
2016年の阪神JSでJRA史上初の同一重賞7年連連対記録などJUMPレースの顔として活躍する高田潤騎手。 そして、ファンサービスの積極性は競馬界一とも噂される熱き男の生の声をお届けします!
今週は阪神競馬場でジョッキーフェスティバルだ~!!!
2011/9/23(金)
皆さんこんにちは!!
ドングラシアスに騎乗した先週の阪神ジャンプステークス(G3)は、1番人気に支持されていながら2着、と悔しい結果に終わってしまいました。
馬券を買って応援して下さった皆さま、すいませんでした‥。
言い訳するわけではないんですが、
実は今回のレース、理由はわからないんですが、
スタート直後にドンくんの右前脚が落鉄(蹄鉄が外れる)してしまっていました‥。
レース中、「なんか今日のドン、走りづらそうにしてるな」とは思ったんですが、まさかスタート直後から蹄鉄が付いていなかったとは思いもよりませんでした。
レースが終わってから、スタート直後に蹄鉄が飛んでいったと知り、悔しさが倍増しました‥(T_T)。
落鉄というのは、分かり易すく人で例えますと、
靴を片足だけ履いていない状態です。
だから、ドンは片方だけ靴を履かずに走っていたと言うわけなんですよね‥。
普通、落鉄してしまうと、上手く走れずに大きく着順を下げてしまうんですが、
ゴール直前の最後の最後まで先頭を走り続けてくれたドンくんは、本当によく頑張ってくれました‥。頭が下がります(T^T)。
それと、落鉄のリスクがもう1つ。
蹄(ひづめ)の保護とスパイクの役目を果たす蹄鉄が外れてしまうと、
馬の故障率が格段に上がります。
ましてや、ドンは元々、右前脚の爪が弱く、つい最近まで、ずっと治療が続けられていました。
それが完治したばかりだったので、レース後のドンくんの爪が心配で仕方ありませんでした‥。
しかし、週が明けて厩舎に行くと、そこには元気なドンくんの姿がありました(^o^)♪
何があるかわからないのが競馬なので結果は受け止めなくてはいけないんですが、
僕たちホースマンにとって、馬が無事でいてくれることが何より一番なので、
気持ちを切り替えて、また次の機会に頑張ります!!
今週は、関西のジョッキー全員で、1人ずつ被災地の皆さんに向けたメッセージを撮影しました。
これは、京都競馬場の職員さんと僕たちが企画したもので、10月23日に行われる京都競馬場のイベントで流されます。
まだ撮影も始まったばかりで企画段階なので、それ以外の事は、何も決まっていないのですが、
このVTRを、他の競馬場や、被災地の方にも届けられればと思っています。
今週の休みは、レースの悔しさから何もする気がおこらず、ずっと部屋でボォ~っとしていました(;^_^A
何気なく押し入れにあった昔の物を整理していたんですが、
こんな写真を発見しました!!
小学1年生のこの子、 めちゃくちゃ可愛くないですか!?
文字もロクに読めないのに競馬新聞をしっかり持って、この笑顔、このポーズ(^_^;)
写真の日付は'99年7月25日。
競馬新聞が示す通り、
この日のメインレースは『北九州記念』
無邪気な表情のこの子は、
誰を?どの馬を?応援していたのだろうか‥。
と、前置きはこれくらいにしておいて、
実はこの子、12歳年下の僕の弟です。全弟です(^^ゞ
僕は競馬学校入学のため、15歳で家を出ているので、3歳までの弟しか知りません。
そして'99年といえば、僕がデビューした年です。
その当時(18歳)は、まだ騎手になったばかりで余裕もなく、周りが見えていませんでした。
家族に会うこともなかったため、この写真を貰った当時は、何も感じていなかったと思います。
でも今、この写真を見ると
「こんな小さい弟が、こんなにも自分のレースを楽しみにしてくれてたんや‥。全然知らんかった。」
ってしみじみ思います。
弟だけじゃなく、家族、友達、競馬ファンの方々、
たくさんの人たちが競馬を、僕達のレースを楽しみにしてくれているんだっていうことを再度、強く思い起こさせてもらった気がします。
たった一枚の写真で、こんなにもモチベーションが変わるなんて‥。
弟よ、サンキュー!!
そして、勝手に恥ずかしい写真使ってスマン(笑)
そんな弟も、今年の春から大学に通っています(^o^)/
あっ!!
しかも今日、弟の誕生日やん(^_^;)
19歳おめでとう☆
若いね‥(;^_^A
実家に、お前の欲しがってたバドミントンのラケット贈っといたぞ♪♪
ドングラシアスに騎乗した先週の阪神ジャンプステークス(G3)は、1番人気に支持されていながら2着、と悔しい結果に終わってしまいました。
馬券を買って応援して下さった皆さま、すいませんでした‥。
言い訳するわけではないんですが、
実は今回のレース、理由はわからないんですが、
スタート直後にドンくんの右前脚が落鉄(蹄鉄が外れる)してしまっていました‥。
レース中、「なんか今日のドン、走りづらそうにしてるな」とは思ったんですが、まさかスタート直後から蹄鉄が付いていなかったとは思いもよりませんでした。
レースが終わってから、スタート直後に蹄鉄が飛んでいったと知り、悔しさが倍増しました‥(T_T)。
落鉄というのは、分かり易すく人で例えますと、
靴を片足だけ履いていない状態です。
だから、ドンは片方だけ靴を履かずに走っていたと言うわけなんですよね‥。
普通、落鉄してしまうと、上手く走れずに大きく着順を下げてしまうんですが、
ゴール直前の最後の最後まで先頭を走り続けてくれたドンくんは、本当によく頑張ってくれました‥。頭が下がります(T^T)。
それと、落鉄のリスクがもう1つ。
蹄(ひづめ)の保護とスパイクの役目を果たす蹄鉄が外れてしまうと、
馬の故障率が格段に上がります。
ましてや、ドンは元々、右前脚の爪が弱く、つい最近まで、ずっと治療が続けられていました。
それが完治したばかりだったので、レース後のドンくんの爪が心配で仕方ありませんでした‥。
しかし、週が明けて厩舎に行くと、そこには元気なドンくんの姿がありました(^o^)♪
何があるかわからないのが競馬なので結果は受け止めなくてはいけないんですが、
僕たちホースマンにとって、馬が無事でいてくれることが何より一番なので、
気持ちを切り替えて、また次の機会に頑張ります!!
今週は、関西のジョッキー全員で、1人ずつ被災地の皆さんに向けたメッセージを撮影しました。
これは、京都競馬場の職員さんと僕たちが企画したもので、10月23日に行われる京都競馬場のイベントで流されます。
まだ撮影も始まったばかりで企画段階なので、それ以外の事は、何も決まっていないのですが、
このVTRを、他の競馬場や、被災地の方にも届けられればと思っています。
今週の休みは、レースの悔しさから何もする気がおこらず、ずっと部屋でボォ~っとしていました(;^_^A
何気なく押し入れにあった昔の物を整理していたんですが、
こんな写真を発見しました!!
小学1年生のこの子、 めちゃくちゃ可愛くないですか!?
文字もロクに読めないのに競馬新聞をしっかり持って、この笑顔、このポーズ(^_^;)
写真の日付は'99年7月25日。
競馬新聞が示す通り、
この日のメインレースは『北九州記念』
無邪気な表情のこの子は、
誰を?どの馬を?応援していたのだろうか‥。
と、前置きはこれくらいにしておいて、
実はこの子、12歳年下の僕の弟です。全弟です(^^ゞ
僕は競馬学校入学のため、15歳で家を出ているので、3歳までの弟しか知りません。
そして'99年といえば、僕がデビューした年です。
その当時(18歳)は、まだ騎手になったばかりで余裕もなく、周りが見えていませんでした。
家族に会うこともなかったため、この写真を貰った当時は、何も感じていなかったと思います。
でも今、この写真を見ると
「こんな小さい弟が、こんなにも自分のレースを楽しみにしてくれてたんや‥。全然知らんかった。」
ってしみじみ思います。
弟だけじゃなく、家族、友達、競馬ファンの方々、
たくさんの人たちが競馬を、僕達のレースを楽しみにしてくれているんだっていうことを再度、強く思い起こさせてもらった気がします。
たった一枚の写真で、こんなにもモチベーションが変わるなんて‥。
弟よ、サンキュー!!
そして、勝手に恥ずかしい写真使ってスマン(笑)
そんな弟も、今年の春から大学に通っています(^o^)/
あっ!!
しかも今日、弟の誕生日やん(^_^;)
19歳おめでとう☆
若いね‥(;^_^A
実家に、お前の欲しがってたバドミントンのラケット贈っといたぞ♪♪
■この「FEEL潤!」は、現役JRA関係者が「馬券を離れても楽しんでもらえる情報を提供したい」というファンサービスを目的として原稿作成を行っているコンテンツです。予想に繋がるコメントは掲載されておりませんのでご了承ください。
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プロフィール
高田 潤 - Jun Takada
1980年11月3日生まれ、大阪府出身。
1999年に松田博資厩舎所属から騎手デビュー。デビュー当初から、平地・障害の垣根を越えた活躍を続けると、2006年にはドリームパスポートで神戸新聞杯を制覇。これが平地重賞初勝利となった。
一方、2008年にはキングジョイとのコンビで中山大障害を制し、キャリア初のJG1勝ち。2013年には待望の障害リーディングに輝いた。
また、2009年には師匠である松田博資師の元を離れ、フリーに転向。2012年にも生涯の伴侶を得るなど、公私ともに充実期を迎え、障害競走の次代を担う存在として更なる活躍が期待される。