
一時は年間0勝というどん底を味わいながらも、今や大手の主戦ジョッキーとして活躍を見せる
不死鳥ジョッキー。諦めることなく復活を果たした男が日々の騎手生活を自らの言葉で紡いでいく。
続・あの方にパワーをもらってきました
2025/9/25(木)
先週はエイシンナデシコ(14人気4着)が最高着順。調教よりも競馬に行ってスイッチが入るタイプのようで頑張ってくれました。とても中身がある内容だったので、中央場所の2勝クラスで十分に戦っていけると思います。

開催最終週の土曜は中山で3Rのキタノドンカルロに騎乗します。前走はダート替わりで一変してくれました。中1週の続戦になりますが、この中間も元気一杯。人気薄の2着がフロックではなかったことを証明したい。
日曜も中山で2鞍に騎乗します。2Rのリーデレクオーレは真面目で一生懸命に走ってくれるタイプ。初戦はいいスピードを見せてくれました。1F短縮と使った分の上積みで前進を見込んでいます。4R(2歳新馬)のアイアンブランドはお姉さん2頭にも乗せていただいており、思い入れがある血統です。いい意味で似た部分があり、それにも増して好仕上がり。コースも向きそうで楽しみなデビュー戦です。

先週の福山雅治さんに続き、葉加瀬太郎さんのコンサート(大宮ソニックシティ)で力をもらってきました。前回は顔面神経麻痺明けで大変そうでしたが、体調も回復されたようで一安心。いつもの素晴らしい演奏で大変盛り上がりました。今週は新馬除外や同じレースでお手馬が被ってしまったりと気持ち的には不完全燃焼ですが、それぞれチャンスがありそうなので勝って開催を締めくくりたい。
プロフィール
柴田 大知 - Daichi Shibata
1977年6月18日生まれ、栃木県出身。
1996年に騎手デビュー。デビュー2年目までは年間20勝以上をマークする若手有望株として注目を浴びたが、年々勝ち星が減少。遂に2006〜2008年は未勝利に終わった。しかし、騎乗数を徐々に取り戻すと、2011年には中山グランドJで涙のG1制覇。「マイネル軍団」の主戦ジョッキーとしてのポジションも確固たるものとした。2013年にはマイネルホウオウでNHKマイルCを制し、平地・障害ダブルG1制覇を達成した。