【菊花賞】ダノンマックイン「自分の競馬に徹して…」

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2連勝の余勢を駆ってダノンマックイン(牡3、栗東・橋口厩舎)が菊花賞に挑む。半兄に現役4勝のダノンヒデキ、08年のセレクトセールで4,200万円の高額で購入された経緯など、そのプロフィールを考えれば、ようやくのクラシック出走は遅すぎたと言っても過言ではない。

「昨年の11月にデビューした頃は、体も今とは違っていましたし、なかなか未勝利戦を勝てず時間がかかってしまいました。しかし、その間に余分な肉が落ちて、必要な筋肉がついてきたんです。それが5月以降4戦3勝という成績につながったんですよ」管理する橋口弘次郎調教師は愛馬の成長を振り返る。

しかし、今年はクラシック3冠達成に期待が集まるオルフェーヴルをはじめ、春の実績馬の牙城が高いことも確か。現にトライアルレースのセントライト記念、神戸新聞杯と重賞実績馬が上位を独占した。

「菊花賞ともなると、まだまだダノンマックインには荷が重いかもしれませんね。専門紙を見ても印がない(笑)。春のクラシック戦線で戦っていた相手にどこまでやれるかわかりませんが、この馬の競馬をさせるつもりでいます。
切れよりも粘り込む競馬が持ち味なので、中団よりも前につけるでしょう。この夏でマックインはかなり成長しました。ただ今回の菊花賞はそれだけで通用するメンバーではないでしょう。オルフェーヴルの神戸新聞杯を見たら、正直なところ力差を感じてしまいます……。自分の競馬に徹してどこまでやれるかですね」と師は慎重に語る。

しかし、前走も芝の2400m戦で我慢比べをを制してのもの。距離延長に関してはライバル達よりも、アドバンテージはあることだろう。また、ハーツクライ産駒というのも、管理する師が、殊更思い入れの強い血統。厩舎の看板馬であったハーツクライの血で、再びG1を制する日を夢をみている。

控えめなトーンではあるが、2週前の京都大賞典、先週のデイリー杯2歳Sと2週連続重賞制覇中の橋口厩舎。無欲な立場で挑む今回。厩舎の勢いがマックインにも弾みをつけるか。