週刊戸崎圭太

がんばれ圭太!

リーディングへの道をみんなで一緒に駆け上がろう!

競馬ラボ独占コンテンツ「週刊!戸崎圭太」では、JRAのトップジョッキーとして活躍する戸崎圭太騎手の生の声を毎週発信!レース・騎乗馬の話題はもちろん、“ポスト・アンカツ”としての活躍が期待される中、その安藤勝己さんから直々に叱咤激励のコーナーも!?

他にも、定期的に展開するQ&Aコーナーでは、ファンからの質問にもお答えいただきます!ファンと本人の架け橋となるコーナーとして、どこよりも「ケイタ情報」を発信いたします!

地方No.1ジョッキーの名前を欲しいままにし、JRAへ電撃移籍。新たなステージで頂点を目指す戸崎圭太騎手を競馬ラボでは徹底!応援宣言します。目指せリーディング!そして、もっともっと戸崎圭太を応援しましょう!


現在、全国リーディングをひた走る成績さながら、昨夏から話題の若駒に跨がり続けてきた戸崎圭太騎手。その一方でクラシック戦線では乗り替わりという厳しい試練を受けながらも、最終的にはベルキャニオンと共に日本ダービーへ向かうことに決定。新天地での2年目を迎えた今、リーディングジョッキーの眼にダービーという舞台は、どんな情景として映っているのか。“ジョッキーから見たダービー”というテーマで、競馬の祭典を自身の言葉で語ってくれた。

≪関連リンク≫
【週刊!戸崎圭太】ダービーSPECIAL
:ベルキャニオンについてのインタビューは前回記事に掲載中です。


ダービーの価値観を感じつつある自分

2010年にトゥザグローリーでダービーに騎乗した際の戸崎圭太騎手


皆さん、こんにちは。戸崎圭太です。「今回はダービーなので、特別にコラムをお願い致します」とお話をいただいたので、僕の目線、騎手の目線からダービーについて語らせてもらいたいと思います。

ご存知かと思いますが、昨年から中央へ移籍させてもらって、まだダービーでの騎乗はトゥザグローリーとアクションスターの2回限り。僅かなキャリアですが、ダービー当日になると、朝から関係者一同がみんなピリピリした感じがあるので、いつものムードとは違った印象は受けましたね。

これは他でも公言していたことなのですが、僕自身、大井にいた頃は何度も東京ダービーを勝たせてもらった割に、「ダービー」というものにあまり意識がなかったんです。だから、という訳じゃないけど、こっち(JRA)に来てから、日本ダービーというのは重きを置くべきというか、そうなりつつある、そう思わされるようになってきた、自分がいますね。

というのも、ダービーと言ったら、日本だけのことではなく、世界でも格式のあるレースです。こっちにいると、そういう話が頻繁に耳に入ってくるし、競馬の歴史を考えても、やっぱりダービーというのは素晴らしいものなんだな、と痛感させられますからね。それは実際にレースで乗ってもそうですし、ファンの反応もどこか盛り上がり方が違うというか、異様な雰囲気もあります。


JRAでの一年の経験を糧に

そう思わされるようになった理由の一つに、昨年に移籍をして、競走馬というものは2歳、いや、生を受けた時からダービーを目指した闘いが始まっていて、そういう過程をこの一年間で見てきた、感じてきたからでしょうね。レッドリヴェール、アジアエクスプレスらG1馬をはじめ、沢山の凄い馬にも乗せてもらって、眼から鱗の経験ばかりでしたから。

それに、地方競馬とは違ったスタイル、システムの部分があるので、新鮮でもありますし、去年とは考え方も違ってきているというのはありますね。馬に対してもそうですし、乗り方にしてもそう、何か良いモノは身に付いているなという感じはします。

具体例で挙げると、そうですね……。昔は競馬に対して“スタートを上手く出して、前目に付けて押し切る”というか、そういう一つのイメージがあったんです。それが自分の中で1年を通してこっちでやってきて、良い時もあれば、それだけじゃない、ということがわかり、競馬の幅が広がったことは一つ挙げられますね。


以前から馬のリズムを大事にするようにはしていましたが、より馬のことを把握してあげなきゃダメなんだな、と痛感させられました。それは経験の浅かった芝のレースに限らず、ダート戦でもいえることです。だから、わかりやすい部分でいえば、去年と今でみたら、平均の通過順(位置取り)などもきっと違うはずですよ。

ダービーとは話が逸れてしまいますが、今年は良い成績を残せているのも、良い馬に乗っているから、やっぱり馬に教えてもらえる部分がありますし、そこはたくさんの人のお陰であり、基本だと思いますね。


ダービーが行われる東京2400mの舞台とは

東京の2400は長丁場なので騎手同士の駆け引きがあるだろうし、道中での馬と人(騎手)との一体感が問われるコースですね。自分が乗っていない時もレースを見て、この馬と騎手は人馬一体になっているな、と感じることがあり、コンビネーションが垣間見えるコースという気がしますね。

特にスタンド前発走でもあるので、なおかつダービーともなれば、音の大きさや雰囲気は違いますよね。スタンド前での発走の時だけ、ゲートが悪いという馬もいるのは、このコースならではだと思います。それに、芝の傾向を読むのも一つの興味深いポイントではないでしょうか。当日は朝からレースを見て、ファンの方々も傾向を楽しんだりできる部分はあるでしょうね。


以前とは「変わった」人馬を見てほしい

そんな中で僕のパートナーとなってくれるベルキャニオン(牡3、美浦・堀厩舎)。インタビューでもしっかり聞かれておりますので、ベルキャニオンについては、そちらもご覧いただきたいところですが、前走で素質は感じましたし、競馬も上手にこなしそうなタイプではありますので、不安もなく臨めるところは心強いと思います。

前回が終わってから馬も順調ですよ。あとは出来れば、(もともとそういう心配もあったような馬なので)当日にテンションが上がらなければ良いかなと。それはどの馬もそうでしょうしね。それに、一度乗ったことでスイッチが入ったんじゃないか、そんな思いもあるんです。


僕自身も去年とは違った形で参加できる大舞台にワクワクしていますし、そんな自信を込めて、日本ダービーには挑もうと思います。僕自身のことでいえば、去年から「ちょっと変わった戸崎圭太」を見てもらいたい、という思いですね。

いずれにせよ、特別な一日であることには違いありませんから、ファンの皆さんは目一杯、自分の好きな馬を応援して、ダービーデーを堪能してほしいですね。その上で僕とベルキャニオンのことも気に留めて観ていただければ、嬉しいですね(笑)。

■次回は6月4日(水)に更新予定です。