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「水曜日のワーレンプレイスは決して忘れることが出来ないでしょう」
2012/8/28(火)
「水曜日のワーレンプレイスは決して忘れることが出来ないでしょう」と、ヘンリー・セシル調教師は自らのウェッブサイトで語った。
22日、フランケルは、これまでのマイルから距離を2ハロンと88ヤード延ばすヨーク競馬場のG1ジャドモントインターナショナルSで13連勝を飾った。ガリレオ産駒の4歳の牡馬は、ペースメーカー3頭が引っ張る速い流れの中、後方7番手から長い直線に入り、馬なりのまま2ハロン残して先頭に立ち、トム・クウィリー騎手が手綱を扱くと7馬身千切って格の違いを見せつけた。
今年4回のコンビとなるペースメーカーの僚馬ブレットトレインが先行、フランケルは出遅れ気味のスタートとなった。3頭出しの愛バリードイルはセントニコラスアビーをリーダー格に、ペースメーカーを2枚用意したが、その2頭が1ハロン後から先頭、2番手で驚異的なラップを刻む。最初の88ヤードは7秒33だったが、次のハロン毎のラップは、12秒02、11秒62、11秒77、11秒97 英国の競馬にしては珍しい流れとなった。
フランケルは、ここまでマイル戦ばかり使われて来たから、順応出来た。しかも、血統的な距離の裏付けもある。グッドトゥファームと最良の条件にも拘らず、馬群は左廻りの4コーナーを廻って、外のスタンドサイドに進路を取る。必然的に外の7番手にいたフランケルは、最もスタンドのフェンスに近いポジションとなった。
フランケルの後ろにいた昨年の勝馬で僚馬のトゥワイスオーヴァーはセンター寄りにコースを取った為、フランケルは後方のままだったが、900m以上ある直線、全く馬なりのまま2ハロン残して先頭に立ち、トム・クイリー騎手が扱くと7馬身千切る圧勝で、2分06秒59のタイムで、G1・8連勝、9冠目、無傷の13連勝を達成した。因みに後半4ハロンの各ラップは、12秒33、11秒05、11秒46、12秒13だった。
レコードは、2009年にシーザスターズがこのレースでマークした2分05秒29。4頭の競馬で、バリードイル3頭を相手に、2段ロケットの3番手からマスタークラフツマンの抜け出しを追い込んだもの。しかし、4コーナーは内ラチ沿いから廻っているので、フランケルの走破時計は距離的なロスを差っ引いても余りある。
レース後の競走レーティングは再び140を超えた。1986年の凱旋門賞を勝ったフランケルとは同じ服色だったダンシングブレイヴはこの時141をマークしているが、1年の間で2度140を超えたフランケルは既にダンシングブレイヴを抜いたと言える。ゴドルフィンのレーシングマネージャー(2着ファー)のサイモン・クリスフォード氏は「勝馬は別格だった。再び2着、今度はフランケルのいないレースを探す」と語り、バリードイルのエイダン・オブライエン調教師(ハナ差3着セントニコラスアビー)は「勝馬は信じられないほどの馬だった」とコメントした。
レース後、ブックメーカーの凱旋門賞オッズに1番人気でフランケルが躍り出た。引退レースが、10月20日のチャンピオンSに決まっていて、マイルばかり使われていたフランケルに凱旋門賞はおよそ無縁だったが、この日の勝利で一変した。次のレースは、馬主のカリッド・アブドゥッラー王子とレーシングマネージャーのグリムソープ卿、それにヘンリー・セシル調教師の間で協議することになる。セシル調教師は「王子が望むことを最優先したい」と話している。
海外競馬評論家 和田栄司
ラジオ日本のチーフディレクターとして競馬番組の制作に携わり、多岐にわたる人脈を形成。かつ音楽ライターとしても数々の名盤のライナーを手掛け、海外競馬の密な情報を把握している日本における第一人者、言わば生き字引である。外国馬の動向・海外競馬レポートはかねてからマスメディアで好評を博しており、それらをよりアップグレードして競馬ラボで独占公開中。
22日、フランケルは、これまでのマイルから距離を2ハロンと88ヤード延ばすヨーク競馬場のG1ジャドモントインターナショナルSで13連勝を飾った。ガリレオ産駒の4歳の牡馬は、ペースメーカー3頭が引っ張る速い流れの中、後方7番手から長い直線に入り、馬なりのまま2ハロン残して先頭に立ち、トム・クウィリー騎手が手綱を扱くと7馬身千切って格の違いを見せつけた。
今年4回のコンビとなるペースメーカーの僚馬ブレットトレインが先行、フランケルは出遅れ気味のスタートとなった。3頭出しの愛バリードイルはセントニコラスアビーをリーダー格に、ペースメーカーを2枚用意したが、その2頭が1ハロン後から先頭、2番手で驚異的なラップを刻む。最初の88ヤードは7秒33だったが、次のハロン毎のラップは、12秒02、11秒62、11秒77、11秒97 英国の競馬にしては珍しい流れとなった。
フランケルは、ここまでマイル戦ばかり使われて来たから、順応出来た。しかも、血統的な距離の裏付けもある。グッドトゥファームと最良の条件にも拘らず、馬群は左廻りの4コーナーを廻って、外のスタンドサイドに進路を取る。必然的に外の7番手にいたフランケルは、最もスタンドのフェンスに近いポジションとなった。
フランケルの後ろにいた昨年の勝馬で僚馬のトゥワイスオーヴァーはセンター寄りにコースを取った為、フランケルは後方のままだったが、900m以上ある直線、全く馬なりのまま2ハロン残して先頭に立ち、トム・クイリー騎手が扱くと7馬身千切る圧勝で、2分06秒59のタイムで、G1・8連勝、9冠目、無傷の13連勝を達成した。因みに後半4ハロンの各ラップは、12秒33、11秒05、11秒46、12秒13だった。
レコードは、2009年にシーザスターズがこのレースでマークした2分05秒29。4頭の競馬で、バリードイル3頭を相手に、2段ロケットの3番手からマスタークラフツマンの抜け出しを追い込んだもの。しかし、4コーナーは内ラチ沿いから廻っているので、フランケルの走破時計は距離的なロスを差っ引いても余りある。
レース後の競走レーティングは再び140を超えた。1986年の凱旋門賞を勝ったフランケルとは同じ服色だったダンシングブレイヴはこの時141をマークしているが、1年の間で2度140を超えたフランケルは既にダンシングブレイヴを抜いたと言える。ゴドルフィンのレーシングマネージャー(2着ファー)のサイモン・クリスフォード氏は「勝馬は別格だった。再び2着、今度はフランケルのいないレースを探す」と語り、バリードイルのエイダン・オブライエン調教師(ハナ差3着セントニコラスアビー)は「勝馬は信じられないほどの馬だった」とコメントした。
レース後、ブックメーカーの凱旋門賞オッズに1番人気でフランケルが躍り出た。引退レースが、10月20日のチャンピオンSに決まっていて、マイルばかり使われていたフランケルに凱旋門賞はおよそ無縁だったが、この日の勝利で一変した。次のレースは、馬主のカリッド・アブドゥッラー王子とレーシングマネージャーのグリムソープ卿、それにヘンリー・セシル調教師の間で協議することになる。セシル調教師は「王子が望むことを最優先したい」と話している。
海外競馬評論家 和田栄司
ラジオ日本のチーフディレクターとして競馬番組の制作に携わり、多岐にわたる人脈を形成。かつ音楽ライターとしても数々の名盤のライナーを手掛け、海外競馬の密な情報を把握している日本における第一人者、言わば生き字引である。外国馬の動向・海外競馬レポートはかねてからマスメディアで好評を博しており、それらをよりアップグレードして競馬ラボで独占公開中。
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