2週連続レポ第2弾は小牧＆赤木が橋口師を語る
2014/6/15(日)
小牧太騎手のコラム「夢の途中」の話題でも度々上がるように、現在は橋口弘次郎厩舎に所属している元騎手の赤木高太郎調教助手。ダービー直前の最終追い切りも当人が跨っており、一見はミスジャッジであったテンの1ハロンは、大一番のスターとで出して行くための秘策であったことは言うまでもない。隠れた立役者に、調教助手としてのダービー勝利の味を伺った。また、厩舎の主戦騎手として知られる小牧太騎手にも、恩師への思いを改めて語ってもらった。
ダービー当日もワンアンドオンリー陣営に協力
－：小牧さんはダービーでサトノルパンに騎乗されましたが、装鞍所でワンアンドオンリー(牡3、栗東･橋口厩舎)のお手伝いをされた、ということですね。
小牧太騎手：自分が乗る馬ならまだしも、別々の出走馬がおったからね。それは最近では滅多にないことですよ。ちょっとは厩舎の役にたったかね。
－：装鞍所でのワンアンドオンリーの気配はどうでしたか？
太：いや、もうテンションが高くてね。鞍を追いたら何度も尻っぱねをしていましたよ。馬っ気が出てビンビンでしたわ(笑)。
－：そのワンアンドオンリーとは、だいぶ前から追い切りの併走馬に騎乗されていましたよね。
太：そうやね。ずっとやっておりましたよ。僕が皐月賞の時に(追い切りで)乗っていたミッキーヘネシーなんかは、動きがワンアンドオンリーをあおるほどやったけど、輸送が苦手で結果はダメやったけどねえ。ダービーの時もクリビツテンギョに乗ったりね。ワンアンドオンリーの状態は最高やったねえ。
赤木調教助手のワンアンドオンリー(右)の併せ馬に騎乗する小牧太騎手(左)
－：ダービーの後は橋口先生と話はされましたか？
太：いや～、先生もマスコミの人らに追っかけられぱなしで、そんな機会がないですわ。
－：それは小牧さんにとって、中央での師匠は橋口先生という師弟関係もあって、あえて普段から話すこともないからでしょうか？
太：それはわからんよ(笑)。こちらも喋りづらいし、そんなもんでしょう。
－：確かに普段から、先生については多くを語らないですもんね……。先生が引退される時に、改めて話すことも増えてくるのでしょうか？
太：(しばらく考えるように)う～ん……。その時になったらわかるんやないかな。
－：ダービーを制した後の厩舎のムードはいかがですか？
太：お花がたくさん送られていたので、エエ匂いはしていますよ。ただ、人のほうは同じような感じで、ちょっと特別な感じくらいすよ。やはり、皆G1を経験している人が多いですからね。
－：今、多くを語るのは難しいかもしれませんが、小牧さんにとって、橋口先生とはどんな存在ですか？
太：それくらいの運命を持っている人やからね。僕もそれにあやかりたいですね。まだ、現役は1シーズン半あるわけやから、その流れに乗りたいですね。次は僕でダービーを獲らせてほしいですし、僕も橋口先生の馬で勝ちたいです。
－：短いお話でしたが、早速、橋口厩舎の新馬にも騎乗されますし、新たな2歳世代での奮闘は「夢の途中」で続きを読んでください、ということでコラムもよろしくお願い致します。
太：ええ。よろしくお願い致します。
祝・ダービー制覇！TEAM橋口インタビュー
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■最近の主な重賞勝利 |
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地方・園田競馬のトップジョッキーとして活躍。園田に在籍していた頃にも、ローズキングダムの母であるローズバドでフィリーズレビューを制す。 |
