全体のバランスに対して背中が長く映る体型。500キロを超える馬格も相まって一完歩が大きく、雄大なストライドを活かした持続力勝負が得意なタイプ。本質的には広いコースが合っている印象で、小回りの函館コースはコーナーでの加速がカギといえそう。過去との比較はできないが筋肉の張りは上々。馬体は充実しており、能力的には今がピークか。銭型模様も浮いて見え、代謝の良さが伝わってくる。日経賞以来の実戦でもいきなり動けそうな仕上がり。

腹周りをスッキリと見せるように体つきはシャープ。その中でもクビ周りはやや太く映り、肩周りの筋肉量は豊富。前駆が勝っている印象があり、ダート重賞・芝の道悪で良績を残している点も納得できる。跳びが大きく掻き込むような走法で切れ味勝負は苦手とするものの、昨年のように上がりが掛かるようなタフな条件になれば侮れない。年齢的に大きな変わり身は感じられないが、1週前の時点で馬体は引き締まっている。力を出せる状態にありそう。