現役関係者コラム

松田幸春の競馬なんでも相談室

皆様、明けましておめでとうございます、旧年中は大変お世話になりました。
昨年はジェンティルドンナの4冠やミルコ・デムーロの感動的なパフォーマンス、オルフェーヴルの凱旋門賞善戦など素晴らしい話題が沢山ありましたね。競馬は毎レースにロマンが潜んでいます。その中で素晴らしい結果を見せてくれましたね。昨年力を見せつけた2歳馬や力を蓄えている素質馬の開花など、今年もまた競馬界にはロマンが埋まっているでしょう。今年も蛇年だけに素晴らしい話題を「ヘビーローテーション」で聞けることを楽しみにしています!!


さて昨年のグランプリ有馬記念を振り返ってみたいと思います。レースは人気馬ルーラーシップの大きな出遅れからレースが始まりました。道中は例年と違い、向正面のストレートでもペースが大きく落ちることなく、配列も崩れない平均ペースとなりました。そのペースを読み切り、一番後ろから競馬を行ったゴールドシップ内田博幸騎手。800mを超えた辺りからのロングスパートを行った好判断と豪腕は、馬の力を信じ、長い脚を使え、追えば追うだけ頑張って走る馬の特性を活かした騎乗こそが、あの勝利に繋がりましたね。



大きなケガを乗り越え戻ってきた豪腕の勝利に、復活までの大変な道のりを想像し、涙が流れました。本当にウェルカムバックとおめでとうと伝えたいです。人気を集めたルーラーシップですが、力は一番あった馬だと思います。しかし、馬の力があるから勝てるわけではないというのも競馬です。今後は種牡馬として、非サンデー産駒として人気を集めることになるでしょうし、産駒が国内G1の夢を叶えて欲しいと願っています。

さて新年早々、東(中山)と西(京都)では昨年の漢字「金」の戦い金杯が始まります。「一年の計は金杯にあり」という言葉通り、ここで的中して、皆様も競馬界よりお年玉が貰えるように頑張ってもらいたいと思います。

東の中山金杯では昨年の好調さをそのままに、上昇気流に乗る須貝厩舎のジャスタウェイが力を見せつけてくれると思います。そして好成績が続くダイワマッジョーレに注目が集まるでしょう。その他にアドマイヤタイシと軽量で有馬でも【海・シップ2頭にオーシャン】がテーマになっていただけにドリームセーリングがどこまで食い込めるかに注目したいと思います。

そして西の京都金杯では、やはりこの馬が人気を集めることになるでしょう。そうショウリュウムーンです。前走の朝日CCでも力を見せつけ、1600mでの実績も考えるとやはり外せない一頭になると思います。その他にも休み明け快勝からのサウンドオブハートダノンシャーク、昨年のリーディングトレーナーが力を見せるか!?トーセンレーヴに注目していきたいと思います。

今回は競馬界のお正月について説明させてもらいます。

休みは元旦しかなく、2日からは平常通りの業務になります。昔の厩舎ではお正月に、馬房一つ一つにしめ縄を行っていたものです。その他に馬頭観音様へ新年の挨拶に行ったり、調教師の先生への挨拶周りなどを行います。皆様のお正月休みとは少し異なり、休みは一日しかありませんが、それは生き物を相手にした仕事のため、しょうがない事ではありますね。皆様に正月早々お年玉をゲットしてもらうため正月から気合を入れて、両目をパッチリ開けるためにホースマンは頑張っています。
是非、皆様と競馬場でお会いしたいです!本年も宜しくお願い致します。

※片目…新年より1勝を挙げることをいう。
※両目…新年より2勝を挙げることをいう。競馬界では、新年より両目パッチリ開けていけば、その年は明るいとも云われています。