※イチオシ馬&特注馬は8/1(金)に更新します!

アイビスサマーダッシュ

クイーンS

  • 8/2()夕方発行
    東京スポーツ(アイビスサマーダッシュの予想を掲載)
  • 8/2()14:30頃~
    ラジオ日本「土曜競馬実況中継」午後の部後半
    (新潟6~8Rパドック解説)
  • 8/3()14:30頃~
    ラジオ日本「日曜競馬実況中継」午後の部後半
    (新潟6~8Rパドック解説)

ウイングレイテスト

牡8
[美]畠山吉厩舎

レース適性星
仕上がり星
スクリーンヒーロー
グレートキャティ
母父:サクラユタカオー
通算成績 41戦4勝[4-9-6-22]
前走時馬体重 496kg
詳細
寸評

豊かな腹袋を持つ、重心の低いパワータイプ。トモの横幅は容量があり、スピードを持続させる競馬が得意な印象。タフな消耗戦でこそ持ち味が活きる。蹄が薄いので道悪より良馬場向きの印象も、重厚感のある体型から千直コースでは多少時計を要する競馬になってほしいところ。前走の函館スプリントSでは20キロ体重を減らしていたが、今回は程よくボリューム感があり、細くは映らない。やや目の周りの黒ずみは気になるが、筋肉の張りは良化している。

コラソンビート

牝4
[美]加藤士厩舎

レース適性星
仕上がり星
スワーヴリチャード
ルシェルドール
母父:オルフェーヴル
通算成績 13戦3勝[3-1-3-6]
前走時馬体重 452kg
詳細
寸評

前後に詰まった馬体で、胴長だった父スワーヴリチャードとはあまり似ていない。クビさしは短く、大きな馬ではないが後躯の肉付きも良好。飛節の折りも深く、骨格は短距離向き。前走はハナを切る形で好走しているが、コンパクトにまとまっていて、本来は溜める競馬のほうが持ち味は活きそう。千直よりもコーナーのある舞台が合うイメージで、立ち回りがポイント。華奢だった印象は解消され、力強さが増してきた。馬体の張りはまだ良くなりそうだが、一時期のスランプは脱したか。

テイエムスパーダ

牝6
[栗]小椋厩舎

レース適性星
仕上がり星
レッドスパーダ
トシザコジーン
母父:アドマイヤコジーン
通算成績 25戦6勝[6-1-1-17]
前走時馬体重 496kg
詳細
寸評

前脚が短い体型で、重心は前傾。胴周りには伸びが感じられ、スピードの持続力を活かしてこそのタイプ。トモは横広で容量が大きく、昨年春の立ち姿と比較して、張りが戻ってきた。肩周りの筋肉は隆起しており、前躯の力強さが目立つ。レコードホルダーではあるものの、やや立ち気味の繋ぎ、厚みのある蹄から、時計の掛かる馬場への適性を感じさせる。年齢的に大きな変化は見られないものの、太めなく仕上がっていて、力を発揮できる状態にある。

ブーケファロス

牡5
[美]清水英厩舎

レース適性星
仕上がり星
ビッグアーサー
クラウンデュナミス
母父:ダンディコマンド
通算成績 27戦4勝[4-4-2-17]
前走時馬体重 448kg
詳細
寸評

父ビッグアーサーと良く似た、筋肉質で胴詰まり、丸みのあるフォルム。腹袋は大きく発達しており、440~450キロ台とコンパクトな馬格の割に、立ち姿は力強くパワフル。背中を短く見せて前後の連動性に長けており、溜めてこそ良さが活きる瞬発力タイプ。勝負どころでの捌きがカギになる。長期の休みなくコンスタントに使われているが、毛艶には光沢があって体調は高次元で維持。筋肉の張りも上々で、力を出せる仕上がり。

モズメイメイ

牝5
[栗]前川厩舎

レース適性星
仕上がり星
リアルインパクト
インラグジュアリー
母父:Frankel
通算成績 21戦5勝[5-0-3-13]
前走時馬体重 472kg
詳細
寸評

筋肉量が豊富で体重以上に力強さを感じさせるフォルム。トモは横広で肉付きもいい。前脚が短い分、前重心でスピードの乗りが良い。背中にも程よい長さがあり、持続力を秘めている。蹄は薄く、良馬場の時計勝負でこそ良さが出るイメージ。寒い時期は見栄えしないタイプということもあるが、春の高松宮記念時と比較しても、毛艶に光沢があって、皮膚も薄く見せているように筋肉の張りも戻っている。大敗続きでも状態は決して悪くない。

イチオシ馬

ピューロマジック

牝4
[栗]安田翔厩舎

レース適性星
仕上がり星
アジアエクスプレス
メジェルダ
母父:ディープインパクト
通算成績 13戦4勝[4-2-1-6]
前走時馬体重 454kg
詳細
寸評

450キロ台のコンパクトな馬でも後躯の発達が目立ち、蹄も薄いことからスピード勝負は得意。前肢が短く、前傾姿勢になりやすいことからスピードの乗りが非常に良い。ヘニーヒューズ系特有の背中が長いシルエットで、持続力を活かしてこそ良さが活きてくる。前走は控える形で善戦したが、新潟千直の舞台なら持ち前のダッシュ力を活かしたほうが有利か。海外帰り、休み明けでも皮膚を薄く見せるように、筋肉の張りは抜群。毛艶も光沢があって仕上がりは良好。

やーしゅん
アイビスサマーダッシュは先行・差しの脚質を問わず、前脚が短く前重心のバランスをした馬が好相性。速いスタートダッシュが持ち味の本馬にとって適した舞台です。どんな立ち回りをするかがポイントですが、馬体適性と仕上がりの良さを評価して本命に推します。
特注馬

クムシラコ

牡7
[美]千葉厩舎

レース適性星
仕上がり星
ディスクリートキャット
デイドリーマー
母父:ネオユニヴァース
通算成績 43戦4勝[4-2-5-32]
前走時馬体重 468kg
詳細
寸評

馬格は水準級も筋肉量は豊富で、全体に肉付きがいいタイプ。腹周りにボリュームがあり、底力を要するような消耗戦が合っているイメージ。前肢は短めで重心が低い。後肢の飛節は折りの深い「曲飛」の構造で、胴周りにはまとまりがあり、筋肉の質感は柔軟で関節の可動域も広い。一瞬の決め手を活かした競馬が得意で、溜めを利かせることができれば一発あっても。

やーしゅん
昨夏の稲妻S、2走前の韋駄天Sと二度当コースで好走実績があり、決め手を活かした競馬で千直実績は豊富。7歳馬でも馬体面は充実していて、能力的にはピークに近い印象。うまく外目に潜り込めればゴール前で突っ込んでくる可能性も十分にあると見ています。

アリスヴェリテ

牝5
[栗]中竹厩舎

レース適性星
仕上がり星
キズナ
ルミエールヴェリテ
母父:Cozzene
通算成績 24戦4勝[4-7-4-9]
前走時馬体重 482kg
詳細
寸評

トモ脚が長くて前脚が少し短い分、腰高に映るタイプだが、以前よりもバランスが良化して成長していることが分かる。骨格の影響でスピードの乗りが良く、テンの速いダッシュに繋がっている。背中には程よく長さがあり、ピッチの速さとストライドの大きさが両立、持続力を活かした競馬が合う。ヴィクトリアマイルでも大いに見せ場を作ったが、体型的には中距離のほうが向いている。良く見せるタイプだが今回も張りツヤ良好、仕上がりに不安なし。

テリオスララ

牝3
[美]田島俊厩舎

シスキン
シャンドランジュ
母父:マンハッタンカフェ
通算成績 4戦2勝[2-1-1-0]
前走時馬体重 486kg
詳細
寸評

賞金除外
牝馬の中では大柄なタイプ。父シスキンは体高がやや低いが、本馬は四肢に長さがある分、上背も低くない。胴周りにも伸びがあって、跳びの大きい、ゆったりとした走りをする辺りはきょうだいと似ていて、母父マンハッタンカフェの影響も感じられる。バランスは中距離馬のイメージで、1800mへの延長は好材料。コーナー半径の大きい札幌コースも合いそうだ。阪神JF以来の出走も、腹回りはシャープに引き締まっている。トモの張りはまだ良くなりそうだが、十分に力は発揮できそう。

レーゼドラマ

牝3
[栗]辻野厩舎

レース適性星
仕上がり星
キズナ
シアードラマ
母父:Burning Roma
通算成績 5戦2勝[2-0-0-3]
前走時馬体重 460kg
詳細
寸評

前肢が長く、背中にも伸びがあって胴を長く見せるバランス。切れ味は感じない一方、完歩が大きい持続力タイプで長く脚を使う展開は得意。直線は短くとも、コーナーが緩い札幌は合っていそうだ。速い上がりを要する流れになった時にどこまで対応できるかがポイント。本質的に中長距離向きで、スタミナ勝負に強そうなイメージ。オークス時と比較して大きく変わったところはないが、トモの張りも上々で状態面に不安なし。

イチオシ馬

アルジーヌ

牝5
[栗]中内田厩舎

レース適性星
仕上がり星
ロードカナロア
キャトルフィーユ
母父:ディープインパクト
通算成績 13戦6勝[6-3-1-3]
前走時馬体重 458kg
詳細
寸評

前後に詰まったコンパクトな馬体で、クビは短い。腹側のラインが後躯に向かって引き締まっており、後肢の仙骨も傾斜した「斜尻」の構造。ピッチが利く走りをする馬で、溜めて良さが出る瞬発力タイプ。骨格は母の父ディープインパクトの影響が強いが、腹周りはふっくらと見せて、後躯の肉付きもたくましい。この辺りは父ロードカナロアから譲り受けた特徴か。バランスが良く舞台を問わない点が本馬の長所。ひと息入ったが太め感なく、体つきにメリハリがあって、好仕上がり。

やーしゅん
母はレコードでクイーンSを制したキャトルフィーユ。本馬は母似の骨格に加えて父から豊富な筋肉量を受け継いでおり、良馬場で高速決着が想定される札幌芝コースはピッタリの条件と考えます。休み明けでも馬体の張りツヤが目立ち、勝ち負けに期待です。
特注馬

ココナッツブラウン

牝5
[栗]上村厩舎

レース適性星
仕上がり星
キタサンブラック
ルアーズストリート
母父:キングカメハメハ
通算成績 10戦4勝[4-2-2-2]
前走時馬体重 450kg
詳細
寸評

最新の写真は23年ローズS
腹周りをスッキリと見せるシャープな体つき。長躯短背で前後の連動性、伸縮性に秀でており、トモの仙骨は角度が深めの斜尻。バネが利くと同時に、飛節は「直飛」でストライドが伸びて、いい脚を長く繰り出すことができる。コーナー4つの舞台でもコーナー半径が大きい札幌コースは適している印象で、上手く流れに乗れれば重賞でも面白い存在。

やーしゅん
まだ華奢な馬体で走っていた3歳時から注目していた1頭で、古馬になって馬体がボリュームアップ。シャープな体つきは変わりませんが、着実な成長が窺えます。跳びの大きい、長く脚を使える瞬発力タイプで札幌コースは適した舞台。相手は強くなりますがマークしておきたい1頭です。
出走予定馬すべての立ち写真が掲載されるとは限りません。
馬体フォーカス内の記事・写真・映像などに関して、一切の引用、無断複製、転載を禁じます。