ラジオNIKKEI賞

CBC賞

エイムアンドエンド

(牡3、美浦・奥村武厩舎)

エイシンフラッシュ
ロフティーエイム
母父サンデーサイレンス
通算成績4戦1勝
連対時平均馬体重488kg (最高:488kg) (最低:488kg)
前走時馬体重484kg
POINTやや脚が短めに映るシルエットで、決して一完歩が大きいタイプではない。胴周りには程よくゆとりがあるのでマイル近辺~長くても距離は2000mくらいまでだろう。特別体の柔らかいタイプではなく、どちらかと言えばスピードよりもパワーで勝負するタイプの馬。血統的にも砂で悪くなく、将来的にはダートを走っている可能性もある。毛艶、馬体の張りともに問題なく仕上がっているし、立ち回りが上手なので小回りもこなせるはず。上位争いに期待。

キボウノダイチ

(牡3、栗東・松元茂厩舎)

バゴ
ラクスクライン
母父ステイゴールド
通算成績7戦2勝
連対時平均馬体重490kg (最高:500kg) (最低:478kg)
前走時馬体重500kg
POINT立ち写真からもわかるように非常に筋肉量豊富な馬体をしており、特に胸前の筋肉は丸みを帯びて盛り上がっているほど。父のバゴもスタッドインしてからもなお筋肉量を維持していることから、この体つきは父から遺伝したものと考えて良い。トモも立派だが、コチラはまだ良化余地を残していると言えるだろう。毛艶も光っており、銭型が浮いて体調は良さそうだ。腹周りはコロンとして見せるが、この中間、プール調整を続けているのでレースまでにもう一絞りできれば有力。

キューグレーダー

(牡3、美浦・栗田徹厩舎)

ダノンシャンティ
バグダッドカフェ
母父Broken Vow
通算成績4戦2勝
連対時平均馬体重510kg (最高:514kg) (最低:508kg)
前走時馬体重510kg
POINT中山1800m、東京1400mと真逆に近いコースで2勝を挙げているが、馬体のシルエットを見る限りどちらかと言えば1400m寄りの造り。前脚が若干短く、肩のラインが立っていて、胴も詰まっている。距離をこなせるのは心肺機能の高さによるところも大きいのではないだろうか。現時点でも骨量豊富で立派に見せる立ち姿だが、筋肉の付き方を見ると今後余分な肉が取れて、引き締まってくるモノと予想。将来が楽しみな1頭でもある。能力は高くデキも問題ないので、ここも好勝負。
今週のイチオシ

フィエールマン

(牡3、美浦・手塚厩舎)

ディープインパクト
リュヌドール
母父Green Tune
通算成績2戦2勝
連対時平均馬体重487kg (最高:488kg) (最低:486kg)
前走時馬体重486kg
POINTディープインパクト産駒らしい斜尻直飛、そして長駆短背。馬体のバランスが整っている馬で、さすがに良血馬らしい好馬体を披露している。胸前、トモの筋肉を見てもまだ成長途上にあるのは間違いないが、馬体全体のシルエットはこの馬が一番美しく見せているし、ここまでの2戦を見ても能力は上位。イメージ的には16年の勝ち馬・ゼーヴィントに近く、同様の走りが出来るならこの馬も当然勝ち負けになっていいはずだ。

メイショウテッコン

(牡3、栗東・高橋忠厩舎)

マンハッタンカフェ
エーシンベロシティ
母父Lemon Drop Kid
通算成績6戦3勝
連対時平均馬体重491kg (最高:500kg) (最低:486kg)
前走時馬体重488kg
POINT背中、腹周りのラインは父マンハッタンカフェと似通う部分があり、脚が長く全体的にスラッと見せるシルエット。ムダ肉の少ない体つきをしており、2400mで勝利を挙げているように距離は延びても問題なさそうな馬。今回は1800m戦になるが、自身のペースを刻めるかが勝負の分かれ目になりそう。脚元の造りを見る限り良馬場でこそのタイプで、馬場が渋るのはあまり良くない。1週前にして肋骨が薄っすら感じ取れるほど仕上がっており、レース当日は引き締まった体が見られるだろう。

フランツ

(牡3、栗東・音無厩舎)

ディープインパクト
ロベルタ
母父ブライアンズタイム
通算成績4戦2勝
連対時平均馬体重441kg (最高:448kg) (最低:434kg)
前走時馬体重428kg
POINT【左脚にフレグモーネを発症したため回避】馬体重430キロ台と牡馬にしてはかなり小柄な馬で、見た目からも全体的に華奢な印象を受ける。1800mのアルメリア賞を好時計勝ちしているように心肺機能の高そうな馬ではあるものの、全体のシルエットを見るに距離は2000mくらいまでが良さそうなタイプに見える。ただ骨格に対して脚の長さがあり、キ甲が抜けていないようにまだまだ完成度が低い。今後の成長次第で適性が変化していく可能性もある。小柄な分仕上がりやすく、毛艶も上々で体調面でこれといった不安は感じない。

アクティブミノル

(牡6、栗東・北出厩舎)

スタチューオブリバティ
ピエナアマゾン
母父アグネスタキオン
通算成績27戦3勝
重賞勝利 15年セントウルステークス(G2)
14年函館2歳ステークス(G3)
連対時平均馬体重479kg (最高:492kg) (最低:476kg)
前走時馬体重488kg
POINT全体のシルエットが正方形で、なおかつ筋肉量が多い典型的なスプリンター体型。トモの形状も正方形に近く、非常に肉付きが良い。推進力の源と言って良いだろう。肋骨が薄っすら浮いて見えるように2ヶ月ぶりのレースでも体は締まっており、太めは感じられない好仕上がりを披露している。近走着順は冴えないが、どちらかと言えば夏場に調子を上げるタイプで、毛艶も光って見栄えがする。昨年3着の舞台で巻き返しに期待。

アサクサゲンキ

(牡3、栗東・音無厩舎)

Stormy Atlantic
Amelia
母父Dixieland Band
通算成績8戦2勝
重賞勝利 17年小倉2歳ステークス(G3)
連対時平均馬体重456kg (最高:470kg) (最低:450kg)
前走時馬体重458kg
POINT胴が短く、全体的に正方形のシルエットで短距離向き。半姉のラビットランも胴が詰まった体型をしており、筋肉の質の違いこそあるが共通点も感じる。デビュー当初は若干背中が垂れ気味だったが、身長が伸びて馬体全体のバランスが非常に良くなってきた。胸前の筋肉も盛り上がって発達しており、しっかりとした成長が感じられる。古馬相手でも見劣りせず、好勝負が期待できる。

スノードラゴン

(牡10、美浦・高木登厩舎)

アドマイヤコジーン
マイネカプリース
母父タヤスツヨシ
通算成績57戦8勝
重賞勝利 14年スプリンターズS(G1)
連対時平均馬体重504kg (最高:516kg) (最低:484kg)
前走時馬体重510kg
POINT蹄と繋ぎが立っており、芝なら雨が降ってこそのタイプ。10歳馬ということもあり短期間での筋肉量の増加は見込みづらいものの、大きく衰えることなく状態を維持出来ているのは立派の一言。肩周りには血管が浮き上がっており、馬体の張り自体は胸を張れるデキにあると見ている。極端なスピード勝負になると厳しそうだが、時計が掛かるような馬場状態なら大駆けがあっても不思議無い。
今週のイチオシ

セカンドテーブル

(牡6、栗東・崎山厩舎)

トワイニング
モカサンデー
母父サンデーサイレンス
通算成績25戦3勝
重賞勝利 14年京王杯2歳ステークス(G2)
連対時平均馬体重469kg (最高:484kg) (最低:442kg)
前走時馬体重492kg
POINT立ち写真からもわかるように四肢が短い馬で、短い距離で強さを発揮する馬体の造り。イコール、ピッチ走法で走る馬であり、折りの深い飛節もあってテンの加速力に優れている。また、道悪も上手にこなすタイプの走り・馬体構造でもある。筋肉量も豊富で、シルクロードS時よりもパワーアップしている印象を受けた。毛艶も光っており、体調もかなり良さそう。近走は堅実なレースを続けているが、今回も見逃せない1頭と言えるだろう。

ダイメイフジ

(牡4、栗東・森田厩舎)

アグネスデジタル
ダイメイダーク
母父ダンスインザダーク
通算成績17戦5勝
連対時平均馬体重513kg (最高:520kg) (最低:508kg)
前走時馬体重512kg
POINT全体にバランスが整っており、良い意味で短距離馬らしくない体型。胴の伸びもあるほうで、マイル路線を使われていたことも納得できる。胸前の筋肉を見てもわかるようにパワーに秀でた馬であり、全体的に時計が掛かりやすくパワーを要する、広々として末脚を活かせる中京競馬場は合っている。4歳馬でキ甲・トモの周辺を見てもまだまだ良化が見込めそうで、今後の短距離路線で注目しておきたい1頭。馬体の張りも上々で、力を出せる仕上がりと見た。

ダイメイプリンセス

(牝5、栗東・森田厩舎)

キングヘイロー
ダイメイダーク
母父ダンスインザダーク
通算成績19戦5勝
連対時平均馬体重497kg (最高:508kg) (最低:490kg)
前走時馬体重496kg
POINT全体のシルエットを見た時にトモ脚よりも前脚が短く、このような体型の馬は自然と前傾姿勢になってスピードに乗りやすい一方、距離が持たない傾向にある。ゆえに、連勝した舞台の新潟千直は合っていたのではないだろうか。今回は1F延長となるが、十分守備範囲内。牝馬にしては500キロ近い大型馬だが、1週前の時点で肋骨が薄っすらと浮いており、ムダ肉が全く無い。レースまでこのくらいの状態を維持しておきたいところ。

フミノムーン

(牡6、栗東・西浦厩舎)

アドマイヤムーン
フミノシンデレラ
母父サンダーガルチ
通算成績24戦6勝
連対時平均馬体重450kg (最高:456kg) (最低:442kg)
前走時馬体重450kg
POINT四肢が短めで、一歩一歩の歩幅が小さめなピッチ走法。このような体型の馬は一般的にスタートが速く先行馬が多いイメージだが、この馬はトモ脚がやや流れているように骨格的に後躯の入りが甘くなりやすく、スタートで行き脚が付きづらい。そのため追い込み脚質となっているワケだが、ピッチが利く分一気に俊敏な脚が使えるため、道悪でも苦にせず差して来ることができる。広い中京は持ち前の末脚を存分に活かせる舞台のため、警戒しておきたい。

ペイシャフェリシタ

(牝5、美浦・高木登厩舎)

ハーツクライ
プレザントケイプ
母父Cape Cross
通算成績19戦6勝
連対時平均馬体重484kg (最高:490kg) (最低:474kg)
前走時馬体重490kg
POINT胴の長さだけを見ると父ハーツクライのように胴長なのだが、前脚が短く肩も立っているためストライドがそこまで大きくならない。完歩が小さい分、1200m戦でもスピード負けせず、むしろ胴長で脚が他馬よりも長く使える分、1200mで強みになるのではないだろうか。トモの容量も大きいが、まだ成長余地が感じられる筋肉の付き方で、完成された時が楽しみになる馬体。勿論、現状でも好勝負になる造りをしており、背中には銭型も浮いて体調も良さそう。好勝負に期待。

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