
元騎手という視点から最新競馬ニュースを大胆解説。愛する競馬を良くするために、時には厳しく物申させていただきます。週末重賞の見所と注目馬もピックアップ!
エリザベス女王杯は百花繚乱!
2011/11/9(水)
11月3日、大井競馬場で行われたJBCクラシック。誰もが見たかった両雄の激突は武豊騎手とコンビを組んだスマートファルコンが勝利!7連勝を飾りました。トランセンドは影を踏めずの完敗でしたが、逃げ馬有利なコースをコーナーコーナーで放されたのが痛かった…。大きな馬場であれば結果どうなっていたのでしょうか?12月4日、阪神競馬場のJCダートで巻き返しに期待します。JBCレディスクラシックの勝馬ミラクルレジェンド、それに完全復活したエスポワールシチーも参戦してきそうですし、益々面白いレースになるでしょう!
驚いたのはJBCスプリントのスーニです。今まで先行が板についていた同馬が後方待機。直線大外から一気に突きぬけてゴール!1年以上勝てない時期もありましたが、今回はレコードのおまけまでついた勝利でした!!
さて、今週は最強牝馬決定戦のエリザベス女王杯です。秋華賞馬アヴェンチュラの連勝なるか、それともホエールキャプチャの悲願のVか、史上初の牝馬GⅠ完全制覇がかかるアパパネの巻き返しか、外国馬スノーフェアリーの連覇か、はたまた昨年の2歳女王レーヴディソールも参戦してくるという、まさに百花繚乱!私はイギリスのダンシングレインが気になっているんですが…。
ちなみに私、第1回のディアマンテ、第13回はミヤマポピーで2勝させてもらっているんです。ディアマンテは稲葉(幸)厩舎の馬で、その時は同厩舎で桜花賞とオークスを勝利していたティタニアが大本命だったんです。ミヤマポピーは義父である松田(由)厩舎の馬でもあり、私が北海道の牧場で見つけた馬。勝った時は相当に嬉しかったです。
今週は先週の続き中間種についてふれてみます。
中間種とは重種・軽種・両種の中間の体形と能力を持っている馬のことを言います。
★ばん用馬
そろそろと馬車などを引く馬のことを差し、夏の北海道開催の折に中央のジョッキー達も参加する事でおなじみのばんえい競馬の馬のことです。
★ブルトン
ばん用馬、乗用まであるフランスのブルタニュー半島で生産された馬で、四肢は短いですがたくましく骨組みがしっかりしています。
★アングロノルマントロッター
トロッター競馬(フランス)が1836年に創立されて以来、改良されながら生産されています。乗馬用セル型とばん用に2分されますが、乗馬用は運動能力に富み理想的な乗馬となっているのです。
★オルロフトロッター
ロシア産サラブレッドにソ連で有名なドンをかけて作られました。速歩馬のばん用馬として使用されています。
★スタンダードブレッド
アメリカ産オルロフトロッターに対抗して作れた速歩馬で、斜対速歩、側対速歩、両歩様をとることができます。
★パロミノ
アメリカ産のこの種は、毛色をさしているもので1つの品種として固定されません。代表的な色は黄金のように輝く美しい黄褐色のものでしょうか。
来週はもっと大きい馬!重種馬を紹介します。
驚いたのはJBCスプリントのスーニです。今まで先行が板についていた同馬が後方待機。直線大外から一気に突きぬけてゴール!1年以上勝てない時期もありましたが、今回はレコードのおまけまでついた勝利でした!!
さて、今週は最強牝馬決定戦のエリザベス女王杯です。秋華賞馬アヴェンチュラの連勝なるか、それともホエールキャプチャの悲願のVか、史上初の牝馬GⅠ完全制覇がかかるアパパネの巻き返しか、外国馬スノーフェアリーの連覇か、はたまた昨年の2歳女王レーヴディソールも参戦してくるという、まさに百花繚乱!私はイギリスのダンシングレインが気になっているんですが…。
ちなみに私、第1回のディアマンテ、第13回はミヤマポピーで2勝させてもらっているんです。ディアマンテは稲葉(幸)厩舎の馬で、その時は同厩舎で桜花賞とオークスを勝利していたティタニアが大本命だったんです。ミヤマポピーは義父である松田(由)厩舎の馬でもあり、私が北海道の牧場で見つけた馬。勝った時は相当に嬉しかったです。
今週は先週の続き中間種についてふれてみます。
中間種とは重種・軽種・両種の中間の体形と能力を持っている馬のことを言います。
★ばん用馬
そろそろと馬車などを引く馬のことを差し、夏の北海道開催の折に中央のジョッキー達も参加する事でおなじみのばんえい競馬の馬のことです。
★ブルトン
ばん用馬、乗用まであるフランスのブルタニュー半島で生産された馬で、四肢は短いですがたくましく骨組みがしっかりしています。
★アングロノルマントロッター
トロッター競馬(フランス)が1836年に創立されて以来、改良されながら生産されています。乗馬用セル型とばん用に2分されますが、乗馬用は運動能力に富み理想的な乗馬となっているのです。
★オルロフトロッター
ロシア産サラブレッドにソ連で有名なドンをかけて作られました。速歩馬のばん用馬として使用されています。
★スタンダードブレッド
アメリカ産オルロフトロッターに対抗して作れた速歩馬で、斜対速歩、側対速歩、両歩様をとることができます。
★パロミノ
アメリカ産のこの種は、毛色をさしているもので1つの品種として固定されません。代表的な色は黄金のように輝く美しい黄褐色のものでしょうか。
来週はもっと大きい馬!重種馬を紹介します。

プロフィール
松田 幸春 - Yukiharu Matsuda
北海道生まれ(出身地は京都)。1969年騎手デビュー。通算成績は3908戦377勝で、その中にはディアマンテ(エリザベス女王杯)、リニアクイン(オークス)、ミヤマポピー(エリザベス女王杯)など伝説の名馬の勝利も含まれる。1987年にアイルランドの研修生として日本人騎手では始めて海外の騎乗を経験しており、知る人ぞ知る国際派のパイオニア。1992年2月の引退後は調教助手に転じ、解散まで伊藤修司厩舎の屋台骨を支え、その後は鮫島一歩厩舎で幾多の名馬を育て上げた。時代を渡り歩いた関西競馬界の証人であり、アドバイスを求めに来る後輩は後を絶たない。