リズムが悪くて我慢が利かず、自分からやめてしまうような感じでしたね。


須藤大和

そうなんだ……トレセンでは気性の悪さなんかは見せず、従順な優等生なんだけどね。

今回も前に馬を2頭おいて外から抜く調整で、万事うまく運んだように見えたよ。スケールを感じるし、調教通りなら変わって良さそうだけどね。


そのギャラボーグをGⅠで封じたスターアニスは須藤さんのみが上位評価していますね。

昨年以来のぶっつけ本番ですが、調整は順調ですか?
須藤大和

休み明けの感じはなく、馬体が出来上がっている感じを受けましたよ。


須藤大和

この週(桜花賞の1週前)は雨でトレセンの馬場も重く、珍しく坂路で4F50秒を切る馬が居なかったほど。

そんな中でもラスト1Fを12秒台前半で上がってきたので、GⅠ馬らしく格好はつけていましたね。


前田智基

僕も馬体の幅が出てきたところなんかは成長を感じましたが、どうしてもスプリンターという認識が拭えないんですよね。

どこかで距離の壁が出てきそうで……悪いとは思いませんが、他に目についた馬が居たのでそちらを上に採りました。


須藤大和

前田の言う事もわかるな。僕もそこまで大物感があるとは思っていないから。

あくまでこの中では力を出せる態勢、という評価かな。


一方の前田さんはスウィートハピネスが1番手ですね。こちらも須藤さんとの見解の差を伺いたいところです。
前田智基

さらっとしかやっていなかった馬が、今回はビシッとやれていたところに好感を持ったんですよね。

前走(エルフィンS)よりもしっかりしてきた印象で。


須藤大和

小さい馬だから、同じくビッシリできたのは同じく好感触。

あとこの馬、外を回って手応えは劣勢だったと思うんだよ。


前田智基

ああ、そんな感じでしたよね。


須藤大和

デビュー前からいつもこうなんだよね。ゴール前でズブくて。でもレースへ行ったら走るんだから、問題はないよ。

それから、北出厩舎の3歳馬もやけに好調だしね(笑)。


前田智基

言われてみれば確かに(笑)。


トレセンでも競馬場でも、お二人がそれぞれの場所で1頭1頭をキッチリと観察していることが伝わってきました。次回もよろしくお願いします!
須藤大和

大阪杯と同じく、僕の最終結論はコラム「スーパーSH◎OT」で発表します。お楽しみに!


前田智基

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プロフィール

須藤大和

須藤大和

2000年、新人時代に訪れた札幌の新馬戦にて8頭立て5番人気ジャングルポケットの素質を見抜く。同馬のダービー制覇後はその相馬眼を買われ栗東坂路の調教評価を務めること約25年、現在は優馬関西版の本紙欄担当にまで登り詰める。数字にはこだわらず、あくまで自らに蓄積した名馬のイメージと重ねることにより勝ち馬を看破する芸術家肌。


プロフィール

前田智基

前田智基

馬券をこよなく愛し、儲かる方法を追い求めて専門紙の道を志した根っからの勝負師。"競馬は波乱が基本"をモットーとし、調教班として積み重ねた経験と分析力で常に大穴を狙い続ける。ラジオ日本のパドック推奨ではまさに役満レベルの神引きを行い、司会進行を唖然とさせることもしばしば。