追い比べ制しジャストドゥイングが連勝…芙蓉S

9月28日(日)、3回新潟6日目9Rで芙蓉ステークス(芝1800m)が行なわれ、北村宏司騎手騎乗の4番人気・ジャストドゥイング(牡2、栗東・中竹厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:52.8(良)。

2着には半馬身差で1番人気・ロジチャリス(牡2、美浦・国枝厩舎)、3着には3/4馬身差で2番人気・ストリートキャップ(牡2、美浦・斎藤誠厩舎)が続いて入線した。

ロジチャリスが好スタートからハナを切るも、アドマイヤピンクが内から押してすぐに先頭に立つ。さらにストリートキャップ、ジャストドゥイングが続き、道中では8頭が縦一列に。ゆったりとした流れから直線を向くと、ジャストドゥイング、ロジチャリス、ストリートキャップの3頭が並んで抜け出す。最後までもつれる叩き合いとなったが、最後のひと伸びを見せた内のジャストドゥイングが差し切り勝ち。

勝ったジャストドゥイングは祖母に小倉3歳S3着のクイーンリザーブがいる血統。新馬戦こそ、後に札幌2歳Sを制するブライトエンブレムの2着に敗れたものの、続く未勝利戦では快勝。連勝でのオープン特別勝ちとなった。
馬主は前田晋二氏、生産者は新冠の株式会社ノースヒルズ。馬名の意味由来は「やるしかない」。

1着 ジャストドゥイング(北村宏騎手)
「スローペースのなか、有力馬が前目で固まって進んでいたので、仕掛けるタイミングを逃さないように心がけた。追って浮き上がる感じのフォームなのに、ぐんぐん伸びてくれたよ。前半で力が抜け、沈み込むようになれば、もっといい脚を使えそうだね」

(中竹和也調教師)
「前走はかかっていましたが、うまく折り合いが付いたのは収穫です。ヨーイドンの瞬発力比べも合っていますね。次走は様子を見て決めたいと思いますが、重賞でも楽しみが広がります」

2着 ロジチャリス(蛯名騎手)
「まだ乗り難しさも残るので、プレッシャーがかからないよう、我慢させた。もうひと伸びできなかったとはいえ、これから良くなる余地はたっぷり。素材は確かだよ」

3着 ストリートキャップ(戸崎騎手)
「いい馬です。いったん先頭に立ちましたし、能力は秘めている。最後に甘くなったのは、プラス12キロの影響でしょう」

5着 シゲルケンカヤマ(丸田騎手)
「ピリピリしがちなタイプですが、さらにうるささを増しています。それでも、折り合いには進境を見せました。北海道から帰り、また新潟への輸送がありましたからね。消耗があったと思いますよ」

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ジャストドゥイング
(牡2、栗東・中竹厩舎)
父:ゼンノロブロイ
母:ストラテジー
母父:フレンチデピュティ
通算成績:3戦2勝

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