今週から新馬戦は全てダート戦。そのため新馬戦に見切りをつけ、芝の未勝利戦デビューも増えてくる。こちらも新馬戦だけに拘らず、未勝利戦デビュー馬についても触れていきたい。

土曜日は、中山でダート1200m戦の新馬戦。先週のダート1200m戦では24頭もの除外が出ており、ここで紹介する馬も全て先週除外組だ。

アーキトレーヴ(セ3、美浦・菊沢厩舎)は、半姉がダイワダッチェス(現3勝)。「幼くて走りに集中できないところはあるが、スピードはありそう。短い条件は良さそうなので、そのあたりが改善されてくれば」と菊沢師。1週前調教(以降も、調教は主に1週前のもの)は、美浦ウッドで4F53秒半ば、終い13秒前半の時計を馬ナリでマーク。派手な時計は出していないが、動きは良好のようだ。

メイハンコック(牝3、美浦・斎藤誠厩舎)は、母がメイビリーヴ(5勝)。「母が短距離で活躍した馬。そのあたりを受け継いでいるし、1200mからマイルあたりが向いていそう」と斎藤誠師。1週前はウッド5F71秒台と控え気味だが、2週前には4F53秒前半の時計を出しており、仕上がりは進んでいる。

ジョイズエターナル(牝3、美浦・武藤厩舎)は、母がフロイデタンツェン(3勝)。「動きに余裕があるし、時計も出ている。距離はもう少しあっても良さそうだが、稽古通りなら楽しみがある」と武藤師。コメントにもあるように、坂路53秒3-12秒4の時計を楽にマーク。3本連続で上がり12秒台を出しており、動きは良好だ。岡田牧雄氏が北海道オータムセールで購入した馬、血統が地味でも侮れない。

ユーリトミクス(牝3、美浦・加藤征厩舎)は、半姉がフォーエバーマーク。坂路53秒5-12秒4と水準レベルの時計をクリアしている。エフォートラン(牡3、美浦・牧厩舎)は、祖母がトウショウアイ(エリザベス女王杯2着)。坂路54秒2-12秒7の時計を余裕をもってマークし、こちらも順調な仕上がりだ。

阪神では、芝1800mの未勝利戦に池江厩舎のバイマイサイド(牡3、栗東・池江寿厩舎)が出走予定。半兄は昨秋に活躍したサングレーザー(スワンS)。CW6F82秒台、5F67秒前半、1Fは12秒を切る時計を出し、1000万クラスの馬を追走して併入。既走馬相手となるが、初戦から好勝負を期待したい。

日曜日は、阪神でダート1400mの新馬戦。こちらも挙げる馬は、全て先週除外になっている。ヴィオラフォンス(牝3、栗東・浜田厩舎)は、母の弟がレッドアンシェル(アーリントンC2着)。坂路55秒3を一杯と動きはまだまだで、叩いて良化を促したい。

ワンモアバイト(牝3、栗東・矢作厩舎)は、近親にグレイスティアラ(交流G1・全日本2歳優駿)がいる。坂路53秒8-12秒2と、終いに好時計を出し、期待感は高まる。マリエット(牝3、栗東・西浦厩舎)は、近親にイスラボニータ(皐月賞)。1週前は坂路54秒8-12秒5、2週前は坂路54秒0-12秒2と、2週連続で終い12秒台が出ていれば悪くない。

小倉の芝2000m未勝利戦でデビューは、こちらも池江厩舎のマハヴィル(牡3、栗東・池江寿厩舎)。母の兄にオルフェーヴル(G1・6勝)、ドリームジャーニー(G1・3勝)がいる。新馬戦楽勝のヴェルテアシャフトと併せてさすがに遅れたが、CW6F82秒、5F66秒後半、1F12秒と時計は出ている。小倉の未勝利戦なら、既走馬相手でも好勝負は見込めそうだ。

新規入厩の注目は、POGでも人気になったザスリーサーティ。母はアネモネSを勝ったツーデイズノーチスで、その初仔はワンスインナムーン(スプリンターズS3着)、2番仔は重賞で活躍のディバインコード(現3勝)、この馬は3番仔になる。

早くから評判も高く、クラシックを目指して早めの入厩の予定だったが、腰を痛め、回復まで長く時間がかかってしまった。ようやく良くなってきて、いよいよ本州へ移動という段階まで行くと、今度はソエが出て、また休み。気がつけば3歳の春間近となってしまった。これからゲート試験だが、合格したらそのままデビューという流れを予定しているようだ。今度という今度は順調に行ってもらいたい。

再入厩馬では、タンタフエルサ(牡3、美浦・国枝厩舎)。半兄にタンタアレグリア(アメリカJCC)、半姉にパララサルー(6戦4勝)がいる。既にゲート試験は合格しており、いよいよデビューへ向けての調整となる。アーモンドアイ、オウケンムーンと牡牝にクラシック候補がいる国枝厩舎の所属。さすがにクラシックは厳しいが、好調な厩舎の流れに乗って、POG期間内に1勝はしたい。