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-神戸新聞杯-平林雅芳の目
2012/9/25(火)
日曜阪神11R
神戸新聞杯(G2)
芝外2400m
勝ちタイム 2.25.2
ゴールドシップ(牡3、ステイゴールド・栗東・須貝厩舎)
貫禄勝ち、ここでは役者が違う!ゴールドシップだ!!
3コーナーの下りから鞍上の内田Jの手が動きだしたゴールドシップだが、そんな手応えでありながら、ドンドンと前に上がって行く。その勢いは留まるところを知らず、直線に入っても先頭グループをあっと言う間に追いつき、そして抜き去って行った。残り1ハロンからは、今度は自らが先頭となってゴールを目指す。着差以上の大楽勝となった神戸新聞杯。《戦ってきた相手が違う!》とばかりに強さでねじ伏せた印象でもあった。
2着には、ディープインパクト産駒のロードアクレイムが、やはり同じ父のマウントシャスタに先着して見事に菊花賞の出走権を得た。
いつもどおり阪神競馬場のパドックで馬を観ている。ヒストリカルが予想どおりに馬体を戻してきた。これなら面白い競馬になるはず。マウントシャスタもプラス体重だが、太目感はない。ゴールドシップは、当方としては細めの馬体のラインになっているだろうと推測していたのだが、思惑に反してドッシリとしている。重厚感さえある。そしてやけにエーシングングンが良く見える。
展開はメイショウカドマツが先手でフミノポールスターが2番手と読む。だがまったくその時点で正反対な流れとなっていく。太宰Jが思いっきりフミノポールスターを前へと促していった。この2頭の後もブレイズアトレイル、ナムラビクター、ユウキソルジャー、ミルドリームと先行グループは6頭とゆるぎのないペースで行く。
向こう正面でミルドリームが少し下げる。ゴールドシップは後ろから4頭目ぐらい。その真後ろにロードアクレイムにヒストリカル。前からかなり後ろめだ。マウントシャスタはゴールドシップの1頭前にいた。1000メートルを1.00.7とこの距離では流れている方だろう。
坂を登っていく外廻りコース、3コーナー手前では前の5頭と次のグループの先頭ベールドインパクトの間がかなり開いている。中団グループが固まって後方が3頭。最後方が1勝馬のローゼンケーニッヒで、カポーティスターがブービー待機だ。
坂を下って行く。少しゴールドシップが上がりつつある様子だ。前ではメイショウカドマツが押して先頭フミノポールスターとの差を詰めて行く。いろんな馬の動きが出てきた様子だ。ゴールドシップはベールドインパクトの直ぐ後ろまで接近。しかし手応えはけっこう押して行っている。その内にマウントシャスタ。ヒストリカルはまだ後ろにいる。
前はメイショウカドマツが前に出て行く。その後のグループも前へと上がりつつある。後方グループも一気に差を詰めて来た。
直線に入って来た。先行集団との差がいっぺんになくなった後方組。ゴールドシップの白い馬体と鞍上内田Jが一生懸命に押している姿が見える。外廻りコースから内廻りコースとの空間を通過しだす。その時に内田Jが右ステッキを2発入れる。それに応えて馬が先頭に立った様子だ。内の狭い処をマウントシャスタが抜けてきているのが見える。
残り1ハロンとなって先頭となったゴールドシップ。内田Jのステッキが飛ぶ。完全に1馬身、2馬身と抜けて行く。内のマウントシャスタよりゴールドシップの真後ろから同じ様に伸びてきたロードアクレイムの伸びがいい。ユウキソルジャーが先行馬グループの中では粘っている。ヒストリカルもいい脚でロードアクレイムの外まで追い上げて来ていたのだが、直線半ばで内にもたれだして進出が止った。その後ろの内目ではカポーティスターが伸びきれてないのが見えた。内ではエーシングングンがけっこういい処まで上がって来ていた。
ゴールドシップは、抜け出して最後はもう流し気味のゴール。入った後で内田Jが股の下から後続を観ていた・・。
火曜の朝、坂路監視小屋には須貝師がいた。来る人、みんなから祝福の言葉が続く。《ケイコは失敗しただけに、ちょっぴり不安もあったんだ~》だったらしいが、あの強さには満足だった様子。これで本番もおおいに楽しみとなるものだ。
戦いが終わってまた感じさせられた事は、皐月賞馬と言う馬の格。そして重厚な競馬内容で秋緒戦を勝ち上がったゴールドシップ。いい意味でのズブさが、この後の菊花賞にきっと繋がるものだろうとの思いであった・・。
平林雅芳 (ひらばやし まさよし)
競馬専門紙『ホースニュース馬』にて競馬記者として30年余り活躍。フリーに転身してから、さらにその情報網を拡大し、関西ジョッキーとの間には、他と一線を画す強力なネットワークを築いている。
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