【菊花賞】最後の一冠は混戦模様!長距離適性は馬体でジャッジ!14頭の写真を掲載
2025/10/24(金)
※イチオシ馬&特注馬は10/24(金)に更新します!
- 10/25(土)夕方発行
東京スポーツ(菊花賞の予想を掲載) - 10/25(土)13:00頃~
ラジオ日本「土曜競馬実況中継」午後の部前半
(東京7~10Rパドック解説)
エリキング
牡3
[栗]中内田厩舎


| 父 | キズナ |
|---|---|
| 母 | ヤングスター 母父:High Chaparral |
| 通算成績 | 6戦4勝[4-0-0-2] |
|---|---|
| 前走時馬体重 | 510kg |
骨格のバランスが整っている好馬体の持ち主。春までは腹袋の発達が目立ち、肉付きの良さが目立っていたが、骨格面が成長した影響か全体に軽さを感じられるようになってきた。体格的にステイヤーの印象ではないものの、筋肉の質感は柔軟で、溜める形なら。基本的には舞台をあまり選ばないタイプに映る。神戸新聞杯がかなり良く見せていた分、大幅な変化は感じないが、薄っすらと肋骨が浮き上がり、ムダ肉無く引き締まっている。
ゲルチュタール
牡3
[栗]杉山晴厩舎


| 父 | ブリックスアンドモルタル |
|---|---|
| 母 | キラービューティ 母父:ゼンノロブロイ |
| 通算成績 | 7戦4勝[4-1-1-1] |
|---|---|
| 前走時馬体重 | 516kg |
500キロを超える大型馬。比較的肉付きがいい馬体で、腹袋が膨らむように発達している。飛節は地面と垂直に伸びた「直飛」の構造で、跳びの大きな走りが特徴。追ってからの反応が速いタイプではなく、パワーと持続力を活かした競馬が合う。長距離なら京都よりも阪神向きの印象も、早めの競馬で持ち味を活かせれば。春との比較でメリハリが出て完成度が高まってきた。血管が浮き上がっていて、筋肉の張りも上々。
ジーティーアダマン
牡3
[栗]上村厩舎


| 父 | ルーラーシップ |
|---|---|
| 母 | カウニスクッカ 母父:マンハッタンカフェ |
| 通算成績 | 4戦2勝[2-0-0-2] |
|---|---|
| 前走時馬体重 | 492kg |
キングマンボ系らしい、筋肉量の豊富な体つき。トモは横広で下腿部の発達も目立ち、力強いキックから豊かなスピードを発揮できそう。蹄も薄い構造で、良馬場でこそのタイプに映る。肉付きが良くガッシリとした印象があり、本質的に3000mは距離が長そう。胸は深く心肺機能の高さがうかがえるため、リズムよく運べれば。休み明けの前走も仕上がっていたが、ひと叩きして馬体はさらに締まってきた。
ショウヘイ
牡3
[栗]友道厩舎


| 父 | サートゥルナーリア |
|---|---|
| 母 | オーロトラジェ 母父:オルフェーヴル |
| 通算成績 | 6戦2勝[2-2-1-1] |
|---|---|
| 前走時馬体重 | 464kg |
背中が短く、前後に詰まった体型。後肢の飛節が「直飛」の構造をしており、前肢にも長さがあって、上背を高く見せる点は父サートゥルナーリア似。脚の長さを活かした、ストライドの大きな走りが特徴的。広いコースが合っている印象。コンパクトにまとまっていて父よりも中長距離適性は高く、3000mも対応できそう。神戸新聞杯も良く見せたが今回は体つきがシャープに。馬体の完成度も高まっており、仕上がりに不安なし。
ジョバンニ
牡3
[栗]杉山晴厩舎


| 父 | エピファネイア |
|---|---|
| 母 | ベアフットレディ 母父:Footstepsinthesand |
| 通算成績 | 8戦2勝[2-3-1-2] |
|---|---|
| 前走時馬体重 | 476kg |
胴長体型で、父エピファネイアの特徴が馬体に表れている。持続型のバランスでいい脚を長く繰り出せる点が本馬の長所。ストライドの大きさを稼ぎつつ、やや低重心で四肢の回転は速く、器用に立ち回れる機動力を兼備している。気性面がカギも、中長距離への馬体適性は高い。春との比較で大きな変化は感じられないが、前哨戦を叩いて毛艶・筋肉の張りは良化。使った上積みはありそう。
マイユニバース
牡3
[栗]武幸厩舎


| 父 | レイデオロ |
|---|---|
| 母 | チャーチクワイア 母父:ネオユニヴァース |
| 通算成績 | 10戦3勝[3-3-1-3] |
|---|---|
| 前走時馬体重 | 466kg |
コンパクトにまとまったフォルム。付くべきところに筋肉が付いているが、全体にスッキリと見せる体型で、3000mへの距離延長は問題なさそう。飛節は緩やかにカーブして、胴は詰まり気味。ピッチを速めて加速できるタイプで、前走は逃げて勝利を収めているが、溜めても速い脚を繰り出せそう。まだ成長の余地は残すものの、1週前の時点で肋骨がわずかに浮き上がる理想的なボディコンディションで、状態面に不安なし。
ミラージュナイト
牡3
[栗]辻野厩舎


| 父 | バゴ |
|---|---|
| 母 | ラキシス 母父:ディープインパクト |
| 通算成績 | 7戦3勝[3-2-1-1] |
|---|---|
| 前走時馬体重 | 486kg |
バゴ産駒らしいボリューム感のある立ち姿。肉付きはいいが四肢をスラっと見せる分、全体のバランスは重たく見せない。筋肉の質感も柔らかいタイプ。胴周りには伸びが感じられ、ストライドを伸ばして大跳びで走る馬。持続力のある末脚が本馬の武器。腰高な面があってまだ完成途上の印象も、長距離は対応できそう。右前の蹄に接着装蹄の痕があり、脚元の状態は良化の余地を残すが、重め感はなく、毛艶にも光沢が感じられる。
ヤマニンブークリエ
牡3
[栗]松永幹厩舎


| 父 | キタサンブラック |
|---|---|
| 母 | ヤマニンプードレ 母父:チチカステナンゴ |
| 通算成績 | 8戦2勝[2-3-0-3] |
|---|---|
| 前走時馬体重 | 516kg |
骨量・筋肉量が豊富でクビさしは太く、前躯に幅があって腹袋も膨らむように発達している。パワー系の印象が強く、背中周りにも伸びがあるバランス。パワフルな走りで持続力に秀でているタイプ。馬格、体型から中距離ベストの印象が強く、3000mは立ち回りがカギになりそう。徐々に緩さが抜けて筋肉の張りは上々。前走同様に後肢の下腿部には血管が浮いており、高いレベルで状態面はキープできている。
ライトトラック
牡3
[栗]友道厩舎


| 父 | キタサンブラック |
|---|---|
| 母 | レッドレイチェル 母父:Medaglia d’Oro |
| 通算成績 | 3戦2勝[2-0-0-1] |
|---|---|
| 前走時馬体重 | 478kg |
長躯短背でバランスの整った骨格。トモの横幅はやや薄く映るが、半腱半膜様筋にスジが浮いている。直飛で脚長、ストライドが伸びるタイプ。ムダ肉が少ない体型で素軽く映り、胴は詰まり気味だが3000mへの距離延長は立ち回りひとつで対応できそう。前走は決め手比べで切れ負けした印象があり、京都外回りでジワっと進出できれば。神戸新聞杯時よりも緩さが抜けて、馬体は引き締まっている。仕上がりは前走以上。
レクスノヴァス
牡3
[栗]上村厩舎


| 父 | キタサンブラック |
|---|---|
| 母 | ウルティマミューズ 母父:キングカメハメハ |
| 通算成績 | 6戦3勝[3-2-1-0] |
|---|---|
| 前走時馬体重 | 490kg |
500キロに迫る馬体重も、脚に長さがあり、骨格のバランスが整っていることから重たく見せない。斜尻でバネ感があり、長躯短背で前後の連動性も高い。溜めて速い脚を繰り出せる、良質な瞬発力を秘める。クビはやや太く見せるが、腹周りはシャープ。関節の可動域も広いため、3000mへの距離延長は不安なし。まだ伸びしろを残しつつも、毛艶は良好で筋肉の輪郭も浮いて見える。現状ベストと言っていい状態に仕上がった。
レッドバンデ
牡3
[美]大竹厩舎


| 父 | キズナ |
|---|---|
| 母 | フィオドラ 母父:Lord of England |
| 通算成績 | 5戦2勝[2-0-2-1] |
|---|---|
| 前走時馬体重 | 486kg |
肩周りの筋肉が盛り上がるように発達。腹袋も大きく、全体にボリューム感のある、パワフルな体つき。母方に欧州の重厚な血統が入っていて、渋太さを問われるような展開、消耗戦で力を発揮しそう。後肢の飛節は地面と垂直に伸びた「直飛」の構造で、ストライドが大きく持続力勝負が得意なタイプ。3000mは少し距離が長い印象も、前哨戦をひと叩きして緩さは解消。使って状態面は上向きか。
エネルジコ
牡3
[美]高柳瑞厩舎


| 父 | ドゥラメンテ |
|---|---|
| 母 | エノラ 母父:Noverre |
| 通算成績 | 4戦3勝[3-1-0-0] |
|---|---|
| 前走時馬体重 | 468kg |
腹側のラインが後躯に向かって引き締まっており、伸縮性を秘めていて、後肢の仙骨は傾斜した「斜尻」の構造。タメを作って終いを伸ばす形こそ本馬の瞬発力を引き出す。コンパクトで立ち姿は素軽く、柔軟性も秘めており、中長距離適性は高そう。新潟記念出走前は毛艶がひと息に映ったが、それでも2着と好走。対して今回は皮膚を薄く見せて、筋肉の張りも良化している。仕上がりは前走以上。
アマキヒ
牡3
[美]国枝厩舎


| 父 | ブラックタイド |
|---|---|
| 母 | アパパネ 母父:キングカメハメハ |
| 通算成績 | 6戦3勝[3-0-1-2] |
|---|---|
| 前走時馬体重 | 492kg |
馬格は水準以上のサイズも、全体に筋肉の質感はしなやかで、クビさしはシャープ。背中に程よく伸びが感じられると同時に、仙骨は傾斜した「斜尻」の構造でバネ感十分。長くいい脚を繰り出せそうな体型で、素軽く映るバランスから中長距離適性も高い。2歳暮れ、3歳春と比較して馬体は見違えるほど成長。全体にたくましくなった。銭型模様が浮いていて代謝の良さもうかがえる。好仕上がり。
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キングマンボ系のレイデオロ産駒らしく、トモは横幅が広い。飛節は緩やかにカーブしているが、関節の可動域は広く、前肢にも長さが感じられる。スパッと切れる印象こそないが、ストライドは伸びて、長くいい脚を使えそう。3000mはやや距離が長いイメージも、うまく折り合って運べれば。ラジオNIKKEI賞以来の休み明けでも太め感はなく、筋肉の輪郭が浮いて見え、メリハリがある。十分に力を発揮できそう。