速い流れからトーホウサターンが抜け出した!

この記事をシェアする

トピックス

土曜京都6R
3歳新馬
ダート1200m
勝ちタイム1.14.6

トーホウサターン (牡3、父トーホウエンペラー・栗東、川村厩舎)

※※速い流れからトーホウサターンが抜け出した!

ややバラバラっとしたスタート。前の先行争いも激しくなり、1ハロン過ぎあたりでは7頭がひと塊。
一番内からジョブラボ。外はティンギー、その内がヤマニンリンクス。まだいる、外にはハードチョンボが前を伺う。まだいる、ショウナンマジックヒルノプラハ、トーホウサターンらがすぐその後ろに続く。

2ハロン近くになってもまだ整列がつかず、押しながらジョブラボだがヤマニンリンクスも引かず。むしろヤマニンリンクスの方が前にいる。その後ろもまだ追撃の手を緩めず、ティンギーらが続く。
ゲート出てから12.9の入りはそう速くないのだが、2ハロンめ11.2でさらに11.9と速い流れが続いた。
4コーナー手前で、ヤマニンリンクスは後続を振り切って先頭には立ったが、今度はティンギーにハードチョンボが馬体を並べてきた。1番人気ジョブラボはもう下がり気味だ。代ってトーホウサターンが追い上げて行く。その後ろをアスターサンダーが続く。
直線に入って来たが、またヤマニンリンクスにティンギーとハードチョンボが並ぶ。何とか粘ろうとするヤマニンリンクスだが、段々とスピードが落ち気味。ティンギーとハードチョンボの叩き合いに、今度はその後ろからトーホウサターンとアスターサンダーが追いついてきて加わって、4頭がしのぎを削りだす。

ゴール寸前で外のトーホウサターンが体半分前に出た。アスターサンダーが届きそうな勢いだったが、ハードチョンボが何とか2着に粘った。ティンギーが4着。あれだけビッシリと行ったヤマニンリンクスが5着に粘っていた。
最後の1ハロンが13.5とかかったのは仕方ない流れだろう。

最近では珍しいぐらいに前半から終始息の抜けない速い流れとなった新馬戦であった。逆に負けはしたが、ヤマニンリンクスがこの流れを作ってなお5着に粘っているのが立派。次走はアッサリかも知れない。


日曜京都5R
3歳新馬
芝2000m
勝ちタイム2.07.7

ロードアクレイム (牡3、父ディープインパクト・栗東、藤原英厩舎)

※※ディープインパクト対決を制したロードアクレイム勝利

1頭の取り消しがあったが、ディープインパクトの子供が4頭出ていた新馬戦であった。ハナ差の激戦となったが、やっぱりそのディープインパクトの子供達のワンツーであった。452キロのロードアクレイムが、494キロのエアルプロンを抑えてのデビュー勝ちとなった。また1番人気ダノンドリームは、直線で内目からやや伸びを欠く印象だった・・。

スタンド前からのスタート。一番内のファシネートダイアと大外のゼログラヴィティーが少しアオり気味の発馬。しかしゆったりとしたレースの入りで、あまり大勢に影響はなかったか。内を利してルシーダカフェが行き、サクラヴィクトリー、中からダノンドリーム、サンライズロイヤル、その外にロードアクレイムと、5頭が前へ行く構えで最初のカーヴへと入っていく。

そして2コーナーを廻る時には、先頭がルシーダカフェでその後はダノンドリームとサンライズロイヤルが並んでいく。その後がロードアクレイム、後ろにエアルプロンとサクラヴィクトリーが続き、直後がレッドキングダム、その後ろにファシネートダイアとゼログラヴィティーが並び、大きく離れて1頭がいた。もうペースは14秒台とペースダウン。その後も13秒台が続くスローな流れとなって行く。

3コーナーの手前では《前半1000メートルを1分6秒を少し切るぐらいのスローペース》と場内放送だ。9頭がそう差のない間隔で行く。その差はますます狭まって4コーナーのカーヴと入って行く。前が4頭が横並び。ルシーダ、サンライズ、ロードに外レッドだ。その後ろの列が内からダノン、エア。そしてその真後ろがサクラ、ゼロで、この集団の最後尾ファシネートダイアでも前から3馬身はあるかないかである。

そしてカーヴを廻り直線になった時にはさらに扇型に広がり、もう6頭が真横となる。そんな中からロードアクレイムの脚色が良く先頭となる勢いだ。開いた中からエアルプロンが顔を覗かせる。内でダノンドリームも一瞬伸びるのかの勢いを出す。
残り1ハロンを切って、ますます前は激しい争いとなる。ロードアクレイムにエアルプロンが並び、外のゼログラヴィティーもいい伸びを見せる。中レッドキングダムも引かない。さらに大外をファシネートダイアが来ている。

ゴール前で3頭が鼻づらを合わせる。レッドキングダムはやや体勢が悪く4着。その後ろで、ファシネートダイアが思いっきり鞍上が手綱を引くシーンが見えた。どうやら内へ切れ込みそうになった様だ。結局前はロードアクレイアがそのまま残して、エアルプロンの追撃を凌いで勝利。ゼログラヴィティーは惜しくも3着だった。ダノンドリームはもうひとつ伸び切れなかった。

速くなったのが最後2ハロンで11.6~11.3の勝負。一番いい脚を使ったのがファシネートダイアで、まともに追えていたらどうなっていたかでもあった。内でサクラヴィクトリーの進路がやや狭くなっていたが、まともでも着順は大きくは変わってはいなかったと思える。

結局、スムーズに前々で競馬が出来たロードアクレイムに勝機が一番近かったという事。もっともこれが実戦では大事な事でもあろう。


平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。