
一時は年間0勝というどん底を味わいながらも、今や大手の主戦ジョッキーとして活躍を見せる
不死鳥ジョッキー。諦めることなく復活を果たした男が日々の騎手生活を自らの言葉で紡いでいく。
船橋交流の勝利を土日に繋げたい
2026/1/22(木)
木曜は船橋の交流競走に乗ってマイネルミラケル(4人気)で勝つことができました。ゲートの中でガタついて出遅れはしたものの、前が引っ張ってくれたので、むしろいい位置で流れに乗ることができました。ダートの走りもフィットして、この後に距離などを試していけるようになったのが何よりです。このレースではラチに突っ込んだ内田騎手の落馬で凄い音がしたので心配しましたが、打撲という情報を聞いて勝利よりもホッとしています。

この土曜は中山で6鞍に騎乗します。1Rのワンダーバリエンスの初戦は距離的に長かった印象。距離短縮と牝馬限定戦で前進があるはず。2Rのイントゥゴールデンは良化がスロー。使いつつ体力がついてほしいという段階です。
3R(新馬)のミヤザキムスメは先週の追い切りに乗せていただきましたが除外。そこから1本多く乗り込めたのはむしろいいですね。気持ちが前向きで初戦から頑張ってくれそうなタイプ。現時点でどこまで走れるか楽しみです。4Rのサンタピアの前走はパシュファイヤーを着けたことで大分キックバックに耐えていました。少しずつ競馬を覚えてきたのでもう一歩前進に期待。
11Rのマイネルニコラスは少し間隔を空けましたが、状態面は申し分ありません。前走の1800mより2000mのほうが競馬はしやすいです。調子の良さで時計面をどれだけカバーしてくれますか。12Rのカイトグートも調教の感じはいいです。東京のよーいドンよりは器用さを活かせる中山向き。久々のコース替わりに期待しています。
日曜も中山で7鞍に騎乗します。1Rのフェスティヴハートは中間少し楽させましたが、徐々に立ち上げて申し分ないところまできました。前走でコース適性を掴めており、力が入るタイミングです。2Rのニケフェリーチェは少しずつ良くなっているのですが現時点では結果に繋がらず。同じコースの続戦でキッカケを掴みたい。
3Rのバルの前走は着順こそ落としましたが、時計を詰めて型どおりに良くなっていました。もうひとつ上がっていると聞いており、巻き返しに力が入ります。6Rのコスモフレディの前走はラストしっかり脚を使ってくれました。時期的なものか体が絞れてこないので中1週はいいですね。馬体重はカギになるかもしれません。
7Rのホークマンは中央に転入してから苦戦しています。組みしやすい少頭数で一頭でも多く負かしたい。9Rのユメシルベは休み明けの前走でも地力があるところを見せてくれました。使ってグンと良くなっているので、中山開催を締めくくれるように全力を尽くします。

同期の和田竜二騎手が落馬負傷のため、ジョッキーとしては復帰せず調教師に向かうことを発表しました。芯が強くてファンを大事にする性格を思えば、彼の無念さは良く分かります。ただ、羨ましいことに進路は決まっており、不屈の闘志で切り替えて個性ある調教師になってくれると思います。心から応援しています。これで同期のジョッキーは古川吉洋騎手と自分だけ。和田騎手の気持ちを汲んで、12期生の意地を見せていきたい。
プロフィール

柴田 大知 - Daichi Shibata
1977年6月18日生まれ、栃木県出身。
1996年に騎手デビュー。デビュー2年目までは年間20勝以上をマークする若手有望株として注目を浴びたが、年々勝ち星が減少。遂に2006〜2008年は未勝利に終わった。しかし、騎乗数を徐々に取り戻すと、2011年には中山グランドJで涙のG1制覇。「マイネル軍団」の主戦ジョッキーとしてのポジションも確固たるものとした。2013年にはマイネルホウオウでNHKマイルCを制し、平地・障害ダブルG1制覇を達成した。





