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ネオヴァンクルがインから混戦を制して連勝!!
2011/10/4(火)
土曜阪神9R
ききょうS
芝1400m
勝ちタイム1.22.9
ネオヴァンクル(牡2・父フレンチデピュティ・栗東・音無厩舎)
※※ネオヴァンクルがインから混戦を制して連勝!!
直線で殆どの馬にチャンスがある様な横一線の馬群。その一番内から出てきて最後の写真にまで参加したネオヴァンクル。ハナ差出ていて、未勝利勝ちに続いての連勝でオープン特別を制した。
逃げたゴーイングパワーが惜しくもハナ差負けの2着。メイショウハガクレが外から、これまた大接戦のハナ差負けの3着。その外をクビ差届かなかったがメイショウダビンチも猛追のゴール前であった。
1番人気のハギノコメントは後ろから伸びあぐねて5着。2番人気のニンジャは今日もやや掛かってしまう道中で、直線入り口ではもう脚色に余裕がなかった。
小倉2歳Sで前の2頭からは少し離れたがいい伸びを見せたハギノコメントが1番人気。そして新潟2歳Sで、パドックで忍者のコスチュームが目立ったニンジャが2番人気。しかしどの馬が勝っても不思議のない面々である。
まずスタートでは、一番内のメイショウダビンチがそんなに速くなく、半馬身ぐらい差があったか。その隣りのトミーバローズはどうやら躓いてしまった様子で、サッと後方に置かれる。その他の7頭が横一線の中から、やはりゴーイングパワーが出てきた。キリシマトリオが2番手だが、すぐ内をネオヴァンクルとメイショウハガクレが並んで進む3番手。ハギノコメントは、この後の4番手の内だ。その外をニンジャがもう鞍上の藤岡康Jが抑えるの苦労するぐらいに掛かって行きたがっているのが見える。その2馬身後ろをメイショウダビンチが追走で3コーナーを下って行く。
残り3ハロンの標識を通過するあたりでは先頭はゴーイングパワー、2番手がメイショウハガクレ、その外へキリシマトリオ、4番手のインにネオヴァンクル。その少し後ろの外目をニンジャ。相変わらずの勢いである。
少し離れてハギノコメントとメイショウダビンチ。最後方がトミーバローズで前から2馬身ある。
4コーナーに入って行く時はもうハギノコメント、メイショウダビンチの2頭も団子の後ろに食っついている。
カーヴを廻るあたりではトミーバローズも追い上げてきて外に並び、殆どが固まって4コーナー廻ってきた。
最後の詰めとなってゴーイングパワーがもうひと伸びをする。しかしメイショウハガクレも並んで渋太い。さらに一番内に進路をとってネオヴァンクルも詰めてきている。その後ろにハギノコメント。外のニンジャは伸びない。むしろさらに外のメイショウダビンチがジワジワと伸び出して前との差を詰めてきだした。
ゴールが近づくにつれて前がより接近して、最内にネオヴァンクルでゴーイングパワー、そしてメイショウハガクレといよいよ大接戦となってきた。大外のメイショウダビンチも来てはいるが前までは届きそうもない脚色だ。
そしてゴールを通過。肉眼ではハッキリと判らないぐらいの3頭が並んでのゴールだった。結局は、内からの入線順で1着がネオヴァンクル、2着が逃げたゴーイングパワー。3着がメイショウハガクレでハナ・ハナ差であった。メイショウダビンチはクビ差届かずの4着だった。
ネオヴァンクルは未勝利勝ちの後の連勝。いずれも終いを生かす競馬で勝ち名乗りをあげた。ニンジャはあれだけ道中に掛かっては仕方ない結果か。ハギノコメントは最後はインでやや脚を余したかも知れない。
でも、いずれにしろ差がない力関係な様だ。これからまだまだ続くサバイバル戦。上手くコースロスなく乗れた馬が勝っていくのだろう。
土曜阪神5R
2歳新馬
芝外1800m
勝ちタイム1.49.7
ディープブリランテ(牡2・父ディープインパクト・栗東・矢作厩舎)
※※直線では内ラチの方へ、それでも5馬身差。Dブリランテ楽勝!
馬場入場後の返し馬に入る際に立ちあがったダノンオリエント。鞍上の武豊Jが落とされたが、幸いに何もなかった様に再騎乗した。何やら波乱含みのレースになるのかと思ったレース前の気持ちだったが、直線で抜け出してきたのは圧倒的1番人気のディープブリランテ。パドックから落ち着いた風貌で返し馬も静か。主役らしい圧勝劇に終わったのだが、抜け出した時に大きく内へもたれてしまう若さ。岩田Jが矯正して、最後は真っ直ぐに走らせてのゴールで、結局はステッキは使わなかったと見た。それでいて5馬身差。ここでは力が違っていた…。
1800芝の外廻りコースは、最初のカーヴまで相当の距離がある。自然ユッタリな入りとなるレースの前半だが、ここは特に遅かった。ゲートが開いても、急いで先手をと取りに行く馬もいない雰囲気。
その中からタイセイタイクーンがまずは先頭に出る。続くのがドンスキマーと池江勢2頭のうちのポップアイコンで内からスッと行く。
1ハロンめが13.1とかなり遅い。位置取りも落ちついたかと思えたのだが、内から池江勢のもう1頭のラルシュドールが追い上げてきて、先頭に並びかける位置まであがり、2ハロンめを通過。ここは11.5と少し速くなる。
その2頭が並んで3コーナー手前あたりの3ハロンめを通過するが、11.6とまだペースは持続している。前半3ハロンが36.2だが、最初の入りからすれば少し流れが速くなっていた区間か。エポニーナイトが4番手、その少し後ろの中団の前ぐらいをディープブリランテが追走する位置どりでカーヴを廻って坂を下っていく。
ここらで少し下げ気味になったのがラルシュドールで、先頭には単騎タイセイタイクーンが立つ。今度は2番手にポップアイコンの方が上がる。流れがぐっと落ちたあたりで13.1のラップだ。
1000メートルを、結局は1.02.2の平均ペースより少し遅いぐらいの流れで、各馬も楽に追走している。エポニーナイトの内にディープブリランテが続いている。ダノンオリエントはその少し後ろで1馬身ぐらいの差。最後方のシゲルパイナップルとサチノコイノボリが並んでいる位置でも、前から1秒差はないぐらいのポジションだ。
4コーナーのカーヴに入る前では前が横一線になるぐらい。ドンスキマーにエポニーナイト。その外にディープブリランテと5頭が横並びだ、さらにその後ろも一番外にコスモプランタンが続く2列目だが、ここも数頭が並んでいる。カーヴを廻って直線に入ってきたが、コーナーリングで外が不利なはずなのだが、ここはそのまま5頭が並んで入ってきた。
内からポップアイコンが前で出かかる。しかし外のディープブリランテの勢いが違う。1馬身、2馬身と前へ出て行く。その後ろをエボニーナイトが続く。しかし完全に先頭はディープブリランテ、内をチラっと見る岩田Jだがドンドンと後ろが離れて行く。結局、最後までステッキは抜かなかった様だ。
パトロールビデオで見ると、先頭に立ったディープブリランテは、ジワジワと内へ入って行っていた様子。それを直して後は手綱をしごくだけの、最後は流し気味のゴール。
その後ろの2着争いでも、エポニーナイトが大きく外へヨレる。その後ろを上がってきていたサチノコイノボリも、一瞬その動きにヒルんだ瞬間があった様子。スムーズだったらと惜しまれるところもあった。ここらが若ゴマ達の動きでもあり仕方がない初戦だろう。
とにもかくにも、勝ったディープブリランテがここでは抜け過ぎていた様子。最後の12.5はほとんど流してのものであった。
単勝1.2倍。2着2番人気のエボニーナイトで9.4倍のオッズのとおりに差があった様子だ。先が楽しみな馬である。
日曜阪神5R
2歳新馬
芝1200m
勝ちタイム1.11.7
ドントゥリバーレ(牡2・父Tribal Rule・栗東・中竹厩舎)
※※上がってきて開口一番《走るよ!》 ドントゥリバーレの初陣だ!
引き上げてきた時の第一声を楽しみにしている。勝ち時計が平凡でも、乗り味がいいのだろう、ドントゥリバーレが引き上げてきた時に聞いた言葉が褒めていた。しかし、1.11.7の勝ち時計は実に平凡だ。そして見ている勝ち方も派手な処はひとつもない。で、すぐにパトロール・ビデオを見に行く。すると《ああ、そうなんだ》と思える程に、3コーナーのカーヴではかなり外へ逃げ気味。4コーナーもあまり上手く廻れてない。だから追い出しを始めたのが、真っ直ぐになる直線の半ば手前あたりからなのだと納得する。時計ではない、乗り味や追ってからの反応での判断である。
ゲートの出では、テイエムワカタカだけが遅れたが、後はほとんど一斉なスタートの感じ。そんな中からナリタアイルがスッと前に出て、外から追っつけてオンワードアマンドが出てくる。2頭が馬体を並ばせて1ハロンを行ったが、そんなに速い入りではない。5番手ぐらいにドントゥリバーレが上がってきており、その内目にタガノプラージュがいる。
2ハロンめが11.5とそうペースも上がらずカーヴを廻っていく。前を行く2頭と後続の差がそんなに開かない程に接近している。次の3ハロンを通過するまでは、よりユッタリと流れていく。ここらでドントゥリバーレは前から3馬身ぐらいの外目。その内にエーシンスナイパーとタガノプラージュもいる。
前半3ハロンが36.1とやはり入りが遅い流れである。
4コーナーのカーヴを廻って、前2頭は内目に進路を取って少し後続を離す勢いとなる。その外目を3番手を進んでいたロナルドバローズが続く。その内目にコーナーリングで差を詰めてきたタガノプラージュが急接近。ドントゥリバーレもほとんど同じぐらいのポジションで、まだ前から5馬身ぐらいの処だ。
直線の半ばぐらいとなって、前の2頭は最後の伸びを見せている。ドントゥリバーレも、左ステッキが入って前進をうながされて詰め出す。
残り1ハロンを過ぎて、前2頭に後続がドッと差を詰めだす。タガノプラージュがロナルドバローズの内から抜けきり、その前へと出る。ちょうど外からドントゥリバーレが追ってきており、併せ馬の形となって前を追う。
前2頭、逃げたナリタアイルを振り切りオンワードアマンドが前へ出た瞬間に、やっとエンジンがかかったかの様にドントゥリバーレの勢いが増して、鞍上の武豊Jがもう手綱を押すだけの仕草でトップスピードに入って並び、そして先頭となってゴールした。
2着もタガノプラージュが伸びて際どくオンワードアマンドを交していた。
パトロール・ビデオで見ると、3コーナー手前から外へかなり逃げそうな格好をしたドントゥリバーレを見る事が出来た。4コーナーに入って行く時でも、少しはあった様子だ。
流れはユッタリな前半で、上がりもそんなに速いものでない35.6。本当ならば前の2頭で決まるぐらいの流れだが、それを差した2頭の決め脚がまずまずなもの。
決着は1番人気と2番人気馬で決まったものだが、展開的には前が完全に有利な流れでもあった。
まだまだ幼稚な面を見せている馬が多い新馬戦。だからこれからの伸びしろがあるものと期待したい。ここは、鞍上のひと言を記憶においての今後となりそうだ。
平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。
ききょうS
芝1400m
勝ちタイム1.22.9
ネオヴァンクル(牡2・父フレンチデピュティ・栗東・音無厩舎)
※※ネオヴァンクルがインから混戦を制して連勝!!
直線で殆どの馬にチャンスがある様な横一線の馬群。その一番内から出てきて最後の写真にまで参加したネオヴァンクル。ハナ差出ていて、未勝利勝ちに続いての連勝でオープン特別を制した。
逃げたゴーイングパワーが惜しくもハナ差負けの2着。メイショウハガクレが外から、これまた大接戦のハナ差負けの3着。その外をクビ差届かなかったがメイショウダビンチも猛追のゴール前であった。
1番人気のハギノコメントは後ろから伸びあぐねて5着。2番人気のニンジャは今日もやや掛かってしまう道中で、直線入り口ではもう脚色に余裕がなかった。
小倉2歳Sで前の2頭からは少し離れたがいい伸びを見せたハギノコメントが1番人気。そして新潟2歳Sで、パドックで忍者のコスチュームが目立ったニンジャが2番人気。しかしどの馬が勝っても不思議のない面々である。
まずスタートでは、一番内のメイショウダビンチがそんなに速くなく、半馬身ぐらい差があったか。その隣りのトミーバローズはどうやら躓いてしまった様子で、サッと後方に置かれる。その他の7頭が横一線の中から、やはりゴーイングパワーが出てきた。キリシマトリオが2番手だが、すぐ内をネオヴァンクルとメイショウハガクレが並んで進む3番手。ハギノコメントは、この後の4番手の内だ。その外をニンジャがもう鞍上の藤岡康Jが抑えるの苦労するぐらいに掛かって行きたがっているのが見える。その2馬身後ろをメイショウダビンチが追走で3コーナーを下って行く。
残り3ハロンの標識を通過するあたりでは先頭はゴーイングパワー、2番手がメイショウハガクレ、その外へキリシマトリオ、4番手のインにネオヴァンクル。その少し後ろの外目をニンジャ。相変わらずの勢いである。
少し離れてハギノコメントとメイショウダビンチ。最後方がトミーバローズで前から2馬身ある。
4コーナーに入って行く時はもうハギノコメント、メイショウダビンチの2頭も団子の後ろに食っついている。
カーヴを廻るあたりではトミーバローズも追い上げてきて外に並び、殆どが固まって4コーナー廻ってきた。
最後の詰めとなってゴーイングパワーがもうひと伸びをする。しかしメイショウハガクレも並んで渋太い。さらに一番内に進路をとってネオヴァンクルも詰めてきている。その後ろにハギノコメント。外のニンジャは伸びない。むしろさらに外のメイショウダビンチがジワジワと伸び出して前との差を詰めてきだした。
ゴールが近づくにつれて前がより接近して、最内にネオヴァンクルでゴーイングパワー、そしてメイショウハガクレといよいよ大接戦となってきた。大外のメイショウダビンチも来てはいるが前までは届きそうもない脚色だ。
そしてゴールを通過。肉眼ではハッキリと判らないぐらいの3頭が並んでのゴールだった。結局は、内からの入線順で1着がネオヴァンクル、2着が逃げたゴーイングパワー。3着がメイショウハガクレでハナ・ハナ差であった。メイショウダビンチはクビ差届かずの4着だった。
ネオヴァンクルは未勝利勝ちの後の連勝。いずれも終いを生かす競馬で勝ち名乗りをあげた。ニンジャはあれだけ道中に掛かっては仕方ない結果か。ハギノコメントは最後はインでやや脚を余したかも知れない。
でも、いずれにしろ差がない力関係な様だ。これからまだまだ続くサバイバル戦。上手くコースロスなく乗れた馬が勝っていくのだろう。
土曜阪神5R
2歳新馬
芝外1800m
勝ちタイム1.49.7
ディープブリランテ(牡2・父ディープインパクト・栗東・矢作厩舎)
※※直線では内ラチの方へ、それでも5馬身差。Dブリランテ楽勝!
馬場入場後の返し馬に入る際に立ちあがったダノンオリエント。鞍上の武豊Jが落とされたが、幸いに何もなかった様に再騎乗した。何やら波乱含みのレースになるのかと思ったレース前の気持ちだったが、直線で抜け出してきたのは圧倒的1番人気のディープブリランテ。パドックから落ち着いた風貌で返し馬も静か。主役らしい圧勝劇に終わったのだが、抜け出した時に大きく内へもたれてしまう若さ。岩田Jが矯正して、最後は真っ直ぐに走らせてのゴールで、結局はステッキは使わなかったと見た。それでいて5馬身差。ここでは力が違っていた…。
1800芝の外廻りコースは、最初のカーヴまで相当の距離がある。自然ユッタリな入りとなるレースの前半だが、ここは特に遅かった。ゲートが開いても、急いで先手をと取りに行く馬もいない雰囲気。
その中からタイセイタイクーンがまずは先頭に出る。続くのがドンスキマーと池江勢2頭のうちのポップアイコンで内からスッと行く。
1ハロンめが13.1とかなり遅い。位置取りも落ちついたかと思えたのだが、内から池江勢のもう1頭のラルシュドールが追い上げてきて、先頭に並びかける位置まであがり、2ハロンめを通過。ここは11.5と少し速くなる。
その2頭が並んで3コーナー手前あたりの3ハロンめを通過するが、11.6とまだペースは持続している。前半3ハロンが36.2だが、最初の入りからすれば少し流れが速くなっていた区間か。エポニーナイトが4番手、その少し後ろの中団の前ぐらいをディープブリランテが追走する位置どりでカーヴを廻って坂を下っていく。
ここらで少し下げ気味になったのがラルシュドールで、先頭には単騎タイセイタイクーンが立つ。今度は2番手にポップアイコンの方が上がる。流れがぐっと落ちたあたりで13.1のラップだ。
1000メートルを、結局は1.02.2の平均ペースより少し遅いぐらいの流れで、各馬も楽に追走している。エポニーナイトの内にディープブリランテが続いている。ダノンオリエントはその少し後ろで1馬身ぐらいの差。最後方のシゲルパイナップルとサチノコイノボリが並んでいる位置でも、前から1秒差はないぐらいのポジションだ。
4コーナーのカーヴに入る前では前が横一線になるぐらい。ドンスキマーにエポニーナイト。その外にディープブリランテと5頭が横並びだ、さらにその後ろも一番外にコスモプランタンが続く2列目だが、ここも数頭が並んでいる。カーヴを廻って直線に入ってきたが、コーナーリングで外が不利なはずなのだが、ここはそのまま5頭が並んで入ってきた。
内からポップアイコンが前で出かかる。しかし外のディープブリランテの勢いが違う。1馬身、2馬身と前へ出て行く。その後ろをエボニーナイトが続く。しかし完全に先頭はディープブリランテ、内をチラっと見る岩田Jだがドンドンと後ろが離れて行く。結局、最後までステッキは抜かなかった様だ。
パトロールビデオで見ると、先頭に立ったディープブリランテは、ジワジワと内へ入って行っていた様子。それを直して後は手綱をしごくだけの、最後は流し気味のゴール。
その後ろの2着争いでも、エポニーナイトが大きく外へヨレる。その後ろを上がってきていたサチノコイノボリも、一瞬その動きにヒルんだ瞬間があった様子。スムーズだったらと惜しまれるところもあった。ここらが若ゴマ達の動きでもあり仕方がない初戦だろう。
とにもかくにも、勝ったディープブリランテがここでは抜け過ぎていた様子。最後の12.5はほとんど流してのものであった。
単勝1.2倍。2着2番人気のエボニーナイトで9.4倍のオッズのとおりに差があった様子だ。先が楽しみな馬である。
日曜阪神5R
2歳新馬
芝1200m
勝ちタイム1.11.7
ドントゥリバーレ(牡2・父Tribal Rule・栗東・中竹厩舎)
※※上がってきて開口一番《走るよ!》 ドントゥリバーレの初陣だ!
引き上げてきた時の第一声を楽しみにしている。勝ち時計が平凡でも、乗り味がいいのだろう、ドントゥリバーレが引き上げてきた時に聞いた言葉が褒めていた。しかし、1.11.7の勝ち時計は実に平凡だ。そして見ている勝ち方も派手な処はひとつもない。で、すぐにパトロール・ビデオを見に行く。すると《ああ、そうなんだ》と思える程に、3コーナーのカーヴではかなり外へ逃げ気味。4コーナーもあまり上手く廻れてない。だから追い出しを始めたのが、真っ直ぐになる直線の半ば手前あたりからなのだと納得する。時計ではない、乗り味や追ってからの反応での判断である。
ゲートの出では、テイエムワカタカだけが遅れたが、後はほとんど一斉なスタートの感じ。そんな中からナリタアイルがスッと前に出て、外から追っつけてオンワードアマンドが出てくる。2頭が馬体を並ばせて1ハロンを行ったが、そんなに速い入りではない。5番手ぐらいにドントゥリバーレが上がってきており、その内目にタガノプラージュがいる。
2ハロンめが11.5とそうペースも上がらずカーヴを廻っていく。前を行く2頭と後続の差がそんなに開かない程に接近している。次の3ハロンを通過するまでは、よりユッタリと流れていく。ここらでドントゥリバーレは前から3馬身ぐらいの外目。その内にエーシンスナイパーとタガノプラージュもいる。
前半3ハロンが36.1とやはり入りが遅い流れである。
4コーナーのカーヴを廻って、前2頭は内目に進路を取って少し後続を離す勢いとなる。その外目を3番手を進んでいたロナルドバローズが続く。その内目にコーナーリングで差を詰めてきたタガノプラージュが急接近。ドントゥリバーレもほとんど同じぐらいのポジションで、まだ前から5馬身ぐらいの処だ。
直線の半ばぐらいとなって、前の2頭は最後の伸びを見せている。ドントゥリバーレも、左ステッキが入って前進をうながされて詰め出す。
残り1ハロンを過ぎて、前2頭に後続がドッと差を詰めだす。タガノプラージュがロナルドバローズの内から抜けきり、その前へと出る。ちょうど外からドントゥリバーレが追ってきており、併せ馬の形となって前を追う。
前2頭、逃げたナリタアイルを振り切りオンワードアマンドが前へ出た瞬間に、やっとエンジンがかかったかの様にドントゥリバーレの勢いが増して、鞍上の武豊Jがもう手綱を押すだけの仕草でトップスピードに入って並び、そして先頭となってゴールした。
2着もタガノプラージュが伸びて際どくオンワードアマンドを交していた。
パトロール・ビデオで見ると、3コーナー手前から外へかなり逃げそうな格好をしたドントゥリバーレを見る事が出来た。4コーナーに入って行く時でも、少しはあった様子だ。
流れはユッタリな前半で、上がりもそんなに速いものでない35.6。本当ならば前の2頭で決まるぐらいの流れだが、それを差した2頭の決め脚がまずまずなもの。
決着は1番人気と2番人気馬で決まったものだが、展開的には前が完全に有利な流れでもあった。
まだまだ幼稚な面を見せている馬が多い新馬戦。だからこれからの伸びしろがあるものと期待したい。ここは、鞍上のひと言を記憶においての今後となりそうだ。
平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
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