
一時は年間0勝というどん底を味わいながらも、今や大手の主戦ジョッキーとして活躍を見せる
不死鳥ジョッキー。諦めることなく復活を果たした男が日々の騎手生活を自らの言葉で紡いでいく。
今週から福島で騎乗します
2026/11/5(木)
先週はソラティオ(12人気5着)が最高着順。まだ幼くて体もしっかりしていない馬ですが、昇級であれだけ最後に脚を使えるのだから大したもの。素直で根性もあってこの先が楽しみになりました。本当にいいモノを持っています。

この土曜は福島で6鞍に騎乗します。1Rのマルジョレーヌの初戦は体のバランスが整っていませんでした。使った後は短期放牧に出て、経験と相まって走り方も良くなっています。ダート替わりと距離延長で前進に期待したい。3Rのサスケソルトバーンは気が小さかったり幼い面こそありますが、集中して走ってくれればそこまでの差はなさそう。初戦以来の騎乗ですが、小回りコースでもう少しやれませんか。
6Rのマイネルミラケルは調教の動きが実戦に繋がってこないという状況。キッカケを掴みたい芝の長距離戦です。11Rのタツダイヤモンドは今週の追い切りに乗せていただきましたが、千直を使った後というのもあってひと息で走ってしまいます。ハンデは魅力なので、上手くタメを利かせて一発を狙いたい。
日曜も福島で9Rのユメシルベに騎乗します。春までの内容を思えば休養を挟んだ後の前4走が案外。ただ、ひと息入れたこの中間の動きと反応が多少なりとも良くなっています。こんなはずの馬ではないので、一頭入魂で巻き返しに全力を尽くします。

昨日(水曜)は日曜最終レース後に引退式を終えられた柴田善臣さんや勝浦元騎手をはじめ、近6年で引退された美浦のジョッキーを主役に送別会が開かれました。騎手クラブ主催で60数名が集結し、とても楽しい時間でした。久しぶりに善臣さんともゆっくり話ができて、騎手クラブを支えるという頼もしい言葉をいただきました。自分もベテラン感が増す一方ですが、相談役健在となれば騎手道に専念してまだまだ頑張れます。
プロフィール

柴田 大知 - Daichi Shibata
1977年6月18日生まれ、栃木県出身。
1996年に騎手デビュー。デビュー2年目までは年間20勝以上をマークする若手有望株として注目を浴びたが、年々勝ち星が減少。遂に2006〜2008年は未勝利に終わった。しかし、騎乗数を徐々に取り戻すと、2011年には中山グランドJで涙のG1制覇。「マイネル軍団」の主戦ジョッキーとしてのポジションも確固たるものとした。2013年にはマイネルホウオウでNHKマイルCを制し、平地・障害ダブルG1制覇を達成した。






