皆様、こんにちは!今週は驚きのニュースがありましたね。北朝鮮がミサイル実験とし日本の北海道上空を通り、落ちたとありました。札幌や美浦ではJアラートがなり、急遽調教を中断する事態となりました。もし、少しでもずれて北海道に落ちていたらと考えるとゾッとする思いをしました。いったい、何がしたいのか。なぜ日本に向けて練習をしているのか。考えれば考えるだけ腹立たしい出来事でした。それぞれの国にはそれぞれの国の文化がありますし、考え方もあります。しかし、こればっかりは納得しようにも納得できないですね。

そんな競馬終わりにミサイルが上空を飛んでいった札幌ではWASJが行われました。1日目には戸崎君がトップとなり、2位には福永君と日本を代表する騎手が意地を見せてくれました。2日目には大混戦の中、見事最終レースで勝利したダシルヴァ騎手が逆転優勝となりました。トロフィー贈呈では涙する場面もあり、非常に感動的な勝利となりましたね。大会に対し、誠意に取り組み、そして優勝したと言うのは思っている以上に彼の中では大きな自信になったことだと思います。普段はカナダで乗っているだけに、なかなかお目にかかれない騎手ですが、本当に良かったと思います。

そして、優勝賞金の10パーセントを引退馬に募金することも発表されましたね。去年のミルコの地震に寄付や今回の引退馬に対し寄付という形を見ると、本当にやってもらって良かった大会だなと思いました。しかし、ひとつ苦言を挙げるとするならば馬の質とクラスがバラバラなことですね。出走馬に対し奨励金が出るということもあるのか、馬のレベルもレースによって様々です。様々と言うのは、レース毎にクラス分けをしますが、拮抗するレースでのBやCはAと変わらないことや、Aでも限りなくSに近い馬などもいましたし、DではなくこれはZに近いなと思う馬もいました。この辺をもう少し考えないとジョッキーとしての腕を競うというより、クジ運を競うレースになりかねません。この選定がもう少し厳選に行うことで、更に面白い勝負が見られるのではないかと思います。

2017WASJ表彰式

札幌競馬場ではキーンランドCも行われましたね。1番人気には斤量などもありソルヴェイグが選ばれました。レースでも、そのソルヴェイグとシュウジがハナを奪い合う形となり、馬のリズムを重視した川田君がそのままハナを奪いきりました。迎えた直線では、大きく外に膨らみながら他馬を引き離す中、内からスルスルと札幌巧者のエポワスが抜け出すと見事な勝利を挙げました。例年、内はどん詰まりがあるレースで、エポワスとしては一昨年、去年と内から勝負も開かなかった不運をここで払拭した形となりました。お見事ルメールといったところではないでしょうか。個人的にソルヴェイグはもう一呼吸置いてから、タイトに回っていればと見ていました。勝ちに等しい②着だったと思います。

エポワス

今週は夏競馬最終週。土日合わせ、全ての競馬場で重賞競走が行われます。土曜日には札幌2歳S、日曜日には新潟記念小倉2歳Sが行われます。2歳重賞が2戦と馬券的には難しいと思いますが、楽しんでもらえると幸いです。この中でも私の注目は新潟記念になります。まず推奨したいのはルミナスウォリアーですね。今回は柴山君の騎乗停止に伴い、石橋騎手がまたがる報道を目にしましたが、代打騎乗でもここは負けられない戦いになるのではないでしょうか。逆に代打騎乗で今回は、正式騎乗となるタツゴウゲキと秋山君としては、斤量差だけではなかったと見せつけることができるかの戦いになるのではないでしょうか。しかし、個人的にはやはりアレ以上のパフォーマンスを期待するのは厳しいかなと思っています。

その他にも2000m初挑戦のアストラエンブレムも楽しみですね。しかし、能力はあっても尻尾を大きくふり止まろうとしたり、耳を絞ったりと自ら走ることをやめる性格を今回はミルコがどう対応してくるかが見物です。そして私の穴候補はトーセンバジルですね。一級戦では少し足りないところがあったとしても晴れた馬場ならおもしろいと思います。2017最後の夏競馬を是非楽しんでください!