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ハクサンムーン、デビュー戦を楽勝で飾る
2011/12/6(火)
土曜阪神5R
2歳新馬
芝1400m
勝ちタイム1.23.9
ハクサンムーン(牡2、父アドマイヤムーン・栗東・西園厩舎)
※※ハクサンムーン、デビュー戦を楽勝で飾る。
今週の渋い馬場の坂路で2歳馬としては破格のタイムを出したハクサンムーン。一時は1.1倍まで下がった単勝オッズ。圧倒的支持だったが、スタートでは一番後ろ。しかしそこからが真骨頂で、すぐに遅れを取り返すダッシュで先頭へ出て行き、後は後続を引き付ける逃げを展開。最後はステッキを1発だけの仕上げでゴール。ややタイム的には不満が残るが、ソフトな馬場もあっただろうし、目一杯でないゴールだっただけに、初戦としてはまずまずの出だしであった・・。
思わず驚いてしまうほどに、ハクサンムーンの出が芳しくない。内のメイショウコウボウも良くなかったが、まだその後ろに馬体があって、11頭の一番後ろであった。だがそこからすぐに押して前へ前へと出て行って、1ハロンの半分も行かないうちに先頭に立った。そこからはもう馬の手綱をピーンと張らせながらもゆっくりと行く。2番手にスズカアイキュー、半馬身後ろにメイショウムロトが続き、ニシノミラクルとセシリアが並ぶ追走で2ハロンを通過。3コーナーのカーヴへ入って行く時は、後続との差が詰まっていくぐらいに貯めて行けている。一番後ろがエンプレスローザだが、そこでも10馬身ぐらいの差。4コーナーへ入るまでさらにペースダウンをしていく。
カーヴに入って直線に入ってきた時は、ほとんど前は団子状態。それは先頭のハクサンムーンが貯めに貯めていたから。スズカアイキューの外にセシリアも並んできた。しかし先頭はハクサンムーンで、むしろ差を広げだした。残り200で、オーロラビジョンで後続の動きを見た様子の岩田J。残り100のオレンジ棒を過ぎたあたりで、今後のためにか、左ステッキを1発入れたが追っている訳ではない。
その2着争いは、セシリアが内のメイショウコウボウを抜いて上がって確保。もう手綱を緩めたハクサンムーンとの差が一気に詰まったゴール前だったが、これも態勢が決まった後。それだけ楽勝のデビュー戦となったもの。
パトロールビデオで見ると、コーナーリングもあまり上手くないハクサンムーンである。スタートの出、そしてカーヴのぎこちなさ。しかしほとんど追ってない勝ちっぷりであり、7分ぐらいで勝ったはず。勝ち馬しか印象に残らないレースであった。
日曜阪神5R
2歳新馬
芝2000m
勝ちタイム2.06.0
アダムスピーク(牡2、父ディープインパクト・栗東・石坂厩舎)
※※ディープインパクト産駒アダムスピーク。まずは第一歩。
このレースも1200メートル通過が1.18.7とすごいスローペース。4コーナーを廻る時には、1頭だけ外へ張り気味となった以外の7頭全てが圏内と思えるほど。そこから伸びたのは、やはり好位の3番手を進んだアダムスピーク。ルメールJのステッキが1発だけ入るフィニッシュでのゴール。切れが要求されるレースで結果を出した、ディープインパクトの子供らしい勝利であった・・。
今週あった新馬戦4鞍。芝とダートとふた鞍ずつだったが、1番人気馬が勝ったのは土曜のハクサンムーンだけ。後はまったく人気に応えられる内容でなく終わっていた。ここらに新馬戦の難しさが潜んでいると思える。ケイコで動いていても実戦は別物、その馬自身の気性面や性格もあろう。能力はあってもそれを表現できない馬もいる。だからこそ、競馬が面白く奥深いものなのであろうか。
ここも前評判の高かったジェラルドが、何と7着に終わったもの。パドックでも悪くなかったし、馬場入りしてからも問題なかったはず。それがどうだ、レースではスタートから今一つで、結局は一番前になることなく終わった。
そのスタート、隣りのオスカーバローズと並んでモサっと出たジェラルド。しかしまだ1999メートルはある時点。その遅れはそんなに問題はないはず。
中からダノンキセキが出て行き、外ではヒシアルコルも出てきた。内ではファントムライト、中からアダムスピークと前へと出て行った。
2コーナーを廻って行く時点で、もう流れは遅くなっていく。13秒台のゆったりした流れ。1000メートルを1.05.8で通過。ジェラルドも6番手、先頭のダノンキセキから4馬身ぐらいで、当然に持ったまま。どの馬も掛かりもせず流れに乗っている。
3コーナー、4コーナーの中間ではさらに馬群は短くなり、3頭ずつがふたつ固まり、後ろが2頭並び。ジェラルドは6番手だが、前からは2馬身ないぐらい。ただ度々、鞍上の岩田Jの手綱が動く時がある。
最後のカーヴを廻る時に前はダノンキセキ、ヒシアルコル、アダムスピークと3頭が並ぶ。むしろ外のアダムスピークが一番前に出たかも知れない。その後ろが内からファントムライト、中トーセンギャラリー、そして外にジェラルドで前とは1馬身しかないすぐ後ろ。その真後ろでスズカミラクルが追い上げようとして、やや外へ膨れ気味となってカーヴを廻ってきた。
直線に入ってきた時の勢いが、アダムスピークが持ったまま、後ろのジェラルドは少し反応が悪く、前へと上がる気配がない。
完全に追い出した直線半ば。もうジェラルドの勝利のメはないのが誰にも判った。
アダムスピークが追い出して差を広げていく。ダノンキセキが2番手、その内からファントムライトが急接近するが、ダノンキセキが粘る。
最後はやや迫られたが2着は確保。ジェラルドはアダムスピークから遅れること1秒6の7着、ブービーであった。最後の2ハロンだけ11.2~11.4の切れ味勝負。
前の3頭は、それぞれ現時点の能力は出し切ったと思える。そしてジェラルドはおそらくいろんな事があったのだろう。それが若さゆえのはず。次走でどれだけの変わり身を見せてくるのか、親心で見ておきたい。
平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。
2歳新馬
芝1400m
勝ちタイム1.23.9
ハクサンムーン(牡2、父アドマイヤムーン・栗東・西園厩舎)
※※ハクサンムーン、デビュー戦を楽勝で飾る。
今週の渋い馬場の坂路で2歳馬としては破格のタイムを出したハクサンムーン。一時は1.1倍まで下がった単勝オッズ。圧倒的支持だったが、スタートでは一番後ろ。しかしそこからが真骨頂で、すぐに遅れを取り返すダッシュで先頭へ出て行き、後は後続を引き付ける逃げを展開。最後はステッキを1発だけの仕上げでゴール。ややタイム的には不満が残るが、ソフトな馬場もあっただろうし、目一杯でないゴールだっただけに、初戦としてはまずまずの出だしであった・・。
思わず驚いてしまうほどに、ハクサンムーンの出が芳しくない。内のメイショウコウボウも良くなかったが、まだその後ろに馬体があって、11頭の一番後ろであった。だがそこからすぐに押して前へ前へと出て行って、1ハロンの半分も行かないうちに先頭に立った。そこからはもう馬の手綱をピーンと張らせながらもゆっくりと行く。2番手にスズカアイキュー、半馬身後ろにメイショウムロトが続き、ニシノミラクルとセシリアが並ぶ追走で2ハロンを通過。3コーナーのカーヴへ入って行く時は、後続との差が詰まっていくぐらいに貯めて行けている。一番後ろがエンプレスローザだが、そこでも10馬身ぐらいの差。4コーナーへ入るまでさらにペースダウンをしていく。
カーヴに入って直線に入ってきた時は、ほとんど前は団子状態。それは先頭のハクサンムーンが貯めに貯めていたから。スズカアイキューの外にセシリアも並んできた。しかし先頭はハクサンムーンで、むしろ差を広げだした。残り200で、オーロラビジョンで後続の動きを見た様子の岩田J。残り100のオレンジ棒を過ぎたあたりで、今後のためにか、左ステッキを1発入れたが追っている訳ではない。
その2着争いは、セシリアが内のメイショウコウボウを抜いて上がって確保。もう手綱を緩めたハクサンムーンとの差が一気に詰まったゴール前だったが、これも態勢が決まった後。それだけ楽勝のデビュー戦となったもの。
パトロールビデオで見ると、コーナーリングもあまり上手くないハクサンムーンである。スタートの出、そしてカーヴのぎこちなさ。しかしほとんど追ってない勝ちっぷりであり、7分ぐらいで勝ったはず。勝ち馬しか印象に残らないレースであった。
日曜阪神5R
2歳新馬
芝2000m
勝ちタイム2.06.0
アダムスピーク(牡2、父ディープインパクト・栗東・石坂厩舎)
※※ディープインパクト産駒アダムスピーク。まずは第一歩。
このレースも1200メートル通過が1.18.7とすごいスローペース。4コーナーを廻る時には、1頭だけ外へ張り気味となった以外の7頭全てが圏内と思えるほど。そこから伸びたのは、やはり好位の3番手を進んだアダムスピーク。ルメールJのステッキが1発だけ入るフィニッシュでのゴール。切れが要求されるレースで結果を出した、ディープインパクトの子供らしい勝利であった・・。
今週あった新馬戦4鞍。芝とダートとふた鞍ずつだったが、1番人気馬が勝ったのは土曜のハクサンムーンだけ。後はまったく人気に応えられる内容でなく終わっていた。ここらに新馬戦の難しさが潜んでいると思える。ケイコで動いていても実戦は別物、その馬自身の気性面や性格もあろう。能力はあってもそれを表現できない馬もいる。だからこそ、競馬が面白く奥深いものなのであろうか。
ここも前評判の高かったジェラルドが、何と7着に終わったもの。パドックでも悪くなかったし、馬場入りしてからも問題なかったはず。それがどうだ、レースではスタートから今一つで、結局は一番前になることなく終わった。
そのスタート、隣りのオスカーバローズと並んでモサっと出たジェラルド。しかしまだ1999メートルはある時点。その遅れはそんなに問題はないはず。
中からダノンキセキが出て行き、外ではヒシアルコルも出てきた。内ではファントムライト、中からアダムスピークと前へと出て行った。
2コーナーを廻って行く時点で、もう流れは遅くなっていく。13秒台のゆったりした流れ。1000メートルを1.05.8で通過。ジェラルドも6番手、先頭のダノンキセキから4馬身ぐらいで、当然に持ったまま。どの馬も掛かりもせず流れに乗っている。
3コーナー、4コーナーの中間ではさらに馬群は短くなり、3頭ずつがふたつ固まり、後ろが2頭並び。ジェラルドは6番手だが、前からは2馬身ないぐらい。ただ度々、鞍上の岩田Jの手綱が動く時がある。
最後のカーヴを廻る時に前はダノンキセキ、ヒシアルコル、アダムスピークと3頭が並ぶ。むしろ外のアダムスピークが一番前に出たかも知れない。その後ろが内からファントムライト、中トーセンギャラリー、そして外にジェラルドで前とは1馬身しかないすぐ後ろ。その真後ろでスズカミラクルが追い上げようとして、やや外へ膨れ気味となってカーヴを廻ってきた。
直線に入ってきた時の勢いが、アダムスピークが持ったまま、後ろのジェラルドは少し反応が悪く、前へと上がる気配がない。
完全に追い出した直線半ば。もうジェラルドの勝利のメはないのが誰にも判った。
アダムスピークが追い出して差を広げていく。ダノンキセキが2番手、その内からファントムライトが急接近するが、ダノンキセキが粘る。
最後はやや迫られたが2着は確保。ジェラルドはアダムスピークから遅れること1秒6の7着、ブービーであった。最後の2ハロンだけ11.2~11.4の切れ味勝負。
前の3頭は、それぞれ現時点の能力は出し切ったと思える。そしてジェラルドはおそらくいろんな事があったのだろう。それが若さゆえのはず。次走でどれだけの変わり身を見せてくるのか、親心で見ておきたい。
平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。
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