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騎手コラム

コパノリッキー

(牡4、栗東・村山厩舎)

ゴールドアリュール
コパノニキータ
母父ティンバーカントリー
通算成績12戦7勝
重賞勝利 14年JBCクラシック(Jpn1)
14年かしわ記念(Jpn1)
14年フェブラリーS(G1)
13年兵庫CS(Jpn2)

中京の舞台に合う馬体

写真では、そこまでの迫力はないが、気合が乗るとガラッと印象が変わる馬。ダート馬の中ではシャープなルックスでスピードを感じさせる軽さを持っている。中京のダート1800mはスピードもスタミナも求められるタフな舞台にピッタリだと思う。
気分よく立っていて顔にも余裕が感じられる。お尻の上側にもう少し筋肉があっても良さそうな気もするが、この馬の体型なので体重さえ減っていなければチャンスだろう。530キロの大型馬だが、見た目に重さがないのが良い。

ホッコータルマエ

(牡5、栗東・西浦厩舎)

キングカメハメハ
マダムチェロキー
母父Cherokee Run
通算成績26戦12勝
重賞勝利 14年川崎記念(Jpn1)
13年東京大賞典(Jpn1)
13年JBCクラシック(Jpn1)
13年帝王賞(Jpn1)
13年かしわ記念(Jpn1)
13年アンタレスS(G3)
13年名古屋大賞典(Jpn3)
13年佐賀記念(Jpn3)
12年レパードS(G3)

着実な上昇 勝負になるデキに

長期休養明けを使って、馬体が締まってきた。連戦続きでもへこたれない安定感こそタルマエの強さだが、一度レースを使ったことで順調に上昇している。JBCクラシックは体重こそ大幅な変化はなかったが、締りや張りはフェブラリーS時とは比べ物にならない状態だった。
もちろんここから、良くなる馬だが、この状態でも筋肉が浮いてゆるさがなくなったので、十分勝負になるところまで来ている。おそらくこの写真を見ると、前回より体重は少し増えて出走できそうだ。余分な脂肪が抜け、締まった筋肉が戻っての体重なので、大きな上積みを期待していいと思う。

ワンダーアキュート

(牡8、栗東・佐藤正厩舎)

カリズマティック
ワンダーヘリテージ
母父Pleasant Tap
通算成績40戦12勝
重賞勝利 14年帝王賞(Jpn1)
13年日本テレビ盃(Jpn2)
12年JBCクラシック(Jpn1)
11年東海S(G2)
09年武蔵野S(G3)
09年シリウスS(G3)

年齢知らずのムード

JBCクラシックの時はもう少しお腹に余裕があった。今回は腹筋が締まって年齢を感じさせないルックスになってきた。もともと立ち写真で良く見せるタイプではなく、走っている時の方が見栄えする馬。今回は久しぶりに近距離での競馬なので520キロ近辺での出走になると思う。
お尻のボリュームが素晴らしく、差す競馬が合う馬体の造り。表情も老け込んだ感じはなく、体の張りも十分ある。年齢を気にする方はパドックで実物の馬を見て頂きたい。

ローマンレジェンド

(牡6、栗東・藤原英厩舎)

スペシャルウィーク
パーソナルレジェンド
母父Awesome Again
通算成績19戦10勝
重賞勝利 14年エルムS(G3)
12年東京大賞典(Jpn1)
12年みやこS(G3)
12年エルムS(G3)

仕上げは間に合うだろうがブランクは?

良い頃の印象からすると体の張りが不足して見える。使うと筋肉が浮き上がって迫力のある馬体になるので、あと一歩上昇してほしい状態。しかし、この撮影から10日あるのでレース当日に変わっている可能性はある。パドックでは少し細く見えるくらいで良いと思う。
写真だと筋肉のゆるさがあるので、ここから締まれば痩せて見えるのが妥当。きっちり仕上げる厩舎なので、大幅な変化もないと思っていい。ただし、半年近い休み明けでいきなり使って、再び半年の休養とあまり強気には推せない。

ベストウォーリア

(牡4、栗東・石坂厩舎)

Majestic Warrior
Flirtatious Miss
母父Mr. Greeley
通算成績15戦7勝
重賞勝利 14年南部杯(Jpn1)
14年プロキオンS(G3)
13年ユニコーンS(G3)

条件を考慮し意図的な仕上げか

下から撮影しているし、あごを上げて立っているので見た目の印象は良くない。ただ表情が入れ込んでいるのに馬体は前回より太い。おそらく撮影に気を使って表情が崩れているだけで普段の精神状態は落ちついているのだろう。JBCクラシックはきっちり仕上げて出走していたのが災いした感じなので、今回は意図的に余裕を持たせているのかもしれない?
気のキツイところがあって、少し重いくらいでも走れる馬だけにパドックでの落ち着きに注目してほしい。入れ込まない程度の気合い乗りがベストだと思う。体型的に距離がもたないとは思えない。

クリソライト

(牡4、栗東・音無厩舎)

ゴールドアリュール
クリソプレーズ
母父エルコンドルパサー
通算成績18戦5勝
重賞勝利 14年日本テレビ盃(Jpn2)
13年JDD(Jpn1)

伸びしろが目立ってしまう

やや成長が遅いのか4歳になっても幼さが残っている。腰高だが、全体のバランスは申し分なく、品もある。ただこのメンバーに入ると成長の遅れが気になるのも確か。もう少し全体が締まって男馬の体になるのを待ちたい。JBC盛岡での輸送で減った馬体は回復しているし、見た目も仕上がって良い雰囲気だが、もっと良くなる伸びしろがある馬では?

インカンテーション

(牡4、栗東・羽月厩舎)

シニスターミニスター
オリジナルスピン
母父Machiavellian
通算成績18戦7勝
重賞勝利 14年みやこS(G3)
13年レパードS(G3)

軽いダートなら適性を発揮

同じみやこSに出ていたナムラビクターと違って、ダート馬のわりに筋肉量の少ない馬体。胸前から肩の筋肉よりも、太ももの筋肉が発達していて、ダート馬よりも芝のスタミナ系に見える馬だ。性格は大人しく、自分の世界を持っているので、大一番で入れ込む心配も少ない。
肩のラインも程よく寝ていて距離の融通が効くタイプ。昨年よりも逞しくなったのはお尻から後ろ脚付け根の幅。パワーアップした馬体に手先の軽い脚を持っているので、湿ったダートなら人気以上の走りが期待できそうだ。重いダートには向かないタイプだけに当日の馬場傾向は注意してほしい。

ワイドバッハ

(牡5、栗東・庄野厩舎)

アジュディケーティング
グリーンヒルレッド
母父スキャン
通算成績24戦7勝
重賞勝利 14年武蔵野S(G3)

距離を克服できそうな気配

重心が前に乗ってしまい、左後ろ脚が浮いているので、見た目の補正が必要。チャンピオンズCに出走する馬の中では距離の不安がありそうな馬だが、馬体を見ると1800mが長過ぎるとは思えない。
距離適性に関しては気性との兼ね合いが関係するものだが、この馬は普段、どちらかというとモッサリと歩く大人しいタイプ。結果は1400、1600mで出ているが、4つのコーナーに対応できそうな落ち着きもある。意外に侮れない一頭かも?

ナムラビクター

(牡5、栗東・福島信厩舎)

ゼンノロブロイ
ナムラシゲコ
母父エンドスウィープ
通算成績18戦7勝
重賞勝利 14年アンタレスS(G3)

地方の重い砂ならば…

ダート馬の中でも、モッサリして太く見える馬体。しかし見た目からではわからないパワーを秘めた馬なので、これがこの馬のスタイルだと理解したい。この顔を見ても分かる通り、気がキツく、レースでは気性の強さがいい方に出ている。
蹄がモロく、密度が薄い。特に後ろの蹄が傷みやすいのが難点だ。やや太く見える、いつも通りの馬体なので順調だと思う。一番の問題は、軽さがないところ。雨で湿ったダートよりも地方のような重いパサパサのダートが合うスタミナタイプだ。

クリノスターオー

(牡4、栗東・高橋忠厩舎)

アドマイヤボス
マヤノスターライト
母父ジェイドロバリー
通算成績14戦6勝
重賞勝利 14年シリウスS(G3)
14年平安S(G3)

スタミナ勝負に適した体

光の当たり方で筋肉のメリハリが浮き上がった写真。ここは光に惑わされず冷静に馬体を見よう。まず全体のバランスから言って、脚が重い。この辺りは好みの問題なのでパワー系が好きな人は違和感ないかもしれない。大きめの蹄に短いつなぎ、骨格も太いので軽さよりも丈夫さが取り柄の脚に見える。
パサパサの重いダートの方がこの馬の持ち味であるタフさが生きると思う。筋肉の張りは写真の通り仕上がっていて、上がりの掛かるスタミナ勝負になれば面白いかもしれない。