
2016年の阪神JSでJRA史上初の同一重賞7年連連対記録などJUMPレースの顔として活躍する高田潤騎手。 そして、ファンサービスの積極性は競馬界一とも噂される熱き男の生の声をお届けします!
ターフを去るとき…
2015/1/16(金)
先週は中山新春JSをウォンテッド号で勝利し、幸先よいスタートが切れました高田潤です( ´ ▽ ` )ノ
でも、もともとこのレースにはエアペイシェンスに騎乗する予定だったんですが、直前の追い切りで脚元に不安を抱え、出走が叶いませんでした…。
幸い、脚の状態はそんなに深刻な状態ではありませんでしたが、年齢的なことも考えて、そのまま引退ということになってしまいました。
ペイシェンスは、重賞こそ勝てませんでしたが、いつも本当に一生懸命に走る馬で、
オープン戦でも勝利を挙げ、中山大障害でも5着と、本当に頑張って走ってくれました。
僕がリーディングを獲得した一昨年も、一番最初に勝ってくれたのがこの馬で、本当にペイシェンスがいたからいいモチベーションで1年間を戦えたと思っています。
当時ペイシェンスを担当していたのが僕の兄ということもあって、兄と共に勝利を味わうこともできましたし、本当に思い入れの深い一頭です。
でも、どんな馬でもターフを去るときはやってきます。
残念ではありますが、とりあえずは無事に引退できてよかったなぁとも思います。
そして、気になっていた引退後の行き先ですが、たくさんオファーもあったみたいですが、
角居先生とも親交があり、僕の憧れの乗馬選手でもある福島大輔さんのいる乗馬クラブに行くことになりました( ´ ▽ ` )ノ
トレセン最後の日は、なんだか寂しそうな表情に見えましたが、同時に安堵の表情にも見えました(^_^;)

カッコイイ顔してますね?♪
いま何を考えてるのかなぁ???

めっちゃリラックスしてオシッコし
てます(笑)

シッポには福島さんへ宛てたメッセージが(笑)
そして馬運車へ、、、

チロッと鼻水が光っていて可愛いです(笑)
これからは、僕とは叶えられなかった夢の続きを福島さんに託して、乗馬界で大活躍してくれることを願い、応援していきたいです!!
先日さっそく千葉県にいる福島さんから無事ペイシェンス到着の連絡が来ました(^-^)ノ
なんかホントに引退したんやなぁ~と思うとポッカリ胸に穴が開いた感じがしますが、
今まで本当にありがとう!
そして、長い間お疲れ様でした!
という清々しい気分になりました。

プロフィール
高田 潤 - Jun Takada
1980年11月3日生まれ、大阪府出身。
1999年に松田博資厩舎所属から騎手デビュー。デビュー当初から、平地・障害の垣根を越えた活躍を続けると、2006年にはドリームパスポートで神戸新聞杯を制覇。これが平地重賞初勝利となった。
一方、2008年にはキングジョイとのコンビで中山大障害を制し、キャリア初のJG1勝ち。2013年には待望の障害リーディングに輝いた。
また、2009年には師匠である松田博資師の元を離れ、フリーに転向。2012年にも生涯の伴侶を得るなど、公私ともに充実期を迎え、障害競走の次代を担う存在として更なる活躍が期待される。