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平林雅芳の2歳戦回顧
2009/9/8(火)
土曜小倉1R
2歳未勝利・牝
芝1200m
勝ちタイム1.08.9
勝ち馬:スギノブロッサム(牝2、栗東・浅見厩舎)
最終週で日曜には総決算の2歳Sがある。
馬場コンディションを知る上でも大事な芝の同じ距離のレース。
朝一番から注目しておきたい競馬となった。
13頭が並んだゲートから、僅かに一番早く前へ出たのはペガサスガール。
今日3戦目で初めての芝となったが、先頭に踊り出て行った。
内に直ぐにトゥニーポート。
しかし最内からスリーボレー、そしてマルシゲコマンドの2頭が、ダッシュを利かせて前へと出て行った。
スリーボレーの行き脚が良く、内から先頭をうかがうが外のペガサスガールと並んでの先行となり、その直ぐ後ろにマルシゲコマンド、そして外から行き脚がついたヴェリタスローズが追走。
一旦下げたトゥニーポートが内で続き、少し離れて形でスギノブロッサムが7番手となった先行グループだ。
3コーナーを過ぎても、そんなに馬場の外目には進路を取らなかった。
しかし前半3Fが33.5と、けっこうなペースで前が飛ばした。
4コーナーを先頭で廻ったのはペガサスガール。
その後ろにスリーボレーとマルシゲコマンドが並んだが、外からのヴェリタスローズの勢いが良かった。
その後ろの少し内目に、トゥニーポートとスギノブロッサムが並んだが、外スギノブロッサムの手応えが良かった。
直線では、外へ出してヴェリタスローズが出たが、外から追い込んできたスギノブロッサムが並びかけた。
内目をついたトゥニーポートの外を、やっとエンジンのかかったアグネスクルーガが伸びてきたが、前までは届かない位置。
外のスギノブロッサムが、1馬身以上の差をつけて快勝。
2着ヴェリタスローズは、先行馬を追いかける形での内容だから、このラップでは仕方なしか。
3着アグネスクルーガは、直線の伸びはマズマズだったが、一番目立ったのは、最後に大外から強烈な脚を使って伸びてきたクニサキロンチーだった。
勝ったスギノブロッサムは、小倉に来ての3戦が全ていい脚を使っている。
特に前走は相手が悪かったようで、今日はその鬱憤を晴らしたかのような伸びであった。
小柄な馬だが、なかなかの切れであった。
そして時計も速い。だいぶ硬い馬場となっているようだ・・。
土曜小倉2R
2歳未勝利
芝1800m
勝ちタイム1.49.6
勝ち馬:マイネルゴルト(牡2、栗東・中村厩舎)
長い距離の2歳戦は当然のように先行有利。
それを絵に描いたような競馬で前に行った馬が入れ替わっただけの内容。
だが勝ったマイネルゴルトは坂路で51秒台をマークするようにケイコも動く馬で注目の1頭でもあった。
16頭もの大所帯となった1800芝のレース。
ゲートは、真ん中の⑤枠2頭がちょっとダッシュ鈍いスタートとなった。
最初のコーナーを先頭で廻ったのは、前走千二で2着のピカピカテッタ。
すぐ後ろをシゲルモトナリが続き、外目にマイネルゴルトが3番手。
2コーナーでは少し後ろを離して2馬身ぐらい水を開けたピカピカテッタ。
2番手が③枠の両馬が並んだ。内にシゲルモトナリ、外にマイネルゴルト。
3コーナー手前では、中団にいたマコトヴォイジャーがたまらず外目を上がって行き、3番手の外目に並んだ。
先頭は変わらずピカピカテッタだが、2番手には単独でマイネルゴルトが上がっていた。
千メートル通過が1.01.1だから、ゆったりの先行馬ペースとなっていた。
4コーナーへ入る前で、先頭を行くピカピカテッタの鞍上がチラッと後ろを見た。
手応えも十分だし、後ろの気配をうかがっていたのだろう。
そして直線入り口へ。
ここでちょっとピカピカテッタが外へ膨れかげんの廻り方をした。
その外へマイネルゴルトが並んできていたが、外へ持っていかれるような感じではなく、馬場の真ん中へと出てきた格好だ。
むしろその後ろで、少し離れた外目を廻っていた組が外へと膨れ気味となった。
直線では、外目にコースをとった前の2頭の勢いが良かった。
内のピカピカテッタが少しフラつき気味になっていたが、マイネルゴルトは我関せずの態で、前へ前と進んで行った。
最後はステッキも使わずに、鞍上が手綱を押しておしてのゴールだった。
2着にはピカピカテッタが1馬身まで水を開けられずに粘り、3着には4コーナーで内目を突いてきたシルクアーネストが伸びてきてはいたが、前までは届かない勢いであった。
この馬が、メンバー中で最速の上がり脚であったぐらい。
前へ行っていた馬のペースとなった競馬であった。
日曜小倉1R
2歳未勝利
芝1200m
勝ちタイム1.09.3
勝ち馬:トーコーブロンコ(牡2、栗東・湯窪厩舎)
初戦が道悪で、時計面こそ遅かったトーコーブロンコだが、内容は惜しまれるもの。
下馬評はともかくもファンの支持は高く、やはり1番人気に落ち着いた。
ゲートが開いた時に一番前にいたのはアイファーハイカラだったが、アッと言う間に内からテイエムバイタルにミヤジシェンロンが出て行った。
その後も、バンダムクラウスなどの追走馬も固まって前を追いかけた。
3コーナーを過ぎて、前はかなり飛ばしていた。
33.9と、けっこうなスピードであった。
前の先頭グループは、横一線に並び出してきた。
その一団の後ろに、トーコーブロンコがいい手応えで追走していた。
その内側にはマイネルガヴロシュが控えた。
4コーナーへ入る寸前には、いよいよ前が横並びとなった。
逃げた2頭のテイエムバイタル、ミャジシェンロンが内から並んだ。
その外にバンダムクラウスが続き、さらにその外へアイファーハイカラ、そして一番外へ進路を取って来たのがトーコーブロンコであった。
直線に入って、一歩前へと抜け出したのがバンダムクラウス。
それを、伸び脚がなかなかに良かったトーコーブロンコが、外からアッと言う間に抜き去り前へ出て、ゴール前はもう抑え気味で駆け抜けていた。
2着には、バンダムクラウスが余裕で粘っていた。
3着には、団子の後ろの内目を通っていたフライトハーンが、直線で前の馬を抜いて上がってきていた。
朝一番のレースだけに比較が出来ないが、時計の1.09.3は、前半がけっこうなペースだったにしては遅い時計。
外々を廻ったトーコーブロンコが最後は流し気味のゴールだっただけに、仕方ないものだろう。
切れ味はまずまずある馬だけに、これからも楽しみな馬だと思える勝ち馬だった・・。
日曜小倉4R
2歳新馬
芝1200m
勝ちタイム1.09.8
勝ち馬:アグネスティンクル(牡2、栗東・森厩舎)
逃げたケイエスケイトの2番手にスッとつけたアグネスティンクルが、最後も危なげない終い脚で後続をシャットアウト。
まずは完勝と言える内容だった。
スッと前に出たのがケイエスケイト。
それを外からすぐ後ろにつけたのがアグネスティンクル。
3コーナーでは、外にユキノヒーローも追い上げて追走していた。
前半3Fは34.2と、新馬戦らしいゆったりしたペースで流れた。
4コーナーへ向かったが、前のケイエスケイトの行きっぷりは悪くなく、軽快に飛ばした。
その外へ並びだしてきたアグネスティンクル。
その直後に、外へとアスカクリチャンも顔をうかがい出してきていた。
直線に入って、ケイエスケイトと、追うアグネスティンクルの争いとなった。
追いかけるアグネスティンクルが、鞍上の武豊Jはステッキも使わずに前を抜きゴールへと向った。
結局は、行ったケイエスケイトを、2番手から追いかけてアグネスティクルが交わした、行った行ったのレースとなった。
直線では、一瞬ライブリフライトがいい脚を使っていたが、最後直線1Fでは後ろからの馬に抜かれての5着と終った、悪くない内容でもあった。
2歳馬は、朝の1Rの勝ち時計が1.09.3。
そしてこの新馬戦の勝ち時計が1.09.8。
ともに武豊Jが勝ち名乗りをあげた馬であり、比較は彼だけが知っている事だろう。
後日ユックリと聞いてみたいものである・・。
2歳未勝利・牝
芝1200m
勝ちタイム1.08.9
勝ち馬:スギノブロッサム(牝2、栗東・浅見厩舎)
最終週で日曜には総決算の2歳Sがある。
馬場コンディションを知る上でも大事な芝の同じ距離のレース。
朝一番から注目しておきたい競馬となった。
13頭が並んだゲートから、僅かに一番早く前へ出たのはペガサスガール。
今日3戦目で初めての芝となったが、先頭に踊り出て行った。
内に直ぐにトゥニーポート。
しかし最内からスリーボレー、そしてマルシゲコマンドの2頭が、ダッシュを利かせて前へと出て行った。
スリーボレーの行き脚が良く、内から先頭をうかがうが外のペガサスガールと並んでの先行となり、その直ぐ後ろにマルシゲコマンド、そして外から行き脚がついたヴェリタスローズが追走。
一旦下げたトゥニーポートが内で続き、少し離れて形でスギノブロッサムが7番手となった先行グループだ。
3コーナーを過ぎても、そんなに馬場の外目には進路を取らなかった。
しかし前半3Fが33.5と、けっこうなペースで前が飛ばした。
4コーナーを先頭で廻ったのはペガサスガール。
その後ろにスリーボレーとマルシゲコマンドが並んだが、外からのヴェリタスローズの勢いが良かった。
その後ろの少し内目に、トゥニーポートとスギノブロッサムが並んだが、外スギノブロッサムの手応えが良かった。
直線では、外へ出してヴェリタスローズが出たが、外から追い込んできたスギノブロッサムが並びかけた。
内目をついたトゥニーポートの外を、やっとエンジンのかかったアグネスクルーガが伸びてきたが、前までは届かない位置。
外のスギノブロッサムが、1馬身以上の差をつけて快勝。
2着ヴェリタスローズは、先行馬を追いかける形での内容だから、このラップでは仕方なしか。
3着アグネスクルーガは、直線の伸びはマズマズだったが、一番目立ったのは、最後に大外から強烈な脚を使って伸びてきたクニサキロンチーだった。
勝ったスギノブロッサムは、小倉に来ての3戦が全ていい脚を使っている。
特に前走は相手が悪かったようで、今日はその鬱憤を晴らしたかのような伸びであった。
小柄な馬だが、なかなかの切れであった。
そして時計も速い。だいぶ硬い馬場となっているようだ・・。
土曜小倉2R
2歳未勝利
芝1800m
勝ちタイム1.49.6
勝ち馬:マイネルゴルト(牡2、栗東・中村厩舎)
長い距離の2歳戦は当然のように先行有利。
それを絵に描いたような競馬で前に行った馬が入れ替わっただけの内容。
だが勝ったマイネルゴルトは坂路で51秒台をマークするようにケイコも動く馬で注目の1頭でもあった。
16頭もの大所帯となった1800芝のレース。
ゲートは、真ん中の⑤枠2頭がちょっとダッシュ鈍いスタートとなった。
最初のコーナーを先頭で廻ったのは、前走千二で2着のピカピカテッタ。
すぐ後ろをシゲルモトナリが続き、外目にマイネルゴルトが3番手。
2コーナーでは少し後ろを離して2馬身ぐらい水を開けたピカピカテッタ。
2番手が③枠の両馬が並んだ。内にシゲルモトナリ、外にマイネルゴルト。
3コーナー手前では、中団にいたマコトヴォイジャーがたまらず外目を上がって行き、3番手の外目に並んだ。
先頭は変わらずピカピカテッタだが、2番手には単独でマイネルゴルトが上がっていた。
千メートル通過が1.01.1だから、ゆったりの先行馬ペースとなっていた。
4コーナーへ入る前で、先頭を行くピカピカテッタの鞍上がチラッと後ろを見た。
手応えも十分だし、後ろの気配をうかがっていたのだろう。
そして直線入り口へ。
ここでちょっとピカピカテッタが外へ膨れかげんの廻り方をした。
その外へマイネルゴルトが並んできていたが、外へ持っていかれるような感じではなく、馬場の真ん中へと出てきた格好だ。
むしろその後ろで、少し離れた外目を廻っていた組が外へと膨れ気味となった。
直線では、外目にコースをとった前の2頭の勢いが良かった。
内のピカピカテッタが少しフラつき気味になっていたが、マイネルゴルトは我関せずの態で、前へ前と進んで行った。
最後はステッキも使わずに、鞍上が手綱を押しておしてのゴールだった。
2着にはピカピカテッタが1馬身まで水を開けられずに粘り、3着には4コーナーで内目を突いてきたシルクアーネストが伸びてきてはいたが、前までは届かない勢いであった。
この馬が、メンバー中で最速の上がり脚であったぐらい。
前へ行っていた馬のペースとなった競馬であった。
日曜小倉1R
2歳未勝利
芝1200m
勝ちタイム1.09.3
勝ち馬:トーコーブロンコ(牡2、栗東・湯窪厩舎)
初戦が道悪で、時計面こそ遅かったトーコーブロンコだが、内容は惜しまれるもの。
下馬評はともかくもファンの支持は高く、やはり1番人気に落ち着いた。
ゲートが開いた時に一番前にいたのはアイファーハイカラだったが、アッと言う間に内からテイエムバイタルにミヤジシェンロンが出て行った。
その後も、バンダムクラウスなどの追走馬も固まって前を追いかけた。
3コーナーを過ぎて、前はかなり飛ばしていた。
33.9と、けっこうなスピードであった。
前の先頭グループは、横一線に並び出してきた。
その一団の後ろに、トーコーブロンコがいい手応えで追走していた。
その内側にはマイネルガヴロシュが控えた。
4コーナーへ入る寸前には、いよいよ前が横並びとなった。
逃げた2頭のテイエムバイタル、ミャジシェンロンが内から並んだ。
その外にバンダムクラウスが続き、さらにその外へアイファーハイカラ、そして一番外へ進路を取って来たのがトーコーブロンコであった。
直線に入って、一歩前へと抜け出したのがバンダムクラウス。
それを、伸び脚がなかなかに良かったトーコーブロンコが、外からアッと言う間に抜き去り前へ出て、ゴール前はもう抑え気味で駆け抜けていた。
2着には、バンダムクラウスが余裕で粘っていた。
3着には、団子の後ろの内目を通っていたフライトハーンが、直線で前の馬を抜いて上がってきていた。
朝一番のレースだけに比較が出来ないが、時計の1.09.3は、前半がけっこうなペースだったにしては遅い時計。
外々を廻ったトーコーブロンコが最後は流し気味のゴールだっただけに、仕方ないものだろう。
切れ味はまずまずある馬だけに、これからも楽しみな馬だと思える勝ち馬だった・・。
日曜小倉4R
2歳新馬
芝1200m
勝ちタイム1.09.8
勝ち馬:アグネスティンクル(牡2、栗東・森厩舎)
逃げたケイエスケイトの2番手にスッとつけたアグネスティンクルが、最後も危なげない終い脚で後続をシャットアウト。
まずは完勝と言える内容だった。
スッと前に出たのがケイエスケイト。
それを外からすぐ後ろにつけたのがアグネスティンクル。
3コーナーでは、外にユキノヒーローも追い上げて追走していた。
前半3Fは34.2と、新馬戦らしいゆったりしたペースで流れた。
4コーナーへ向かったが、前のケイエスケイトの行きっぷりは悪くなく、軽快に飛ばした。
その外へ並びだしてきたアグネスティンクル。
その直後に、外へとアスカクリチャンも顔をうかがい出してきていた。
直線に入って、ケイエスケイトと、追うアグネスティンクルの争いとなった。
追いかけるアグネスティンクルが、鞍上の武豊Jはステッキも使わずに前を抜きゴールへと向った。
結局は、行ったケイエスケイトを、2番手から追いかけてアグネスティクルが交わした、行った行ったのレースとなった。
直線では、一瞬ライブリフライトがいい脚を使っていたが、最後直線1Fでは後ろからの馬に抜かれての5着と終った、悪くない内容でもあった。
2歳馬は、朝の1Rの勝ち時計が1.09.3。
そしてこの新馬戦の勝ち時計が1.09.8。
ともに武豊Jが勝ち名乗りをあげた馬であり、比較は彼だけが知っている事だろう。
後日ユックリと聞いてみたいものである・・。
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