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騎手コラム

ジェンティルドンナ

(牝5、栗東・石坂厩舎)

ディープインパクト
ドナブリーニ
母父Bertolini
通算成績15戦9勝
重賞勝利 14年ドバイシーマC(G1)
12年〜13年ジャパンC(G1)
12年秋華賞(G1)
12年オークス(G1)
12年桜花賞(G1)

この状態が正解か否か

体型の変化があまりないタイプにも関わらず、今回はお尻の筋肉量が少し落ちている。もちろんドバイ帰りだし、 国内のレースを使っている馬と同列に見てはいけないのだが、気になるポイントではある。 良く言えば、仕上がりきった馬体だが、1週前としては、やや細めの印象。 1週間あれば筋肉の張りが違ってくるので、パドックではお尻の張りに注目したい。 ただ、馬っぷりが良かった時の成績が今ひとつ迫力に欠けた内容だったことを考えると、これが正解なのかもしれない。

ゴールドシップ

(牡5、栗東・須貝尚厩舎)

ステイゴールド
ポイントフラッグ
母父メジロマックイーン
通算成績18戦10勝
重賞勝利 13年宝塚記念(G1)
12年有馬記念(G1)
12年菊花賞(G1)
12年皐月賞(G1)

心身ともに好状態

大幅な変化はなく、天皇賞・春時のコンディションを維持している。お尻の筋肉量が落ちず、幅もあるように好調時の馬体なのは間違いない。 前回との違いは精神的にリラックスできているところ。これがレース前まで維持できれば、連覇の可能性も高くなる。 馬体だけで言うと、馬場が乾いたスピード決着にも対応できそうな軽さがある。重巧者という先入観を捨てて検討しないといけないのでは。

ウインバリアシオン

(牡6、栗東・松永昌厩舎)

ハーツクライ
スーパーバレリーナ
母父Storm Bird
通算成績18戦4勝
重賞勝利 14年日経賞(G2)
11年青葉賞(G2)

シャープな馬体で好印象

天皇賞・春よりも締まりがあって重さのない馬体になっている。性格的におっとりしたところがあるので、シャープな馬体になると、見た目の印象もUPする。 引き締まっていながらお尻の筋肉量はシッカリとしたボリュームがあり、好調をアピールしている。 中距離以上での活躍が目立つが、馬体を見ると2200mが短すぎるとは思えない造り。あと一歩まで迫ったG1タイトルに向け、良い状態で挑めそうなのは何よりだ。

ヴィルシーナ

(牝5、栗東・友道厩舎)

ディープインパクト
ハルーワスウィート
母父Machiavellian
通算成績18戦5勝
重賞勝利 13年〜14年ヴィクトリアM(G1)
12年クイーンC(G3)

心配は大幅な馬体増だけ

久々の勝利の反動もなく、むしろ余裕がある馬体。念の為、馬体重には注意してほしい。まだ1週前なので、最終追い切りでシッカリと追えていれば良い状態に持って行けるだろう。 前の蹄は接着装蹄に見えるが、クギで打っている。蹄の後ろ側をパテで上げて、腱に掛かる負担を軽減しているのだろう。ヴィクトリアマイルから少しの馬体増で出れるのか?心配は大幅な馬体増だけだ。

メイショウマンボ

(牝4、栗東・飯田祐厩舎)

スズカマンボ
メイショウモモカ
母父グラスワンダー
通算成績12戦6勝
重賞勝利 13年エリザベス女王杯(G1)
13年秋華賞(G1)
13年オークス(G1)

前走以上!牡馬相手でも

骨格が大きく見た目の迫力は感じないタイプだが、今回はヴィクトリアマイル以上のデキだと思う。 正直、写真を見るより、パドックで立体的に見たほうが今回の馬体の素晴らしさが伝わると思う。 筋肉が付いて、幅も出た今回は非常に楽しみだ。気温が上がって調子を上げてくる馬だけに、牡馬相手のここでも目が離せない。

トーセンジョーダン

(牡8、栗東・池江寿厩舎)

ジャングルポケット
エヴリウィスパー
母父ノーザンテースト
通算成績28戦9勝
重賞勝利 11年天皇賞・秋(G1)
11年札幌記念(G2)
11年AJCC(G2)
10年アルゼンチン共和国杯(G2)

上手く引き締まれば上位争いも

前走の鳴尾記念では馬体重が増えていたが、今回も一気に絞れた印象はない。むしろ、最終追い切りからレースまでで変わる可能性が高いので、 当日に確認するほかない。馬体の変化が大きいタイプだけに、ここから締まってくれば、上位に顔を出しそうな状況だ。 お腹周り、お尻に少し余裕があるので、パドックで馬体重と締まり具合をチェックしてほしい。一気に絞り過ぎるより徐々に減るほうが理想的だと思う。

デニムアンドルビー

(牝4、栗東・角居厩舎)

ディープインパクト
ベネンシアドール
母父キングカメハメハ
通算成績11戦3勝
重賞勝利 13年ローズS(G2)
13年フローラS(G2)

前走から着実に良化

さすがに帰厩直後だったヴィクトリアマイル時より良い感じになっている。シッカリ食べて調教されたことで、 これだけ張りのある馬体に変わったんだろう。スタッフが持っている引き手も垂れていて、馬の落ち着きが写真からも伝わってくる。 瞬発力がありそうな形のお尻と、高速馬場が合いそうな蹄なので、不安点は雨だけ。本質的には軽い馬場が合う馬体の造りだ。

ヴェルデグリーン

(牡6、美浦・相沢厩舎)

ジャングルポケット
レディーダービー
母父スペシャルウィーク
通算成績22戦7勝
重賞勝利 14年AJCC(G2)
13年オールカマー(G2)

暑い時期のレースがどうか

細く見えることが多い馬にしてはふっくらして良い感じ。中山記念時よりも増えていそう。輸送もあるし、馬体的には良い状態で出走できそうだ。 休み明け自体は影響ないだろうが、あまり暑い時期に走っていないのは気になる。 暑さに弱い馬は汗をかかないので、当日のパドックでは汗をかいていた方が良い。芝馬にしては肩にも筋肉があるので、時計の掛かる馬場なら面白そうだ。

マイネルラクリマ

(牡6、美浦・上原厩舎)

チーフベアハート
ティアドロップス
母父サンデーサイレンス
通算成績24戦5勝
重賞勝利 13年七夕賞(G3)
12年京都金杯(G3)

転戦のダメージなし 雨は歓迎

香港帰りのエプソムC後になるが、馬体のダメージはなく、良好な状態を維持できている。筋肉量が多く2200mを走るには、 やや立派な印象はあるが、バランスの良さでカバーできる範囲内だと思う。力強い馬体が生きてくるのは馬場が荒れた時なので、雨で時計が遅くなったら出番があるかもしれない。 お尻の筋肉はもう少しあっても良いので、輸送があってもエプソムCより減らないことが上位入線の絶対条件だと思う。