初めての個人所有馬ジャスタウェイがレーティング世界No.1の評価を獲得し、種牡馬に。
人並み外れた馬運の持ち主が脚本家という本業のキャリアを活かし、馬主ライフを書き下ろします。
『盆と正月がまた一緒に来るか！』
2022/5/27(金)
まずは土曜日の東京5Rの芝2000ｍの未勝利戦、ジャスコが出走です。鞍上が田辺裕信騎手に戻ります。尾形先生はデビュー戦と前々走（中山の2000ｍ3着）のレースを高く評価していて（私もです）、田辺騎手に全幅の信頼をよせています。前走は開幕したての東京コースを嫌い福島で使いましたが、今回は外差しがきく東京コース。さらには先週大活躍の乗れている田辺騎手。巻き返し必至といえるのではないでしょうか？うまくレースが流れてくれればチャンスありだと僕は思っていますし、そろそろ未勝利を卒業してくれるととても助かります。話題の名前の馬ですし、是非勝って話題になってほしいです。
そして2頭目、中京9R御在所特別にマジカルステージが出走です。前走の1勝クラスは一年ぶりのレースにも関わらず危なげないレース運びでかなり強い勝ち方をしてくれました。あのレースっぷりならば今回もと思うのは当然と言えるでしょう。
鞍上は前走カリボールを勝たせてくれた吉田隼人騎手。
終わってみればここは通過点でしたというレースを希望です。ここ勝ってくれるとマーメイドステークスへ格上挑戦という可能性も出てくるのではという妄想を抱くことができるので頑張ってほしいです。無理して使って欲しいとは思いませんが、秋には大きなところを走っていてくれるのではという妄想を実現するには、まずはここでも強い勝ち方をしてくれるといいなぁと思う次第でございます。
とまあ、そういうわけで今週も2頭出しとなりました。前回2勝の勢いのまま、今週も2勝してくれないかと思っている今日この頃。そして最近の僕はとてもついていると言っておきましょう。その証拠がこちら……
見てください。ガリガリ君の当り棒です。先日二日酔いの軽減のために食べたガリガリ君ソーダ味がなんと当りだったのです。世界中でもかなりのラッキーな部類の人間だと自負する私でしたが、ガリガリ君で当りを引くのは下北沢に住んでいた時以来、10年ぶりくらいぶりの当りです。それすなわち10年に一度の強運機がやってきているのではと勝手に解釈しています。それはつまりジャスタウェイ、オツウが現役だったあのあたりの運気をしのぐ運気ともいえなくもない。なんといっても10年ぶりの当りですからね。
そんなこんなで今週もぽんぽんと勝っていただき、近々走るであろうキングロコマイカイ、そしてCBC賞を予定しているカリボールへとバトンを繋いでいってほしいのでありました。我が愛馬達よ。皆、頑張ってください！
了
プロフィール
大和屋 暁 - Akatsuki Yamatoya
脚本家・作詞家・ライター。若くして一口馬主に出資を始め、クラブ馬主歴2年目にハーツクライと運命的な出会いを果たすと、有馬記念、ドバイシーマクラシックを制す大活躍。しかし、ノド鳴りによるアクシデントに見まわれ、突如として引退したことに一念発起、馬主になる決心を固めた。個人馬主としては、初めてデビューを果たした所有馬ジャスタウェイが大活躍の強運ぶりを発揮。遂には、目標であったドバイ遠征を実現させ、ドバイデューティーフリー(現在のドバイターフ)を圧勝。「自らの馬でドバイを勝つという」夢を実現させたばかりでなく、そのパフォーマンスが評価され、2014年度のワールドベストレースホースランキングでは、日本馬史上初の1位を獲得している。
現在の現役所有馬はカリボール、マジカルステージ、ジャスコ、キングロコマイカイ。一口馬主や共有馬ではアウィルアウェイ、ルーツドール、イストワールファムなどに出資している。
本業ではアニメ版「銀魂」、「スーパー戦隊シリーズ」などの脚本を手がけ、2020年公開の映画「デジモンアドベンチャー」も担当。愛馬との数年間に及ぶ足跡を綿密に綴った『ジャスタウェイな本』などの執筆も手がけた。
