打倒デアリングタクト!2400mを味方にできる想定15番人気の"逆転候補"を発見!…競馬JAPAN

※イチオシ馬&特注馬は、追い切りの動きなども踏まえて金曜日に公開します!

今週のイチオシ

アーモンドアイ

(牝5、美浦・国枝厩舎)

ロードカナロア
フサイチパンドラ
母父サンデーサイレンス
通算成績11戦8勝
重賞勝利 19年天皇賞(秋)(G1)
19年ドバイターフ(G1)
18年ジャパンカップ(G1)
18年秋華賞(G1)
18年優駿牝馬(G1)
18年桜花賞(G1)
18年シンザン記念(G3)
連対時
平均馬体重
470kg (最高:480kg)
(最低:462kg)
前走時馬体重486kg
POINT
父よりも母フサイチパンドラの特徴が感じられる素軽い体つき。胴周りを比較的ゆったりと見せているように、スピードの持続力に秀でた体型。成長と共に筋肉量も増加し、胸前やトモの発達も目立つ。マイルよりも2000m向きの印象も、高速決着になりやすい東京なら全く問題は無いだろう。牝馬限定戦であれば、ある程度ペースが流れてこそ持ち味がより活きてくる。良い意味で全体的に昨秋と変わらない雰囲気をキープしており、休み明けでも太め感無く、力を出せる状態に仕上がった。

コントラチェック

(牝4、美浦・藤沢和厩舎)

ディープインパクト
リッチダンサー
母父Halling
通算成績9戦4勝
重賞勝利 19年ターコイズステークス(G3)
19年フラワーカップ(G3)
連対時
平均馬体重
464kg (最高:468kg)
(最低:458kg)
前走時馬体重472kg
POINT
前後にまとまりのある、正方形に近いシルエット。体型的にマイラー色が濃く、マイルへの距離短縮は好材料と言えそうだ。背中が短めで伸縮性のありそうな造りをしており、瞬発力勝負にもある程度は対応できそう。全体に肉付きが良いため、軽さが問われる東京よりは、潜在的なパワーが要求される中山向きの印象が強い。前走は不良馬場で大敗を喫してしまったものの、蹄底には厚みがあり、脚元の造りから道悪が全くダメとは思えない。毛艶は黒光りして非常に見栄えがするし、筋肉の張りも上々。馬体面にダメージは感じられない。

サウンドキアラ

(牝5、栗東・安達厩舎)

ディープインパクト
サウンドバリアー
母父アグネスデジタル
通算成績17戦7勝
重賞勝利 20年サンスポ杯阪神牝馬S(G2)
20年京都牝馬ステークス(G3)
20年スポニチ賞京都金杯(G3)
連対時
平均馬体重
452kg (最高:460kg)
(最低:438kg)
前走時馬体重458kg
POINT
四肢がやや短めに映る体型で、短距離志向が強い。骨格のサイズに対して豊富な筋肉量が付いており、特に胸前から肩周りの発達が目立つ。腹袋は母父アグネスデジタルの影響で大きめ、底力を要する展開も苦にしない。背中が短く、腹側のラインが長く見える瞬発力タイプ。決め手勝負になりやすいヴィクトリアマイルでも注目の1頭と言えるだろう。昨年は7着に敗れているものの、全体にパワーアップしており、昨年以上の走りも期待できる。馬体は皮膚を薄く見せるほどの張り具合で、毛艶も文句無し。

サトノガーネット

(牝5、栗東・矢作厩舎)

ディープインパクト
ビートリックスキッド
母父Victory Note
通算成績19戦5勝
重賞勝利 19年中日新聞杯(G3)
連対時
平均馬体重
431kg (最高:440kg)
(最低:424kg)
前走時馬体重440kg
POINT
後肢が緩やかにカーブしている「曲飛」で、背中も短い造り。瞬発力勝負に向いている体型で、終いの末脚はメンバー中でも上位の存在。全体に牝馬らしいシャープな印象で、立ち姿は素軽い。骨格に対して前脚がやや長く見えるように、馬格以上にストライドは伸びる。コンパクトな馬体からスタミナの浪費も少ないことから、中距離以上で好成績を残しているのだろう。今回はマイルのスピード勝負にどこまで対応できるか。2走前の立ち写真と比較して冬毛が抜けた分、毛艶が良くなって馬体の張りも増して来た印象。状態面では近走で一番といっていい。

シゲルピンクダイヤ

(牝4、栗東・渡辺厩舎)

ダイワメジャー
ムーンライトベイ
母父High Chaparral
通算成績10戦1勝
連対時
平均馬体重
457kg (最高:462kg)
(最低:452kg)
前走時馬体重458kg
POINT
飛節が「くの字」に折れている曲飛で、一瞬の加速力に優れている構造。まとまりのある体型でシルエットも正方形に近く、マイルの距離はベストと言っていい。溜めてこそ切れる末脚が武器で、直線の長い東京で弾けるイメージは十分にある。以前の立ち写真と比較して全体にボリュームアップした印象が強く、特にトモの筋肉は中身が詰まってきた雰囲気が漂う。半腱半膜様筋にも大きなスジが浮き上がっており、馬体の張りは抜群に良く見える。背中に銭型も浮き、代謝も良さそう。元々が細身なタイプだけに、ふっくら見せている点も好材料だ。
今週のイチオシ

シャドウディーヴァ

(牝4、美浦・斎藤誠厩舎)

ハーツクライ
ダイヤモンドディーバ
母父Dansili
通算成績13戦2勝
連対時
平均馬体重
469kg (最高:474kg)
(最低:464kg)
前走時馬体重464kg
POINT
ゆったりと見せる胴周りは父ハーツクライ譲り。長く良い脚を使う展開でこそ持ち味が活きる、持続力タイプの体型だ。本質的にはマイルよりも2000m、マイル戦ならある程度淀みないペースで流れた方がいい。器用な競馬もできるタイプで、前目のポジションで運ぶのがベストか。昨秋の立ち写真と比較して、筋肉量が増して全体に逞しくなってきた印象。馬体重こそ大きく変わらないが、完成度は高まってきた。毛艶や馬体の張りにはまだ良くなる余地を残しつつも、ボリューム感のある立ち姿で迫力は十分。力を出せる状態に仕上がったと見ていいだろう。

スカーレットカラー

(牝5、栗東・高橋亮厩舎)

ヴィクトワールピサ
ヴェントス
母父ウォーエンブレム
通算成績18戦3勝
重賞勝利 19年アイルランド府中牝馬(G2)
連対時
平均馬体重
455kg (最高:490kg)
(最低:436kg)
前走時馬体重490kg
POINT
「くの字」に折れた曲飛と、詰まり気味の胴周りが特徴的。前後にまとまりのある体型で、シルエットは正方形に近い。後肢の回転力に優れており、背中が短く腹側のラインが後躯に向かって引き締まっている。総合的に見て、典型的な瞬発力タイプの構造と言っていいだろう。鋭い決め手はメンバー髄一だ。前走時の馬体重は過去最高の490キロ。3歳時は430キロ台で出走していたことを考えても、別馬と言っていいほど馬体は成長している。後肢の下腿部にも血管が浮き上がっているように、馬体の張りも上々。腹周りも太くは映らず、充実期を迎えている印象だ。
今週のイチオシ

セラピア

(牝4、栗東・藤岡健厩舎)

オルフェーヴル
ララア
母父Tapit
通算成績7戦4勝
連対時
平均馬体重
490kg (最高:494kg)
(最低:484kg)
前走時馬体重494kg
POINT
背が高めで、四肢の造りもスラっとしている。1400mでも勝利しているが、馬体的にはマイル~2000m辺りが合う印象で、決して短距離馬のイメージではない。胴周りをゆったりと見せており、500キロ近い馬格でストライドも広い。一瞬の切れ味よりも持続力を活かした競馬が合うため、ココでも強気なレース運びに期待したい。トモの横幅が広く、肉付きもいい。後躯のキック力が強いからこそ、スタートから軽快なスピードを発揮できるのだろう。G1でも見劣りしない好馬体だ。腹周りは毛色も相まってふっくらと映るものの、タピットの血が出ていると立派に見えやすい。馬体は引き締まっているし、このくらいの目方でちょうど良さそう。

ダノンファンタジー

(牝4、栗東・中内田厩舎)

ディープインパクト
ライフフォーセール
母父Not For Sale
通算成績10戦5勝
重賞勝利 19年関西TVローズS(G2)
19年チューリップ賞(G2)
18年阪神ジュベナイルF(G1)
18年KBSファンタジーS(G3)
連対時
平均馬体重
456kg (最高:460kg)
(最低:442kg)
前走時馬体重486kg
POINT
骨格に対してしっかりと筋肉が付いており、特にトモは昨秋よりもボリュームアップしている。前走はプラス22キロと大幅に馬体重を増やしていたが、肋骨が薄っすらと浮き上がっているように決して太くは映らない。一度使って絞れる分を考慮しても、成長分を加味して良いはずだ。胴が詰まり気味で、シルエットが正方形に近い。1800mのローズSを制しているが、より短距離志向が強まってきたこともあり、現状では1400~1600mがベストの印象だ。逞しさを増した点は好印象も、毛艶や皮膚の薄さは昨秋の方が良く見えていた。当週の追い切り、当日のパドックも注視したい1頭。

トロワゼトワル

(牝5、栗東・安田隆厩舎)

ロードカナロア
セコンドピアット
母父ハーツクライ
通算成績16戦5勝
重賞勝利 19年京成杯オータムハンデ(G3)
連対時
平均馬体重
461kg (最高:468kg)
(最低:458kg)
前走時馬体重482kg
POINT
父ロードカナロア譲りの立派なトモが目を引く。強く地面を蹴って大きなエネルギーを生み、トップスピードに乗せることが出来るのはこの豊富な筋肉量があってこそ。飛節もカーブを描く曲飛で、ピッチも速い。過去には控える競馬で鋭い末脚を発揮していたように、タメが利けば終いの脚もしっかりしているタイプ。純粋なスピードという点ではメンバー中でもトップクラスのため、自分の形に持ち込めれば決して侮れない。馬体の張りは昨年、京成杯AHを制した時と遜色ない状態にまで仕上がっている。

ノームコア

(牝5、美浦・萩原厩舎)

ハービンジャー
クロノロジスト
母父クロフネ
通算成績12戦5勝
重賞勝利 19年ヴィクトリアマイル(G1)
19年富士ステークス(G3)
18年紫苑ステークス(G3)
連対時
平均馬体重
457kg (最高:470kg)
(最低:436kg)
前走時馬体重478kg
POINT
骨格に対して胴周りがゆったりとしており、胴の造りは持続力に秀でた形。昨年のヴィクトリアマイルはアエロリットが淀みないペースで逃げたため、例年に比べてより持続力が問われる展開になったことが勝因の一つと言っていいだろう。その一方で牝馬らしい柔軟性と、折りの深い曲飛を兼ね備えているため、決め手勝負にも十分対応は可能。他馬が速いペースで引っ張ってくれれば、今年も持ち前の持続力で上位進出は可能と見る。体型的に1200mはさすがに忙しかったため、マイルに戻る点も好材料。仕上がり面では前走と大きく変わらない印象も、力は出せる状態にありそう。ダメージも感じられない。

ビーチサンバ

(牝4、栗東・友道厩舎)

クロフネ
フサイチエアデール
母父サンデーサイレンス
通算成績10戦1勝
連対時
平均馬体重
471kg (最高:476kg)
(最低:466kg)
前走時馬体重468kg
POINT
盛り上がるように発達した胸前、丸みのあるトモ。とにかく筋肉量が豊富な印象で、パワーとスピードに秀でたタイプ。高速決着への適性も高く、純粋にスピード能力が問われる条件では上位の存在。飛節は緩やかにカーブしていて、一定の切れ味を発揮することもできる。控える形のほうが合っている馬ではあるものの、前走は内で若干窮屈な競馬になっていた。スムーズなレース運びができれば巻き返せるだけの素質は秘めている。3歳時よりも皮膚を薄く見せているように馬体の張りは抜群で、完成度も高まってきた。銭型も浮き上がっており、状態面の良さが伝わってくる。
今週のイチオシ

プリモシーン

(牝5、美浦・木村厩舎)

ディープインパクト
モシーン
母父Fastnet Rock
通算成績15戦4勝
重賞勝利 20年東京新聞杯(G3)
18年関屋記念(G3)
18年フェアリーステークス(G3)
連対時
平均馬体重
487kg (最高:504kg)
(最低:470kg)
前走時馬体重500kg
POINT
背中が短く、腹側のラインが後躯に向かって引き締まった瞬発力タイプの馬体構造で、決め手比べに強い。腰が高めに映るが、これは後肢が長いため。飛節も真っ直ぐに伸びた「直飛」で、こちらは持続力に優れた形。瞬発力と持続力に長けたパーツを持ち合わせており、総合力の高さが武器。ストライドが大きいため、小回りで一瞬の脚が要求される中山コースよりも、広い東京コース向き。流れを問わず、自身の力を発揮できれば崩れるシーンは想像しづらい。筋肉の輪郭が浮き上がり、毛艶も黒光りしているように体調はかなり良さそう。好仕上がりでレースを迎えられそうだ。

ラヴズオンリーユー

(牝4、栗東・矢作厩舎)

ディープインパクト
ラヴズオンリーミー
母父Storm Cat
通算成績5戦4勝
重賞勝利 19年優駿牝馬(G1)
連対時
平均馬体重
457kg (最高:466kg)
(最低:452kg)
前走時馬体重472kg
POINT
背中がやや短く、腹側のラインが長く後躯に向かって引き締まった形で、身体の伸縮性に優れている。全体にバランスが整っていて、能力が高く競馬センスに優れているため、舞台を選ばずに力を発揮できるタイプと見ている。ただ良い意味で窮屈な造りでない分、マイルよりも2000m、2400mがより向いている印象。この馬としては、ある程度ペースが緩んで決め手比べになったほうが持ち味が活きそう。右前蹄の補修跡は消え、脚元にも不安材料は見当たらない。休み明けでも太め感無く仕上がっており、いきなり動けそう。
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