【小倉記念】夏馬ミキノバンジョー「上手く展開が向けば」

6日、小倉記念(G3)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。ミキノバンジョー(牡7、栗東・大橋厩舎)は2週続けて幸英明騎手が手綱をとって、Pコースを単走での追い切り。終い重点でじっくりとペースアップすると、6F83.3-65.7-50.7-37.0-11.3秒をマークした。

「全体時計はそんなに速くありませんが、行き出してからの反応が良いです。やはりこの時季が合うのでしょうね」と幸騎手。7歳という年齢を感じさせない活気ある動きに、鞍上も合格点を与えた。

前走の七夕賞はメイショウナルトの後方でレースを進め、3角では2番手通過も、直線で勝ち馬に突き放されて5着。しかし、6戦連続で掲示板を外していた近走を考えれば、重賞での掲示板確保は光明を見出す一戦だったといえよう。

「前走でもそこそこ頑張れていたし、小倉は実績があるコース。上手く展開が向けばいいですね」と同騎手は語るが、全7勝中4勝が小倉でのものと、コース替わりはプラス。台風11号接近による馬場悪化も想定されるが、昨夏も小倉で重馬場の一戦を制したように、道悪適性もあり。勝ち馬とのハンデ差も縮まるように、好条件が揃う今回、一矢を報いる一戦になるか。