トピックスTopics
【4回京都】レッドベルダ…小平奈由木の注目新馬レポート
2014/10/28(火)
レッドベルダ(牝2、栗東・安田厩舎)
父:ディープインパクト
母:エリモピクシー
母父:ダンシングブレーヴ
稀代のスーパーホースであり、スタリオン入りしてからも日本競馬を牽引するディープインパクトの産駒。史上最速のスピードで勝ち鞍を量産している。JRAの重賞勝利数は早くも70勝を突破した。現3歳でもハープスター(桜花賞)、ミッキーアイル(NHKマイルC)、ショウナンパンドラ(秋華賞)がG1を奪取。来春のクラシックへも大挙して臨むこととなろう。
母エリモピクシーはダンシングブレーヴの肌。7勝をマークし、重賞での3着が3回もある。その全姉にはエリザベス女王杯を制したエリモシック(4勝)もいて、底力に富む一族だ。同馬の半兄にリディル(デイリー杯2歳S、スワンS)、クラレント(デイリー杯2歳Sなど重賞を現6勝、NHKマイルC3着)、レッドアリオン(現4勝、ニュージーランドT2着)。サトノルパン(現2勝、ファルコンS2着)は全兄にあたる。東京サラブレッドクラブにラインナップ。募集総額8000万円だった。
ノーザンファーム空港で順調にペースアップ。9月13日、栗東に入厩した。デリケートな精神面に配慮しながらゲート練習を進め、10月9日の試験をパス。本格的な追い切りに移行してからも飼い食いが落ちることもなく、青写真どおりに調整が進んだ。中身はきちんとできている。力の要る坂路での動きは目立たないが、この血らしいバネが利いたフットワーク。軽い芝で非凡な瞬発力を発揮するに違いない。
いよいよ11月1日(土)、京都の芝1600mに初登場する。鞍上は福永祐一騎手。
小平 奈由木(こだいら なゆき)
早稲田大学日本語研究教育センターに勤務した後、競馬関係に進む。競馬専門紙「1馬」の記者、法人馬主「サラブレッドクラブラフィアン」のレーシングマネージャーなどを経て、現在はフリーランス。業界のキャリアは 20年近くになり、生産・育成現場からトレセンまで精通。
月刊誌「競馬最強の法則」の人気コーナー「トレセン最前線」をはじめ、幅広い知識を生かしたエッセーが評判 になっている。
- すべて
- 攻略レポート
- レース
- トピックス
- インタビュー
- 2025/8/1(金) アイビスSDはテン乗りの騎乗馬と格上挑戦!【戸崎圭太コラム】
- 2025/8/1(金) 夏を楽しみましょう!!【高田潤コラム】
- 2025/8/1(金) 【アイビスサマーダッシュ】前走は致命的不利!メルマガ限定「ワケアリ推奨馬」を限定公開
- 2025/8/2(土) 【アイビスサマーダッシュ】ライオンボス以来不振!「韋駄天S勝ち馬」のトレンド変化に要注意
- 2025/8/2(土) 【クイーンS】今年は1頭だけ!夏の難解牝馬G3で馬券率5割弱に迫る軸馬候補
- 2025/8/1(金) まるで赤ちゃん!?驚異の睡眠力と早寝早起きで3週連続勝利に挑む!【永島まなみ騎手コラム】
- 2025/7/31(木) 新馬、未勝利と力が入ります【柴田大知コラム】
- 2025/7/31(木) 【アイビスサマーダッシュ】重賞最強データ!夏の名物1000m直線でも適性を見せる俊足血統