皆様、こんにちは!沖縄では、早くも梅雨入りが発表され、今年もジトジトした暑さがやってくるなと、今から嫌になっている松田です。さて、そんな中、元巨人軍の清原さんが一回目の裁判に立ち会いましたね。そして、保証人としては馬主でも有名な佐々木さんが立ちました。その中で「彼は生涯で最高のバッター」や「更正するために入れ墨を消すべきだ」など多くのメッセージを残しました。本当ならば、立ちたくないであろう場所にでも立ち、友を思うメッセージを残したのは、本当に清原さんのことを思ってのことだと思わされましたね。更正は自分自身が変わることでしかできませんが、自分に支えてくれる友がいると再度認識し、更正の道を歩んで欲しいと思います。

そんな佐々木さんの持ち馬ヴィルシーナが連覇を果たしたこともあるヴィクトリアマイルが東京競馬場で行われましたね。メンバーも凄く豪勢になり、まずは距離の心配はあれど、やはり最強牝馬ミッキークイーンに、牝馬ながらJCを制したショウナンパンドラ、重賞連勝中のスマートレイアーなどが出てきましたが、これらを全て負かしたのは戸崎君とストレイトガールのコンビでした。今回の勝利で、昨年に引き続きの勝利となりましたね。

レースはスタート直後、スマートレイアーが行くのかなと思っていたのですが、石川君騎乗のレッドリヴェールがハナを奪いに行きました。若手らしく、思い切ったレースだったとは思いますが、スタート後の入り方はよくありませんでしたね。そして、やっと落ち着いたかな?と思った矢先に、福永君騎乗のカフェブリリアントが引っかかる形で先頭に踊りでてしまいました。予想外のハイペースとなったレースだけに、これは後続の馬がどう捌くかでレースが変わるぞ!と期待して見ている中、内でじっと我慢を続けたストレイトガールが馬なりのまま先頭に立ち、見事に連覇を果たしました。

ストレイトガール

今回の勝利では、戸崎君の心を決めた騎乗と内が開ける運もありましたが、何よりも賞賛しなくてはいけないのは、藤原英厩舎の厩舎力でしょう。一度は引退を考えた馬で、尚且つ7歳の牝馬。作り直すには相当な努力と知識が必要になり、本番までの道のりを考え、トライアルや前哨戦での使い方や考え方。全てが本番を獲るために考えられた作戦だったと思わされましたね。勝負師の藤原先生の戦略勝ちだったとも思います。競馬界の諸葛亮孔明は、次にどんな一手を打つのか非常に楽しみです。

ストレイトガール

その諸葛亮が次の一手としてエンジェルフェイスを出馬させる牝馬クラシック2戦目のオークスが今週日曜日、東京競馬場で行われます。3強と呼ばれた牝馬クラシック界では、1冠目を制したジュエラーの骨折、メジャーエンブレムのマイル路線により、残る一頭となったシンハライトは負けることが許されない戦いとなりそうです。鞍上の池添君もここで、今までの憂さ晴らしをすると意気込んでいることだと思いますし、是非、結果を残して欲しいと思います。

2番手にはトライアルで圧倒的な強さを見せたチェッキーノが推奨されると思います。やはり、本番と同じ東京競馬場で、あの圧巻のパフォーマンスを見せたことが大きいと思いますね。藤沢先生にとっても、このチャンスを逃すまいと策を打っている気がします。その他には、やはりエンジェルフェイスも気になりますね。前走では楽な競馬からの勝利でしたが、今後の走りを考えても、ここでの戦い方には注目が必要です。そして、私の一番気になる注意馬はロッテンマイヤーになりますね。兄弟子 寺田さんの息子が担当していることでも注目していますが、やはり前走での対応力に加え、距離の融通も利きそうですからね。騎乗のT.ベリーも、香港でG1を制した勢いそのままに次こそ見せ付けてくれるのではと思っています。

牝馬最強マイル戦の後は、牝馬クラシック。女心を掴み、女王の座へと導くのはどの馬か。一生に一度しかないクラシックは、是非、東京競馬場で観戦してください!!