※年齢は年明け時のものとなっています

中山金杯

京都金杯

クラリティスカイ

(牡5、美浦・斎藤誠厩舎)

クロフネ
タイキクラリティ
母父スペシャルウィーク
通算成績16戦3勝
重賞勝利 15年NHKマイルC(G1)
14年いちょうS(重賞)
連対時平均馬体重477kg (最高:480kg) (最低:472kg)
前走時馬体重504kg
POINT3歳秋の写真と比較すると背が伸び、馬体はほぼ完成。横幅も出てきて、たくましくなってきた。筋肉の引き締まり方は近走でも一番。あばらも薄っすらと浮いてムダ肉のない状態。2走前のアイルランドTで3着した際、鞍上が「太かった」というコメントをしていたが、今回は絞れて出てくることができるはず。状態面で不安はないのだが、近走でパンチの効かなさも露呈しているため、2~3着はあっても勝ち切るまではどうか。

ツクバアズマオー

(牡6、美浦・尾形充厩舎)

ステイゴールド
ニューグランジ
母父Giant’s Causeway
通算成績26戦6勝
連対時平均馬体重468kg (最高:482kg) (最低:454kg)
前走時馬体重480kg
POINT<今週のイチオシ> 父の産駒らしく、コンパクトながらしっかりとまとまった馬体。後駆の筋肉量はなかなかのもの。飛節の角度も良く、しっかりとトモの力を推進力に変えることができそうだ。ベタ蹄だが、小さい蹄なので道悪も苦にしないだろう。冬場ながら冬毛を全く伸ばすことなく、抜群の毛艶。馬体の張りも申し分ない状態で、今がまさに成長のピークといったところだ。背中に銭型が浮いているように代謝も良い。勝ち負け必至のいい仕上がりでレースを迎えることができそうだ。

マイネルフロスト

(牡6、美浦・高木登厩舎)

ブラックタイド
スリースノーグラス
母父グラスワンダー
通算成績27戦4勝
重賞勝利 14年毎日杯(G3)
連対時平均馬体重479kg (最高:488kg) (最低:464kg)
前走時馬体重490kg
POINT背中と胴回りが平行、同じくらいの長さで、平均的に脚を使うタイプ。蹄が立っており、道悪でも能力発揮に大きな影響はない。腹回りが立派なのは母父のグラスワンダーが出たか。直飛で、ロスなくエネルギーを使えるのだが、前述のように背中が長い馬なので、伸縮性にはやや欠ける。極端な瞬発力勝負はマイナスだ。冬場ということもあり、冬毛が伸びてきてあまり見栄えはしない。毛艶も芦毛とはいえ、目を見張るようなものではない。近走の成績を見ていても、推しづらい面がある。

ストロングタイタン

(牡4、栗東・池江寿厩舎)

Regal Ransom
Titan Queen
母父Tiznow
通算成績7戦4勝
連対時平均馬体重524kg (最高:530kg) (最低:522kg)
前走時馬体重524kg
POINT父系はフォーティナイナーの流れで、ダート色の強い血統だけにどっしりとした体型をしている。まだ腰高で、各パーツの繋ぎも緩さを残す。筋肉量はあるものの、柔軟性はサンデー系と比較してやや劣るため、瞬発力勝負では分が悪い。先行力もあり、小回りも向く。パワー型なので、坂のある中山も苦にしないはず。毛艶も季節を考えれば悪くはない。完成度はまだまだ低いので、馬体がしっかりしてきたら楽しみだ。

ダノンメジャー

(牡5、栗東・橋口慎厩舎)

ダイワメジャー
ヴィヤダーナ
母父Azamour
通算成績19戦4勝
連対時平均馬体重484kg (最高:496kg) (最低:478kg)
前走時馬体重490kg
POINTダイワメジャー産駒らしい肉付きの良いシルエット。胴と脚の長さを見ても、いかにもマイラー体型で今回に関しては若干距離が長い印象。斜尻直飛でトモの造りは理想的。馬体の張りも上々で、毛艶も綺麗に見せている。背中に銭型も浮いて体調は良好だ。この馬の場合、競馬に行って気分良く走ることができるかが重要。楽な逃げをうつことができれば、上位好走もある。

エアスピネル

(牡3、栗東・笹田厩舎)

キングカメハメハ
エアメサイア
母父サンデーサイレンス
通算成績8戦2勝
重賞勝利 15年デイリー杯2歳S(G2)
連対時平均馬体重482kg (最高:484kg) (最低:480kg)
前走時馬体重478kg
POINT<今週のイチオシ> 相変わらずのバランス良い好馬体。理想的な飛節の角度、脚元にも一切不安はなく、キングカメハメハ産駒らしい筋肉質な馬体。それでいて素軽さもあり、重苦しさを感じない。正直、馬の能力で言えば一枚も二枚も抜けている。クラシックを皆勤し安定した成績を残してきたが、やはりベストはマイルから2000m前後。腹回りはさすがにメイチの仕上げという感じではないが、十分に能力を発揮できる仕上がり。どんな勝ち方をするかに注目したい。

ダンツプリウス

(牡3、栗東・山内厩舎)

ブライアンズタイム
ストロングレダ
母父マンハッタンカフェ
通算成績13戦3勝
重賞勝利 16年ニュージーランドT(G2)
連対時平均馬体重500kg (最高:506kg) (最低:492kg)
前走時馬体重504kg
POINTブライアンズタイム産駒らしい雄大な馬体の持ち主。腹袋も立派で、底力がありそう。かなりの筋肉質で、ゆくゆくはダート戦でも、と思わせるパワー型のシルエット。ゆえに、スピードが求められる京都コースは今ひとつ向かないように思える。ここ2戦もスピード負けしている感じが否めない。冬毛も出ておらず、馬体の張りは上々。毛艶も良好で体調面では全くの不安なし。デキの良さで上位入線もある。

マイネルハニー

(牡3、美浦・栗田博厩舎)

マツリダゴッホ
ブライアンハニー
母父ナリタブライアン
通算成績11戦3勝
重賞勝利 16年チャレンジC(G3)
連対時平均馬体重468kg (最高:476kg) (最低:460kg)
前走時馬体重476kg
POINT前駆、後駆ともにかなりの筋肉量を誇り、パワーで勝負するタイプ。飛節の折りはやや深いほうだが、身体の伸縮性はそこまで高くないので、加速力で先行して粘り込む競馬スタイルをとっている。前走、淀みない流れを先行して押し切った。腹袋が立派なので、他馬が苦しくなるようなHペースでこそ持ち味が生きる。毛艶も良く、馬体の張りも良好。あばらも薄っすらと浮き好仕上がり。課題はスピードが必要な京都コース。状態の良さと先行力で粘り込みに期待したい。

アストラエンブレム

(牡3、美浦・小島茂厩舎)

ダイワメジャー
ブラックエンブレム
母父ウォーエンブレム
通算成績8戦4勝
連対時平均馬体重460kg (最高:470kg) (最低:454kg)
前走時馬体重460kg
POINTダイワメジャー産駒の割に脚が長く、一見距離が持ちそうな造り。スラッそして見えるが、胸前やトモにはしっかりとした筋肉が付いている。全体に素軽いシルエットで、スピードに秀でたタイプ。新潟や東京など、広くノビノビと走ることのできるコースで良績を残しているのも頷ける。馬体の張り、毛艶共に冴えており、体調面は良好だ。エアスピネルに次ぐ2番手評価はこの馬。

テイエムイナズマ

(牡6、栗東・福島信厩舎)

ブラックタイド
クラスター
母父Danzig
通算成績38戦5勝
重賞勝利 12年デイリー杯2歳S(G2)
連対時平均馬体重508kg (最高:518kg) (最低:498kg)
前走時馬体重516kg
POINT500キロ近い大型馬だが、全体に素軽いフォルムは好印象。クビがやや短く、胴も詰まった体型で距離は長くないほうが良い。背中に伸縮力があって身体の使い方がうまい。馬体は締まっており、黒光りして毛艶は見栄えがする。冬場でも代謝の良さ、体調面に不安なしといったところ。母父ダンジグなので、スピード能力もある。阪神でも成績を残しているが、京都コースのほうが向くだろう。好走に期待したい。

ミッキージョイ

(牡4、美浦・萩原厩舎)

ディープインパクト
ルドラ
母父Cape Cross
通算成績10戦5勝
連対時平均馬体重499kg (最高:506kg) (最低:490kg)
前走時馬体重506kg
POINT肉付きが良いタイプのディープインパクト産駒で、筋肉質で直飛。持ち前のスピード能力をフルに生かすことができる。ただこういった馬は脚元に不安が出やすい面もあり、出世がやや遅れた。母父ケープクロス、遡ればグリーンデザート、ダンジグと続く母系。筋肉量が多く腹袋も立派なほうなのだが、欲を言えばもう一絞りできそうな雰囲気。写真撮影時で金杯までは2週間ほどあるので、本番絞れていれば能力的にも見劣りはしない。変わり身に期待したい1頭。

中山金杯

京都金杯