05年の秋華賞馬 エアメサイアが放牧中の事故で亡くなる

2005年の秋華賞馬で、引退後は繁殖入りしていたエアメサイア(牝12)が12日、供用されていた北海道千歳市の社台ファームにて、放牧中の事故で死亡したことが発表された。

栗東・伊藤雄二厩舎より04年の秋にデビューし、翌年は牝馬三冠路線を歩んだエアメサイア。桜花賞はラインクラフトの4着に、オークスではシーザリオからクビ差の2着に惜敗。しかし、最後の一冠が懸かった秋華賞では、ラインクラフトをゴール前で差し切り優勝。念願のG1タイトルを手にした。その後もヴィクトリアマイルで2着と健闘。デビューから一貫して武豊騎手とコンビを組み、引退までの12戦で一度も掲示板を外さない堅実な走りで、牝馬戦線を大いに沸かせた。

今年誕生した牡馬(父キングカメハメハ)が最後の仔となる。なお、明日13日(土)の阪神3Rには産駒のエアカページ(牡3、栗東・笹田厩舎)が出走を予定している。

【社台ファーム・池田充場長のコメント】
「繁殖牝馬として、まだまだこれからと思っていた矢先の出来事で、残念でなりません。ご冥福をお祈りいたします。ご声援いただいたファンの皆様にこの場を借りて厚く御礼申し上げます」

エアメサイア(牝12)
父:サンデーサイレンス
母:エアデジャヴー
母父:ノーザンテースト
通算成績:12戦4勝
重賞勝利:
05年秋華賞(G1)
05年ローズS(G2)