
'14~'16年とJRA最多勝利騎手&MVJに輝いた戸崎圭太騎手による、大井競馬在籍時代から続く
人気コーナー!トップジョッキーならではの本音、レースへの意気込みをお届けします!

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【戸崎圭太騎手ダービー独占手記】
成長の軌跡をみせつけるダービー
2014/5/29(木)

リーディングへの道をみんなで一緒に駆け上がろう!
競馬ラボ独占コンテンツ「週刊!戸崎圭太」では、JRAのトップジョッキーとして活躍する戸崎圭太騎手の生の声を毎週発信!レース・騎乗馬の話題はもちろん、“ポスト・アンカツ”としての活躍が期待される中、その安藤勝己さんから直々に叱咤激励のコーナーも!?
他にも、定期的に展開するQ&Aコーナーでは、ファンからの質問にもお答えいただきます!ファンと本人の架け橋となるコーナーとして、どこよりも「ケイタ情報」を発信いたします!
地方No.1ジョッキーの名前を欲しいままにし、JRAへ電撃移籍。新たなステージで頂点を目指す戸崎圭太騎手を競馬ラボでは徹底!応援宣言します。目指せリーディング!そして、もっともっと戸崎圭太を応援しましょう!
現在、全国リーディングをひた走る成績さながら、昨夏から話題の若駒に跨がり続けてきた戸崎圭太騎手。その一方でクラシック戦線では乗り替わりという厳しい試練を受けながらも、最終的にはベルキャニオンと共に日本ダービーへ向かうことに決定。新天地での2年目を迎えた今、リーディングジョッキーの眼にダービーという舞台は、どんな情景として映っているのか。“ジョッキーから見たダービー”というテーマで、競馬の祭典を自身の言葉で語ってくれた。
≪関連リンク≫
【週刊!戸崎圭太】ダービーSPECIAL
:ベルキャニオンについてのインタビューは前回記事に掲載中です。
2010年にトゥザグローリーでダービーに騎乗した際の戸崎圭太騎手
皆さん、こんにちは。戸崎圭太です。「今回はダービーなので、特別にコラムをお願い致します」とお話をいただいたので、僕の目線、騎手の目線からダービーについて語らせてもらいたいと思います。
ご存知かと思いますが、昨年から中央へ移籍させてもらって、まだダービーでの騎乗はトゥザグローリーとアクションスターの2回限り。僅かなキャリアですが、ダービー当日になると、朝から関係者一同がみんなピリピリした感じがあるので、いつものムードとは違った印象は受けましたね。
これは他でも公言していたことなのですが、僕自身、大井にいた頃は何度も東京ダービーを勝たせてもらった割に、「ダービー」というものにあまり意識がなかったんです。だから、という訳じゃないけど、こっち(JRA)に来てから、日本ダービーというのは重きを置くべきというか、そうなりつつある、そう思わされるようになってきた、自分がいますね。
というのも、ダービーと言ったら、日本だけのことではなく、世界でも格式のあるレースです。こっちにいると、そういう話が頻繁に耳に入ってくるし、競馬の歴史を考えても、やっぱりダービーというのは素晴らしいものなんだな、と痛感させられますからね。それは実際にレースで乗ってもそうですし、ファンの反応もどこか盛り上がり方が違うというか、異様な雰囲気もあります。
そう思わされるようになった理由の一つに、昨年に移籍をして、競走馬というものは2歳、いや、生を受けた時からダービーを目指した闘いが始まっていて、そういう過程をこの一年間で見てきた、感じてきたからでしょうね。レッドリヴェール、アジアエクスプレスらG1馬をはじめ、沢山の凄い馬にも乗せてもらって、眼から鱗の経験ばかりでしたから。
それに、地方競馬とは違ったスタイル、システムの部分があるので、新鮮でもありますし、去年とは考え方も違ってきているというのはありますね。馬に対してもそうですし、乗り方にしてもそう、何か良いモノは身に付いているなという感じはします。
具体例で挙げると、そうですね……。昔は競馬に対して“スタートを上手く出して、前目に付けて押し切る”というか、そういう一つのイメージがあったんです。それが自分の中で1年を通してこっちでやってきて、良い時もあれば、それだけじゃない、ということがわかり、競馬の幅が広がったことは一つ挙げられますね。
以前から馬のリズムを大事にするようにはしていましたが、より馬のことを把握してあげなきゃダメなんだな、と痛感させられました。それは経験の浅かった芝のレースに限らず、ダート戦でもいえることです。だから、わかりやすい部分でいえば、去年と今でみたら、平均の通過順(位置取り)などもきっと違うはずですよ。
ダービーとは話が逸れてしまいますが、今年は良い成績を残せているのも、良い馬に乗っているから、やっぱり馬に教えてもらえる部分がありますし、そこはたくさんの人のお陰であり、基本だと思いますね。
東京の2400は長丁場なので騎手同士の駆け引きがあるだろうし、道中での馬と人(騎手)との一体感が問われるコースですね。自分が乗っていない時もレースを見て、この馬と騎手は人馬一体になっているな、と感じることがあり、コンビネーションが垣間見えるコースという気がしますね。
特にスタンド前発走でもあるので、なおかつダービーともなれば、音の大きさや雰囲気は違いますよね。スタンド前での発走の時だけ、ゲートが悪いという馬もいるのは、このコースならではだと思います。それに、芝の傾向を読むのも一つの興味深いポイントではないでしょうか。当日は朝からレースを見て、ファンの方々も傾向を楽しんだりできる部分はあるでしょうね。
そんな中で僕のパートナーとなってくれるベルキャニオン(牡3、美浦・堀厩舎)。インタビューでもしっかり聞かれておりますので、ベルキャニオンについては、そちらもご覧いただきたいところですが、前走で素質は感じましたし、競馬も上手にこなしそうなタイプではありますので、不安もなく臨めるところは心強いと思います。
前回が終わってから馬も順調ですよ。あとは出来れば、(もともとそういう心配もあったような馬なので)当日にテンションが上がらなければ良いかなと。それはどの馬もそうでしょうしね。それに、一度乗ったことでスイッチが入ったんじゃないか、そんな思いもあるんです。
僕自身も去年とは違った形で参加できる大舞台にワクワクしていますし、そんな自信を込めて、日本ダービーには挑もうと思います。僕自身のことでいえば、去年から「ちょっと変わった戸崎圭太」を見てもらいたい、という思いですね。
いずれにせよ、特別な一日であることには違いありませんから、ファンの皆さんは目一杯、自分の好きな馬を応援して、ダービーデーを堪能してほしいですね。その上で僕とベルキャニオンのことも気に留めて観ていただければ、嬉しいですね(笑)。
■次回は6月4日(水)に更新予定です。
プロフィール

戸崎 圭太 - Keita Tosaki
1980年7月8日生まれ、栃木県出身。99年に大井競馬の香取和孝厩舎所属としてデビュー。初騎乗、初勝利を飾るなど若手時代から存在感を放っていたが、本格的に頭角を現したのは08年で306勝をマークし、初めて地方全国リーディング獲得した頃から。次第に中央競馬でのスポット参戦も増えていった。
11年には地方競馬在籍の身ながらも、安田記念を制して初のJRAG1勝ち。その名を全国に知らしめると、中央移籍の意向を表明し、JRA騎手試験を2度目の受験。自身3度目の挑戦で晴れて合格し、13年3月から中央入りを果たした。移籍2年目はジェンティルドンナで有馬記念を制す劇的な幕引きで初の中央リーディング(146勝)を獲得。16年も開催最終週までにもつれた争いを制し、3年連続のJRAリーディングに。史上初となる制裁点ゼロでのリーディングという快挙を達成した。19年にはJRA通算1000勝を達成、史上4人目のNARとのダブル1000勝となった。プライベートでは2022年より剣道道場・川崎真道館道場の総代表を務めている。2025年5月よりYoutubeチャンネル「戸崎圭太のベリベリチャンネル」を開設。






