【安田記念】混戦模様のマイル路線、天下統一するのはどの馬!?14頭の馬体写真を掲載
2025/6/6(金)
※イチオシ馬&特注馬は6/6(金)に更新します!
- 6/7(土)夕方発行
東京スポーツ(安田記念の予想を掲載) - 6/7(土)14:30頃~
ラジオ日本「土曜競馬実況中継」午後の部前半
(東京10~12Rパドック解説) - 6/8(日)14:30頃~
ラジオ日本「日曜競馬実況中継」午後の部後半
(東京10~12Rパドック解説)
ウォーターリヒト
牡4
[栗]石橋厩舎


父 | ドレフォン |
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母 | ウォーターピオニー 母父:ヴィクトワールピサ |
通算成績 | 13戦4勝[4-2-3-4] |
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前走時馬体重 | 468kg |
背中が短く胴が詰まった体型で、前後の連動性に優れており、溜めてこそ持ち味が活きる瞬発力型のバランス。飛節は真っ直ぐに伸びた「直飛」寄りの構造で、いい脚を長く繰り出せる点が本馬の長所。蹄と繋ぎは立っていて、荒れた馬場や水分を含む馬場もこなす。時計勝負は課題も、広い東京コースは末脚を活かすにピッタリの舞台。休み明けでも毛艶、筋肉の張りは上々。今年に入って充実一途の印象。
エコロヴァルツ
牡4
[栗]牧浦厩舎


父 | ブラックタイド |
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母 | プティプランセス 母父:キングカメハメハ |
通算成績 | 11戦3勝[3-2-1-5] |
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前走時馬体重 | 492kg |
背中が短い体型で、四肢が長いため重心は高い。筋肉の質感はしなやかに映り、後肢の飛節は地面と垂直に伸びた「直飛」の構造。跳びの大きな走りをする馬で、息の長い脚を繰り出せるタイプ。1600mはG1での好走歴があるものの、本質的には中距離向きか。広い東京コースで持続する脚を発揮できるかがポイント。常に良く見せる馬だが今回も毛艶、筋肉の張りは抜群で、状態面は高いレベルで安定している。
ガイアフォース
牡6
[栗]杉山厩舎


父 | キタサンブラック |
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母 | ナターレ 母父:クロフネ |
通算成績 | 17戦3勝[3-4-0-10] |
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前走時馬体重 | 498kg |
蹄底に厚みがあり、繋ぎも立ち気味の構造。筋肉の質感は硬めで、母ナターレの特徴が馬体に表れている。飛節の角度は真っ直ぐに伸びた「直飛」で、跳びは大きいタイプ。スピードの持続力を要求されるレースは合っている。良い頃と比較してやや筋肉の張り、ボリューム感に良化の余地を残すものの、ムダ肉の付きづらいタイプで、今回も腹周りはシャープに引き締まっており、力は発揮できそう。
サクラトゥジュール
セ8
[美]堀厩舎


父 | ネオユニヴァース |
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母 | サクラレーヌ 母父:シンボリクリスエス |
通算成績 | 27戦7勝[7-7-1-12] |
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前走時馬体重 | 516kg |
大型の上に骨格のバランスが整っていて、見栄えする好馬体。後肢の飛節はカーブした「曲飛」の構造で、大柄でも瞬発力勝負への対応力は高い。蹄底は薄めで、綺麗な良馬場でこそのタイプ。高速決着に強く、スピードの絶対値が問われる状況が得意。年齢的に大きな上積みはどうかも、筋肉のボリューム感や張りは高いレベルで維持できており、衰えは感じられない。休み明けで多少ふっくらとして映るが、当週のひと追いで締まってきそう。
シックスペンス
牡4
[美]国枝厩舎


父 | キズナ |
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母 | フィンレイズラッキーチャーム 母父:Twirling Candy |
通算成績 | 7戦5勝[5-0-0-2] |
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前走時馬体重 | 500kg |
父キズナ似の筋肉質で前後に詰まったフォルム。後肢の仙骨は傾斜した「斜尻」で、胴の造りと相まって瞬発力を活かした競馬が得意。米国色の強い血統が影響して、腹袋は発達している。マイル志向の強い体型で距離短縮は好材料か。今回は左前蹄が接着装蹄、右前蹄に補修痕が見られケアが施されている。筋肉の張り、毛艶は近走比較でもかなり良く見せていて、馬体のコンディションは良化している。
ジャンタルマンタル
牡4
[栗]高野厩舎


父 | Palace Malice |
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母 | インディアマントゥアナ 母父:Wilburn |
通算成績 | 7戦4勝[4-1-1-1] |
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前走時馬体重 | 492kg |
ダート色の強い血統構成で、パワフルな馬体。腹袋をふっくらと見せ、腹周りのラインは丸みが感じられる。背中は短く、筋肉の質感は柔軟。好位で溜めを利かせ、速い脚も繰り出せる点が本馬の長所。2000mでの好走歴もあるが、体型的には1600mがベスト。パワーとスピードが本馬の武器で、高速決着は得意なタイプか。皮膚を薄く見せていたNHKマイルC出走時と比較して、まだ筋肉の張りに良化余地は残すが、太め感はない。
ソウルラッシュ
牡7
[栗]池江寿厩舎


父 | ルーラーシップ |
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母 | エターナルブーケ 母父:マンハッタンカフェ |
通算成績 | 25戦9勝[9-4-3-9] |
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前走時馬体重 | 508kg |
クビさしが太いパワー系の馬体。前躯、腹袋が発達していて、重厚感がある。蹄にも厚みがあって繋ぎは立っており、高速決着でも結果を出している馬だが、本質的には時計が掛かる馬場や、消耗戦を得意とするタイプ。極端なスピード勝負はどうかも、水準くらいの時計の出方なら安定して走ってくるか。馬体に衰えはなく、筋肉のボリュームは保てている。薄っすらと銭型模様が浮いているように毛艶に光沢があって、代謝の良さが窺えるところ。
トロヴァトーレ
牡4
[美]鹿戸雄厩舎


父 | レイデオロ |
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母 | シャルマント 母父:エンパイアメーカー |
通算成績 | 10戦6勝[6-2-0-2] |
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前走時馬体重 | 508kg |
背中が短く、腹側のラインが後躯に向かって引き締まっている。やや胴は詰まり気味で、飛節は折りの深い「曲飛」の構造。斜尻ではあるが、トモの横幅は広く、大腿筋膜周辺は膨らむように発達している。スピード能力に優れており、柔軟性のあるフォルムで溜めれば切れる脚を繰り出すことができる。3歳時の写真と比較して骨格のバランスが良化。全体のボリュームも増してパワーアップしている。後肢の下腿部にも血管が浮いていて、状態は良さそう。
ブレイディヴェーグ
牝5
[美]宮田厩舎


父 | ロードカナロア |
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母 | インナーアージ 母父:ディープインパクト |
通算成績 | 9戦4勝[4-2-0-3] |
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前走時馬体重 | 482kg |
全体にしなやかな印象のあるフォルム。父ロードカナロアの筋肉量を秘めつつ、骨格のバランスは母方の影響が強いイメージ。背中を柔らかく使えて伸びも十分にあり、仙骨は角度の傾斜した「斜尻」の構造で優れた瞬発力を繰り出せる。中距離志向の強いタイプで、一線級が揃った1600mでの時計勝負にどこまで対応できるか。休み明けでも1週前の時点で太め無く引き締まっていて、態勢は整った。
マッドクール
牡6
[栗]池添学厩舎


父 | Dark Angel |
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母 | Mad About You 母父:Indian Ridge |
通算成績 | 16戦6勝[6-2-3-5] |
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前走時馬体重 | 540kg |
骨格が大きく、筋肉量も豊富で迫力ある馬体。トモは容量が大きく、大腿筋膜周辺の発達も顕著。背中が長めで重心の低い、持続型スプリンター。厳しい流れも苦にしない。体型的に1600mは少し距離が長い印象。繋ぎが立ち気味で蹄底には厚みがあり、前躯が発達しているため、掻き込みの強いフォームで走る馬。馬場が渋っても能力を削がれることはない。高松宮記念以来の出走でもいつもと変わらないボディコンディションで、力を出せるデキ。
レッドモンレーヴ
牡6
[美]蛯名厩舎


父 | ロードカナロア |
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母 | ラストグルーヴ 母父:ディープインパクト |
通算成績 | 20戦5勝[5-4-1-10] |
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前走時馬体重 | 524kg |
胴詰まりで前後の連動性に優れている、典型的な瞬発力タイプ。大型馬でも筋肉の質感に柔軟性があって、溜めて切れを活かす形こそ、本馬の能力を引き出す。クビ周りの筋肉はたくましく発達。蹄は薄い構造で、良馬場がベスト。1400mでこそ決め手は活きる印象も、うまく流れに乗って差しが決まる展開になれば。常に良く見せる馬だが、今回も皮膚を薄く見せて筋肉の張りはかなり良い。
ロングラン
セ7
[美]和田勇厩舎


父 | ヴィクトワールピサ |
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母 | ノッテビアンカ 母父:Kendargent |
通算成績 | 26戦7勝[7-1-1-17] |
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前走時馬体重 | 478kg |
胴長で、筋肉の付き方はなだらか。柔軟性を秘めており、関節の可動域も広い。前駆に対してトモはやや薄く、ゆえに行き脚は付きづらいが、持続力に富んだ息の長い末脚を繰り出すことができる。筋肉量を考慮すると、時計は掛かったほうが力を発揮できそうなイメージ。馬体的には中距離向きも、前走でマイルの高速決着に対応したように、力を付けている。マイラーズC時よりも筋肉の張り、毛艶は更に上昇、充実している様子が伝わってくる。

ジュンブロッサム
牡6
[栗]友道厩舎


父 | ワールドエース |
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母 | エンプレスティアラ 母父:クロフネ |
通算成績 | 22戦5勝[5-7-1-9] |
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前走時馬体重 | 482kg |
長躯短背で伸縮性に優れた、バランスのいいフォルム。後肢は緩やかにカーブして、バネ感十分。広い東京コースへの適性は既に証明済み。水準以上の筋肉量を携えつつ、体つきは素軽い。繋ぎに長さがあり、しなやかにクッションが利く。柔軟性を活かした末脚勝負が得意で、良馬場がベスト。馬格は水準級だが、高速決着に不安無し。常に良く見せる馬ではあるものの、今回も毛艶、筋肉の張りは素晴らしく、前走以上のデキに映る。


シャンパンカラー
牡5
[美]田中剛厩舎


父 | ドゥラメンテ |
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母 | メモリアルライフ 母父:Reckless Abandon |
通算成績 | 12戦3勝[3-0-1-8] |
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前走時馬体重 | 512kg |
※最新の立ち写真は24年高松宮記念
背中が短く、腹周りのラインは後躯に向かって引き締まっている。大型馬でも、筋肉の質感はしなやか。仙骨の角度が傾斜した「斜尻」で、飛節の折りが深い「曲飛」の構造。前後の連動性に優れ、良質な瞬発力を秘めており、溜めて末脚を活かす形が合うバランス。昨シーズンはダート、1200~1400mを使っていたが、芝の1600~2000m辺りがベスト。適条件で上手く流れに乗れれば。

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胴周りにまとまりがあり、ボリューム感を保ちつつ、柔軟性があって良質な決め手を秘めている。短距離路線を歩んでいた分、筋肉量は豊富で、1600mではスピード上位。馬群を割るような競馬もできるタイプで、上手に好位のポジションを取れればチャンスアリ。大きな変化は感じられない一方で、年齢を重ねても筋肉の質感が硬くなることはなく、好状態を維持。海外遠征明けになるが、薄っすらと肋骨が浮いて、理想的なコンディションに整っている。