友道厩舎&大魔神・佐々木氏ラインの良血馬レヴィオーサが、いよいよデビュー。1週前にデビュー勝ちした近親スペードエースに続けるか!?

1月25日

◆中山芝2000m

ブラウローゼン(牝、ロードカナロア×ローザブランカ、美浦・尾関厩舎)
半姉バンゴール(5勝)、おじにローズキングダム(G1を2勝)。12日の中山芝2000m戦を除外され、デビューを2週延ばした。「除外後も順調にきている。フットワークが良くて上より距離が保ちそうなので、芝の長めが合っていると思う」と尾関師。

1週前調教(以降も、調教は主に1週前のもの)は、ウッドで69秒台、1F12秒台半ばの時計を余力残しでマーク。年末にもウッドで終いに速い時計を連発しており、仕上がり、脚力ともに上々だ。鞍上はマーフィー騎手。

イマジナリーライン(牡、スクリーンヒーロー×ウォートルベリー、美浦・鹿戸厩舎)
半兄ストローハット(ユニコーンS勝ち馬)。芝コースで3F39秒台と1週前は軽かったが、年末にはウッドで5F66~67秒台の時計を連発しており、脚力はある。鞍上はミナリク騎手。

グロースザゴールド(牡、ゴールドシップ×パールサイド、美浦・古賀慎厩舎)
母はスペイン2歳牝馬チャンピオン。坂路54秒2-13秒2を抑えてマークし、未勝利馬を追走して先着している。鞍上は内田博騎手。

マグニフィクス(牡、オルフェーヴル×ピリカ、栗東・松下厩舎)
母はフランスG1ヴェルメイユ賞2着。13日の中山マイルを想定通り除外され、もとより目標だった当レースを予定している。坂路55秒1-13秒2で、新馬と併入。時計は目立たないが、一杯に追ったのが初めてだったので、今後の変わり身を期待したい。

ハーツシンフォニー(牡、ハーツクライ×クラリネット、美浦・戸田厩舎)
母の3番仔。上2頭は目立たないが、どちらもディープインパクトをつけており、母は牧場期待の繁殖牝馬であることは間違いあるまい。調教はウッドで5F67秒台、1F12秒台後半を余力をもってマーク。12月半ば過ぎからウッドで水準レベルの時計を何本も出しており、仕上がりは良さそうだ。

ファインアイリス(牝、ルーラーシップ×ピサノドヌーヴ、美浦・奥村武厩舎)
全兄イブキ(新潟2歳S3着)、半兄テンクウ(ジュニアC勝ち馬)。ウッドで5F68秒台、1F12秒台後半を馬なりでマーク。まだ速い調教が少ないので、変わり身の余地は大きい。

◆中山ダート1200m

シャークスコーブ(牡、キンシャサノキセキ×ワイオラ、美浦・上原厩舎)
半兄アプルーヴ(イギリスG2を2勝、G1ミドルパークS3着)。ウッドで5F66秒台、1F12秒台前半の時計。内目を回ったとはいえ、好タイムが出た。鞍上は津村騎手。

ロマーシカ(牝、ゴールドアリュール×マザーロシア、美浦・池上厩舎)
母は北米で7勝。半兄ゴールデンバローズ(5勝、UAEダービー3着)。6、13日と中山ダート1200m戦を2度除外になり、ここへ回ってきた。ウッド5F74秒台と軽かったが、2度の除外で調教量は十分足りている。鞍上はマーフィー騎手。

◆京都ダート1800m

ヴァンタブラック(牡、ブラックタイド×プチノワール、栗東・須貝厩舎)
半姉ローブティサージュ(阪神JF勝ち馬)。CWで5F67秒台、1F12秒台前半をマークし、古馬3勝のカリポールに僅かに遅れたが、追走し且つ一杯では無いので問題ない。鞍上はルメール騎手。

アスワンサンセット(牝、PionneroftheNile×EveninngJewel、栗東・松永幹厩舎)
母は北米GⅠ2勝。18日のダート1400m戦を除外になったが、元々目標は当レース。坂路で一杯に52秒5-13秒7で、併せた相手に先着している。鞍上は福永騎手。


1月26日

◆中山ダート1800m

プルークファーレン(牡、スクリーンヒーロー×ミセススノー、美浦・中舘厩舎)
半姉ファイブルネージュ(3勝)。「稽古の動きが良く、これは走りそう。ダートもいいと思うし、初戦からいきなり期待している」と中舘師。調教は、芝コースで5F68秒台、1F12秒台前半を楽にマークしている。鞍上は内田博騎手。

◆京都芝1600m

レヴィオーサ(牡、キングカメハメハ×ヴィルシーナ、栗東・友道厩舎)
母はヴィクトリアマイルを2勝。全兄ブラヴァス(現3勝)。おじにシュヴァルグラン(ジャパンC勝ち馬)、おばにヴィブロス(ドバイターフ、秋華賞勝ち馬)がいる。「徐々に動きはしっかりしてきた。性格が素直で操縦性は高く、距離には融通が利きそう」と友道師。調教はCWで一杯に5F67秒台、1F12秒台前半の時計をマーク。新馬のアドマイヤリゲルに遅れたが、時計そのものは水準レベルのものは出ている。鞍上は武豊騎手。

ブルームスベリー(牝、ハービンジャー×エクセラントカーヴ、栗東・西村厩舎)
母は京成杯AH勝ち馬。坂路で一杯に56秒3-12秒7。テンがゆっくりの調教が多いので、終いの時計をもう少し詰めていきたい。鞍上はフォーリー騎手。

アクロスティック(牝、ストロングリターン×ベアトリッツ、美浦・武市厩舎)
母は3勝、おばにジュエラー(桜花賞馬)、ワンカラット(重賞4勝)。13日、19日の中山マイル戦を連続除外となり、今度は出走が叶いそうだ。調教は、坂路53秒8-13秒1を馬なりでマーク。2度の除外もあり調教量は豊富だ。

◆小倉芝1200m

クロワドフェール(牝、ハービンジャー×ジュモー、栗東・斉藤崇厩舎)
半兄プロフェット(京成杯勝ち馬)、クラージュゲリエ(京都2歳S勝ち馬)。調教は、坂路52秒5-13秒9を抑えてマーク。11月には坂路50秒8をマークしたようにスピードがあり、1200mデビューを考えても、上とはちょっとタイプが違うようだ。鞍上は中谷騎手。

ゼツエイ(牡、FastnetRock×ReadyToLift、栗東・音無厩舎)
父の産駒は国内では少ないが、その中からフィアーノロマーノ(ダービー卿CT勝ち馬)、メラグラーナ(オーシャンS勝ち馬)、ブラヴィッシモ(阪急杯3着)など活躍馬が複数出ている。坂路51秒7-12秒8の好タイムを出しており、調教内容からも短距離は合いそうだ。