※イチオシ馬&特注馬は9/5(金)に更新します!

セントウルS

紫苑S

  • 9/6()夕方発行
    東京スポーツ(セントウルSor紫苑Sの予想を掲載)
  • 9/6()14:00頃~
    ラジオ日本「土曜競馬実況中継」午後の部後半
    (中山10~12Rパドック解説)

アブキールベイ

牝3
[栗]坂口智厩舎

レース適性星
仕上がり星
ファインニードル
アゴベイ
母父:ハーツクライ
通算成績 8戦3勝[3-1-1-3]
前走時馬体重 408kg
詳細
寸評

コンパクトにまとまった体型。小柄でもトモの横幅が広く、筋肉の発達が目立ち、胴詰まりでピッチの速い短距離向きのバランス。体つきにメリハリがあり、キ甲にも伸びが感じられ、完成度は高い。繋ぎと蹄は立ち気味。馬格のサイズからも高速決着より、時計を要する馬場のほうが合いそうなタイプ。前走の馬体写真よりもトモにボリューム感が出ており、筋肉の張りもアップ。力を出せるいい状態に仕上がっている。

カンチェンジュンガ

牡5
[栗]庄野厩舎

レース適性星
仕上がり星
ビッグアーサー
クェスタボルタ
母父:ノヴェリスト
通算成績 19戦5勝[5-0-0-14]
前走時馬体重 484kg
詳細
寸評

背中が短く、寸詰まった体型は父ビッグアーサーと良く似ている。クビさしは短く、太さがあり力強い。後肢の飛節はカーブして、四肢の回転力に優れており、やや斜尻気味のためじっくりと溜めて瞬発力を活かす形が合う。腹袋が大きくふっくらと見せているが、元の体型であり、太くは映らない。繋ぎが短く立っていて、荒れ馬場や道悪も対応可能。開幕週の馬場で末脚がハマるかがポイントか。馬体には銭型模様が浮き上がって、代謝の良さが窺える。

トウシンマカオ

牡6
[美]高柳瑞厩舎

レース適性星
仕上がり星
ビッグアーサー
ユキノマーメイド
母父:スペシャルウィーク
通算成績 23戦8勝[8-2-2-11]
前走時馬体重 486kg
詳細
寸評

背中と腹側のラインが平行に近い分、胴周りに伸びがあるように映るバランス。飛節は地面と垂直に伸びた「直飛」の構造で、脚元の繋ぎは長く、クッションの利きそうな造り。跳びの大きい走りをする馬なので、良馬場でこそのタイプか。開幕週の馬場は好材料といえそう。休み明けでG1のステップレースである分、腹周りにはやや余裕があり、筋肉の張りも良化余地を残すものの、毛艶は上々。体調面に不安なし。

ヨシノイースター

牡7
[栗]中尾秀厩舎

レース適性星
仕上がり星
ルーラーシップ
アースプレイ
母父:ゼンノロブロイ
通算成績 29戦6勝[6-7-3-13]
前走時馬体重 488kg
詳細
寸評

肩周りの発達が目立ち、クビは短く、腹袋もふっくらと魅せて重厚感がある。典型的なパワー型で、緩くカーブした飛節、やや腰高に映る長めの後肢は父ルーラーシップ譲り。キングマンボ系らしい横広のトモはパワフル。下腿部も膨らむように発達している。繋ぎは立ち気味で、ピッチの速い走りから多少の馬場悪化も対応可能。7歳馬でも筋肉の張りは抜群で充実している。銭型模様が浮いて、皮膚が薄く見えるように、毛艶も光沢があってデキはかなり良さそう。

イチオシ馬

ママコチャ

牝6
[栗]池江寿厩舎

レース適性星
仕上がり星
クロフネ
ブチコ
母父:キングカメハメハ
通算成績 21戦7勝[7-4-3-7]
前走時馬体重 492kg
詳細
寸評

筋肉量が豊富で、特に前躯の発達が目立つ。筋肉の質感は硬めで、関節の可動域はやや狭いタイプ。自身はダートを走ったことはないが、近親はダートでの活躍馬が多く、血統的な特性が馬体に表れている印象。繋ぎも立っているが、蹄が薄い上で、掻き込むようなフットワークをするため、荒れた馬場は体力を消費しがちか。開幕週の綺麗な馬場は最適条件。夏と冬で馬体の印象がガラッと変わる馬で、暑い時期でも肌ツヤ、筋肉の張りは良好。年齢的な衰えも感じさせない。

やーしゅん
夏馬らしく張りツヤが良く、6歳秋になっても馬体の衰えはなさそうです。次にG1を控えている身ではありますが、前哨戦の今回も仕上がりは上々。薄い蹄と筋肉量の多さから、開幕週の良馬場でスピード勝負になれば、堅実に勝ち負けが期待できます。
特注馬

ウイングレイテスト

牡8
[美]畠山吉厩舎

レース適性星
仕上がり星
スクリーンヒーロー
グレートキャティ
母父:サクラユタカオー
通算成績 42戦4勝[4-9-7-22]
前走時馬体重 500kg
詳細
寸評

豊かな腹袋を持つ、重心の低いパワータイプ。トモの横幅は容量があり、スピードを持続させる競馬が得意。タフな消耗戦でこそ持ち味が活きる。蹄が薄いので道悪より良馬場のほうが適していそう。前走時よりも馬体は締まって見せ、筋肉の輪郭がハッキリと浮いている。腹周りはシャープになったが細い感じはなく、毛艶も上々。目の周りは黒ずんでいるが、前走時も同様の状態で好走。十分に力は発揮できるはず。

やーしゅん
8歳馬でも締まった馬体で衰えは感じさせません。前走のアイビスサマーダッシュは3着に好走しましたが、まだ良化の余地を残している印象でした。目の周りは黒ずみがあるものの、筋肉の張りは前走以上で、開幕週の馬場も好材料。マークしておきたい1頭です。

エストゥペンダ

牝3
[美]高柳瑞厩舎

レース適性星
仕上がり星
サートゥルナーリア
エストレチャダ
母父:Offlee Wild
通算成績 8戦2勝[2-0-4-2]
前走時馬体重 442kg
詳細
寸評

背中が短く、腹側のラインが引き締まったバランス。コンパクトな馬格で、後肢の飛節はカーブ系の「曲飛」であり、溜めて終いを伸ばす競馬が合う、瞬発力勝負に適した体型。胸の縦幅は深く、心肺機能の高さが窺える。シャープな馬体で距離は延びても問題なし。ストライドを伸ばしてこそのタイプで、小回りよりも広いコースのほうが合う印象。まだ成長の余地を残すも、ムダ肉引き締まっており、肌ツヤも良く、仕上がり上々。

ジョスラン

牝3
[美]鹿戸雄厩舎

レース適性星
仕上がり星
エピファネイア
ケイティーズハート
母父:ハーツクライ
通算成績 3戦2勝[2-0-0-1]
前走時馬体重 464kg
詳細
寸評

父エピファネイア、母の父ハーツクライはいずれも胴長の体型。双方の血を受け継ぎ、本馬も背中をかなり長く見せるバランス。シャープに引き締まっており、1ハロンの距離延長はイイ方に出そう。本質的には広いコースのほうが合っている印象も、前肢がやや短い分で脚の回転も速めることが可能。持続力を活かした立ち回りができれば。キ甲の伸び具合、筋肉の付き方から伸びしろを感じるが、ひと息入って馬体の張りツヤは上々。リフレッシュした好状態で臨めそう。

ダノンフェアレディ

牝3
[栗]橋口慎厩舎

レース適性星
仕上がり星
キズナ
メチャコルタ
母父:El Corredor
通算成績 4戦2勝[2-0-0-2]
前走時馬体重 472kg
詳細
寸評

背中が短く、腹周りのラインが後躯に向かって引き締まったバランス。クビさしはシャープで素軽く、斜尻で後肢の飛節は緩やかにカーブ、バネ感十分。溜めを利かせて瞬発力を活かす競馬が合っている体型。骨格は水準級でも付くべきところに筋肉が付いていて、距離はマイルがベストのイメージ。速力が問われる開幕週の馬場は適していそうなので、上手く立ち回り2000mをこなせるか。休み明けでも皮膚を薄く見せて、筋肉はパンと張っている。好仕上がり。

テリオスララ

牝3
[美]田島俊厩舎

レース適性星
仕上がり星
シスキン
シャンドランジュ
母父:マンハッタンカフェ
通算成績 5戦2勝[2-1-1-1]
前走時馬体重 496kg
詳細
寸評

牝馬の中では大柄なタイプ。父シスキンは体高がやや低いが、本馬は四肢に長さがある分、上背も低くない。胴周りにも伸びがあって、跳びの大きい、ゆったりとした走りをする辺りはきょうだいと似ていて、母父マンハッタンカフェの影響も感じられる。コーナー4つの小回りがどうかも、2000mは適距離。大敗後にはなるものの、馬体は引き締まっている。まだ良化の余地は残すものの、力を出せる態勢には整った。

リンクスティップ

牝3
[栗]西村厩舎

レース適性星
仕上がり星
キタサンブラック
ダンスウィズキトゥン
母父:Kitten’s Joy
通算成績 5戦1勝[1-2-1-1]
前走時馬体重 472kg
詳細
寸評

キタサンブラック似で脚長、胴周りにもゆとりがある、長手で素軽い体型。1600mでの桜花賞でも追い込んで3着と好走しているが、本質的には中距離以上が合っているイメージ。ストライドが大きいため小回り中山への対応がポイントも、骨格のバランスは整っていて、能力の高さでカバーできれば。軽度の骨折明けでも太め感なく引き締まっている。春よりも後躯にボリューム感が出て、ひと夏越しての成長も感じさせ、状態は良さそう。

イチオシ馬

サヴォンリンナ

牝3
[栗]田中克厩舎

レース適性星
仕上がり星
サトノダイヤモンド
サイマー
母父:Zoffany
通算成績 5戦2勝[2-1-0-2]
前走時馬体重 450kg
詳細
寸評

クビさしはシャープで腹周りには余分な肉が付いておらず、立ち姿は素軽い。飛節は折りの深い「曲飛」の構造で、脚長でもコーナー4つの中山も問題なく対応できそう。前肢と胴周りに伸びがあり、中距離以上が合いそうなバランス。スパッと切れるイメージこそないが、その分良い脚が長続きする持続型。オークス出走時と比較して全体にボリュームアップ。ひと夏越しての成長が窺える。休み明けでも太め無く、良化著しい。

やーしゅん
開幕週でコーナー4つの小回り中山、機動力の高さが求められる条件です。本馬は後肢の飛節が「曲飛」の構造で、ピッチを速めた走りができるタイプ。父譲りで背中に長さがあって、持続力を秘めている点も好材料。器用さを活かす競馬ができれば好勝負になると見ています。
特注馬

ロートホルン

牝3
[美]加藤征厩舎

レース適性星
仕上がり星
サトノダイヤモンド
マイミスリリー
母父:Tapit
通算成績 5戦2勝[2-0-0-3]
前走時馬体重 472kg
詳細
寸評

前肢が短く、重心が前傾。スタートから速いダッシュを決められそうなバランスが安定した先行力に繋がっている印象。シャープに引き締まっていると同時に、背中周りは父サトノダイヤモンド譲りで長さがあり、トモの横幅も広め。切れよりもスピードの持続力を活かした戦法が適している。ピッチを詰めて加速することが可能で、小回りコースも器用に立ち回れる機動力を秘める。

やーしゅん
前傾姿勢の強いバランスで安定した先行力・スピードを秘めているタイプ。開幕週の馬場で器用な立ち回りができそうな点は魅力的です。前走は12キロ体重を増やしていましたが全く太さはなく、成長が感じられました。先行策からの流れ込みに警戒が必要な1頭です。
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