
元騎手という視点から最新競馬ニュースを大胆解説。愛する競馬を良くするために、時には厳しく物申させていただきます。週末重賞の見所と注目馬もピックアップ!
連日まさかの報道
2026/3/5(木)
皆様、こんにちは!イランとイスラエルの紛争に、毎日目が離さない週となりました。ドバイワールドカップの開催有無に加え、サウジアラビアから転戦しドバイにいる陣営を心配しています。当たり前のように、毎週の競馬を楽しみにしている私にとっては非常に衝撃で、一日でも早く収まり平和な世界に戻ることを願うばかり。安全に日本馬が出走し、勝利してくれることを祈っています。

それではチューリップ賞を振り返りましょう。勝利したのは西村淳君とタイセイボーグのコンビでした。惜しいレースが続き、馬体を増やして挑んだ今回。いつも通りの末脚を繰り出し、スローペースで不利な展開もぶった切っての勝利は素晴らしいの一言でした。レース後には反動からか骨折が見つかり桜花賞は出走できなくなりましたが、怪我を治しての活躍を願っています。
2着にはナムラコスモスが入りました。田口君にとっては念願のJRA重賞制覇まであと一歩まで迫っただけに悔しいレースとなりました。枠もあって1コーナーから前に馬を置けるように運びましたが厳しい展開となり、それでも喧嘩せずギリギリまで我慢させたメンタルは素晴らしかった。あの2着は馬の力もですが、田口君の気持ちと技術があればこそだったと思います。

今週は中山、阪神の2場開催になります。特に注目は弥生賞ディープインパクト記念になります。人気は距離延長がどちらに出るかアドマイヤクワッズとパントルナイーフが集めそう。ここに中山巧者と個人的に感じているライヒスアドラーがどう巻き返してくれるかを楽しみにしています。日本では施行してもらえる競馬に感謝しながら今週も注目していきたいと思います。
プロフィール

松田 幸春 - Yukiharu Matsuda
北海道生まれ(出身地は京都)。1969年騎手デビュー。通算成績は3908戦377勝で、その中にはディアマンテ(エリザベス女王杯)、リニアクイン(オークス)、ミヤマポピー(エリザベス女王杯)など伝説の名馬の勝利も含まれる。1987年にアイルランドの研修生として日本人騎手では始めて海外の騎乗を経験しており、知る人ぞ知る国際派のパイオニア。1992年2月の引退後は調教助手に転じ、解散まで伊藤修司厩舎の屋台骨を支え、その後は鮫島一歩厩舎で幾多の名馬を育て上げた。時代を渡り歩いた関西競馬界の証人であり、アドバイスを求めに来る後輩は後を絶たない。





