
一時は年間0勝というどん底を味わいながらも、今や大手の主戦ジョッキーとして活躍を見せる
不死鳥ジョッキー。諦めることなく復活を果たした男が日々の騎手生活を自らの言葉で紡いでいく。
命の尊さを感じたゴールデンウィーク
2026/5/7(木)
先週はメイショウフジ(6人気4着)が最高着順。初めて乗せていただきましたが凄く背中がいい馬で、それを思えばこの結果にも納得。癖があって難しい面もあるのですが、お蔭様で継続騎乗になりそう。今回で分かったことを踏まえて次走も頑張ります。
この土曜は東京で4鞍に騎乗します。7Rのカイトヴィントは今週の追い切りに乗せていただきましたが、以前に比べると感触が良くなっています。この休養がいい方に向いて馬がパワーアップした印象。少なからず前進がありそうなタイミングです。12Rのオーロラアークも今週の追い切りに乗せていただいて、7歳牝馬とは思えぬほど元気一杯。レースに行くと気ムラな面があると聞いていますので、それを念頭に気持ちを途切れさせないように注意したい。
日曜も東京で4鞍に騎乗します。4Rのフォーエバーラブは初めて乗せていただいた前走で終いしっかりと脚を使ってくれました。広い東京コースで改めて期待しています。12Rのメイショウポペットは軽ハンデの関西馬から有難い依頼。先週もチャンスをいただいたメイショウさんの馬でインパクトを残せるようによく研究して臨みます。

これまで書く機会がありませんでしたが我が家では保護猫を5匹飼っており、その中のメープルが日曜の帰宅後に息がある状態で倒れていました。長い闘病中で覚悟はしていたものの、自分を待っていてくれて腕の中で息を引き取りました。12年間飼っていた人懐っこい家族で命の尊さを感じたゴールデンウィークでした。競走馬も命懸けで走ってくれているので、メープルとの思い出を胸に刻みつつ落ち込んではいられません。
プロフィール

柴田 大知 - Daichi Shibata
1977年6月18日生まれ、栃木県出身。
1996年に騎手デビュー。デビュー2年目までは年間20勝以上をマークする若手有望株として注目を浴びたが、年々勝ち星が減少。遂に2006〜2008年は未勝利に終わった。しかし、騎乗数を徐々に取り戻すと、2011年には中山グランドJで涙のG1制覇。「マイネル軍団」の主戦ジョッキーとしてのポジションも確固たるものとした。2013年にはマイネルホウオウでNHKマイルCを制し、平地・障害ダブルG1制覇を達成した。





